ニューヨーク滞在記①

Aug/24/2008 SUN 晴れ

睡眠6:15→9:00、21:30→1:00

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1:00に目覚めて空港のトイレに立つ。いやぁ、立ってする便器の股上が、高い、高い。きっと日本人の半分はあの高さじゃあ届かないよ。ニューヨークに降り立った日本の男の大半は、まず空港ではじかれるっていうね(笑)

空港は24時間開放されているらしかった。お土産屋さんや食べ物屋さん自体は閉まっているものの、通路は夜通し明るく照らされていて、寂しくない。俺らのようにテーブルに座って朝を待つ外国人もチラホラと見られた。そんななか、俺は相方の待つフードコートに戻り、しばし落ち着いてノートパソコンを開いて、日記を書くことに集中する。

そして、3:30まで相方の買った情報誌を熟読して、暇つぶしにニューヨークの歴史なんかを学んだりして過ごすことにした。市の中心にあるセントラルパークは、大きくて歴史ある公園のようだった。相方の雑誌は、特にお店の情報に富んでいて、圧倒的に情報量が多かった。俺のガイドブックは写真が多くてビジュアル的には楽しめるんだけれど、薄っぺらく、1ヶ月分の情報は到底得られそうにない。

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もう明け方の4:00近くだ。少し寝ておかないと、時差ボケか寝不足化かで明日がキツいかも知れない。それでも空き時間を見つけるたびに、また30分ほど日記を書いた。日記を書きながらここまでを振り返るに、アメリカはやはり完全に英語の国だということなのだ。この国では否が応でも外国人と対話をしなければ生きていけない。外国人とのやり取りを避けてしまうと、レジで買いたい物すら買えなくなってしまう。

いやぁー、間違えや恥をかいたりするのが、怖い。でも、そこに躊躇してしまってはいけない。次に海外に来るときまでには、レジで冗談の一つでも飛ばせるようになってやるんだ。きっと、帰国直前の俺は「帰りたくない、もうちょっといたかった」って思うんだと思う。だったら今のうちから、最大限を楽しまなくっちゃいけないんだな。

それから、5:00まで相方と今日の行き先について話し合った。相方は取りあえず初日には、高いところからニューヨークの街を見下ろしたいと提案してきた。これは名案だ。初日に街全体を眺めて、ニューヨークの全体図を掴もうではないか。帰りにも高いビルに上って、ニューヨークの夕陽とバイバイするっていう計画があったので、今日は2番目に高いビルに登ろうと思った。取りあえず2人で話し合った結果、ラガーディア空港からマンハッタンに向けてM60というバスに乗って、30分ほどかけてハーレムと呼ばれる少し治安の悪いと言われている地区でニューヨーク入りして、降りることに決めた。それがここからマンハッタンに入るための、最短のルートのように思われたのだった。

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5:00を回ると、2人は朝食を食べるためにフードコートを立って、そろそろと移動を始めたのだった。朝食の時間になったのだ。センターターミナルの西ウィングにも別のフードコートがあったので、取りあえず西ウィングに移動してみることにした。んでできたてのパンをずらっと並べた美味しそうなパン屋さんが見かけられたので、俺はチーズと卵を混ぜてハムとパンで包んだパンを注文することに決めた。今回はメニューの名前を看板から類推することをしなかった。「This one.」と指差して注文した。今回は特に注文の上でトラブルはなかった。店員のお姉さんも違和感なく、指定したパンを大きなオーブントースターで温めてくれた。ティーパックの紅茶もプラスして、6.69ドルを支払った。余裕を持って1セントを消化しながらお釣りをきれいにもらえるように済ませれた。

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パンはチーズと卵との食感がふんわりと絡み合っていて、美味しかった。生地もモチモチしていて歯ごたえがいい。このお店は、よく見ると昨日の夜に食べたピザ屋さんと同じ名前のお店だった。なんだ、フェーマスファミリアはアメリカでは有名な、ピザ屋のチェーン店なのかも知れない。

紅茶をすすり終えたころに、相方がしばらくゆっくりしたいと切り出してきた。相方は時差ボケのようで、イマイチ元気が見られない。そこで、昨夜の中央のフードコートに戻って相方を休ませて、せっかくなのでその間にしばらく俺は一人で空港内を散策することにした。ぶらぶらとセンターターミナルの中を放浪して歩く。もう、一部のお店ではシャッターが上げられ、営業が始められているようであった。お土産屋さんでアメリカの物価や土産物の相場を想像してみたり、本屋でどのような本が流行っているのかをチェックして歩いたりなんかをして過ごした。本屋ではSUDOKU(日本発の「数独」)が流行っているようだった。本棚は日本と同じように、すべてのジャンルの書物が、学問やエッセイ、ビジネス書や雑誌、アニメなどと、分類して陳列されていた。ビジネス書のコーナーでは、お金の稼ぎ方や時間の使い方についての本をパラパラとめくってみた。どの本も挿絵が1つもなく、文字列の羅列ばかりの本だった。一見して分かりづらそうで、つまらなそうだ。最後に雑誌コーナーでアメリカの芸能人の顔やスタイルを見て回る。やはりどんな時代の世の中でも、左右に均整のとれた顔が美男美女と呼ばれるようだ。万国共通のイケメンの定義を少し理解できたような気分で、ふらふらと冷やかした店を後にした。

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約束の7:30になったので、相方の突っ伏せるフードコートに戻った。彼は少し休めたようで、頭も少し冴えてきたようだった。しかし、まだ完全に元気ではない。それでも相方はバスに乗ろうと言ったので、2人でM60のバス乗り場まで移動することにした。そして、外のバス停にて30分ほどバスを待ちながら、ボーっと過ごした。

バス乗り場の近くには、「支払いは”exact charge(no papers, pennies, half )”」と書いてある柱があった。相方が推測するに、どうやらそれは「25セントを8枚で支払うように」と記してあるようであった。確かに、文法的には「ぴったりの料金(ドルはダメ、1セントもダメ、50セントもダメ)」と読み取れる。しかし、25セントを8枚で支払うような決まりなら、そういう風にちゃんと書けば良い。2人で当惑してじっとしていると、相方は、今度は別の柱に「バスの支払いは現金ならターミナル内で両替できる」と書いてあることに気がついた。そこで、彼の意見が正しいと判断して、その看板の示すターミナルに戻ってみることになった。すると、そこには1ドルか5ドル札を25セントに両替する両替機が立っていたのだ。おお、25セントを8枚払うってのは本当だったんだ!そこで俺たちは1ドルの新札を2枚くずして、25セント硬貨を8枚ずつ入手した。これでバスの支払いができる。

俺は普段からなんとなくで動くことが多いから、必ず英文を読んできちんと意味を理解する癖をつけなくちゃあいけない。今回ももし1人で行動してたら、うわっつらの安易な行動は、確実に危険だった。

ひとまず安心してバス停に戻って、柱をもう一度よく読み返してみる。すると先ほどの看板の下に、「メトロカードであればターミナル内のニューススタンドで手に入る」と書いてあったのだった。

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メトロカードとは、ニューヨーク市内の地下鉄やバスで使える共通のカードのことであった。それは事前に読んでいたガイドブックによると76ドルで買えて、1ヶ月間マンハッタン市内の地下鉄とバスを乗り放題できるという、旅行者にとって大変お得なカードのことであったのだ。

俺らは元々そのカードを買う予定だったので、再びターミナル内に戻って、そのニューススタンドとやらを探して歩くことにした。案内図を駆使して、行ったり来たりを繰り返して、やっとのことで目的のスタンドにたどり着くことができた。そこでスタンドのおじさんに、カードについて話しかけてみた。すると、「ここには30日用のカードは置いていない」とあっさりと断られてしまったのだった。なので、ここでは必然的に、メトロカードは購入しないことになった。

結局、なんだかんだで、当初の話し合いでは7:30に出発するはずだったはずのバスが、1時費やして8:30に乗るハメになってしまった。今日は早めの出発を予定していたので、助かった。これからも、何が起こるか分からないから、早めはやめの行動を大事にしようと思う。

やっとのことで現れたM66のバスに乗り込んで、さも知ってますよ的な表情をして、前の人に倣って25セントを8枚、バス車内の機械に投入して、バスに乗り込んだ。ガイドブックによると、ニューヨークの市内のバスは、一律2ドルでどこまででも乗れる決まりになっている。乗客は前のドアから乗車して、運賃を先払いする。そして、降車は後ろのドアからするという仕組みであった。また、バスの前後のドアの間は、優先席だ。そいこらを避けて座るとよい。

市内に向かうバスは、車窓に外国の町並みを映して走った。ここは確実にアメリカだ。ここに広がるのは、日本にはない海外の風景だ。そこでは道路も草木も、はたまた車や人物までもが日本とは違う歴史を物語っていた。今まで行ったことのある海外の中では、バリ島やジャカルタというよりは、乾燥して熱射の強い、オーストラリアに近い街並みだった。車は右側通行で、信号は「止まれ」がオレンジ色の手のひらで、「歩け」が歩く白い人間で表されているのだった。

これらはきっと、ここに住んでいる人にとっては当たり前の光景に違いない。しかし、初めてアメリカにやって来た俺にとっては、それらのどの景色も特別な映り方をするのだ。そんな新鮮な刺激をきっかけに、何か思いつくことがあれば、それはアイデアになりそうだ。率先して多くを見て、多くを感じようと改めて心に誓ったのだった。

ニューヨークの乗客は、互いに初めましての関係であっても、気軽に声をかけて日常的な会話を楽しむ傾向にあるようだった。さっきから若い外国人たちが、初対面にもかかわらず他愛もない会話に混じりあって楽しんでいる。そんな中でも俺は、気を抜いたりボーっとしたりせずに、彼らが何を喋っているのかにこっそり聞き耳を立てていた。こういう状況でも、せっかくの機会を利用して、リスニングの能力をつけておきたい。んで、理解して使えそうなフレーズがあった場合には率先して盗もうと思う。ここでは本場で使える英語がぎょうさん流れているのだ。今回は「Do you wanna seat?」と席を譲るおばさんがいた。よし、それ、頂き。いつか使ってやるぜー。

途中、道路の向こうに墓地が見えた。天使のオブジェが墓石にくっついていて、なかなかユニークな代物だった。日本にはありそうもない、一度も見たことがないような造りのお墓だった。

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ニューヨークは①マンハッタン、②ブルックリン、③クイーンズ、④ブロンクス、⑤スタテンアイランドの5つの区に別れている。ラガーディア空港はクイーンズにあるから、もうここは既にニューヨークなのだ。

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