ニューヨーク滞在記⑬

Aug/31/2008 THU 快晴

睡眠0:00→8:00

「グッドモーニング、ニューヨーク」、今朝の目覚めは最高だ。またしても、相方は寝ている様子だ。寝ている相方を起こさないように、そおっとベッドから飛び降りて、シャワー室前の流し台へと抜け出して、洗顔や髭剃り、歯磨きやコンタクトレンズの装着なんかをおっぱじめる。今日はユウキとアウトレットでブランドショップを回るので、服装には気を遣わなければならない。そのため、恥のないようにラルフローレンを身にまとって気取ってなんかみせてみる。まだユウキとの約束まで少し余裕がある。久しぶりにトイレの個室に篭もることにするか。そうそう、トイレに入ってじっとしていて分かったもんだ。外国人は朝のシャワーが多い。朝のシャワー室は3つともいつも満室だし、4つある流しもたいてい髭剃りの外国人たちで混み合っているのだ。

そして、トイレは水を流すのが一苦労だった。レバーがあまりよく仕事をしてくれない。そういえばホテルのエレベーターもボタンの押しが甘くて、強く押さないと反応しないことが多くあったのを思い出した。LSIのエレベーターもボタンの反応が悪かった、駅構内のエスカレーターなんかは止まっているのも見かけたこともあったのだった。こっちの機械は、どうやら日本のようにしっかりと作られていないようなのであった。

準備を済ませて9:00に、待ち合わせの例の地球儀の下へと向かった。今日も晴天だ。ガラス張りのタイムワーナーセンターが日の光を反射して眩しい。しかし、ユウキは今日もまだやって来てはくれていなかったのだった。

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今日は遠くに買い物に行くので、待ち合わせをかなり早い時間帯に設定したのだった。しかし、約束を30分過ぎた9:30になっても、ユウキは一向に現れない。

待ち合わせから1時間待って、10:00になって朝食の頃合いになったので、待ち合わせ場所をこっそり抜け出して、一人でタイムワーナーセンター地下のホールフーズに食糧の調達に行ってみることにした。そこで、シザーサラダ3.29ドルとカップケーキ3.49ドルを購入して、地球儀の下に戻って食べながら引き続きユウキを待つことに決めた。

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炎天下で待つこと1時間半、時刻は10:30を回った。そこに、ついに、ついに息を切らしたユウキが現れたのだった。彼はもう俺は待ってないと思っていたらしかったんだけど、取りあえず待ち合わせの場所に来たらしかった。原因は寝坊だった。待ち合わせは俺にとってはすぐそこだけど、彼にとっては1時間のところで、遠くから来てくれてるんだから、時間に遅れるのは仕方がない。ハチ公の俺は今日も、ニューヨーク情報誌とパソコンを広げて、日記を書いて待ち時間を潰していたのだった。自分でも、打ち込み切れない日記に追われていたので、待っていることはあまり苦ではなかった。というより、正直待っていることすら忘れるほどに集中した日記の時間だったのだ。彼は携帯を持っていない。公衆からの、日本の携帯電話への電話の掛け方もは、よく分らない。だから連絡ができないのは十分承知の上であった。約束のためには待つしかなかった。今日もごみごみしてない、閑静なところを待ち合わせ場所に指定しておいて良かったなぁ。

時間が勿体なかったので、合流するとすぐにレッドラインで2駅隣りのタイムズスクエア駅まで移動して、8番街と42St.が交わるところにあるポートオーソリティーバスターミナルの2階に向かった。そこで、昨日の情報誌の言っていたとおりに、ウッドベリーコモンプレミアムアウトレットまでの、往復のバスのチケットを購入する。往復のバス代は40ドルだった。きっと、郊外に激安の買い物をするためなんだから、バス代は少々高くても納得できるっしょ?って魂胆なんだな。

ウッドベリーコモンプレミアムアウトレットは、ニューヨークの島の中にはなかった。次のバスは11:30からの出発ということだったので、それまでの30分の間に、一端外に出て、ユウキの昼ごはんを買いに行くことにした。ユウキは遅い朝ご飯を、そして俺はおやつにポテトチップスを99セントで購入して、トイレを済ませてターミナル3階のバスに乗り込んだ。バスはすぐに高速道路に入って、そして60分近くをかけて大陸を北上し、郊外まで俺らを運んでいった。うーん、このぐらいの距離じゃあ片道2000円でも妥当なところなのかなぁ。

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昼まっただなかの12:30に、目的地のアウトレットに無事に到達する。アウトレットは遠かった。そして、ただただ広いところだった。店舗を成した家が連なって集落のように並んでいて、集落の中心にはフードコートが存在している。アウトレットという名の陸の孤島は、しばしの間ショッピングを楽しませ、そして疲れたらフードコートでもさらにお金を落とさせるという策略の構造なのだ。

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ほとんどの品物は半額以下で、噂どおり本当に、大変にお安かった。アウトレットはブランド好きの、特におばさまなんかの女性にとっては、格好でたまらない買い物場所に違いなかった。しかし、男の俺らにとっては、ノリータやソーホーで味わった屈辱を、再び味わうことであった。商品のサイズは大きく、そこにあるのはやはり無地、ストライプ、ボーダーなどの地味な配色が陳列されているのだ。たまに見かけてもごちゃごちゃした柄のものは骸骨などのレイアウトのものばかりであった。今日はとても期待して、よしお金を散財してやるぜ!と意気込んでここまでやってきたのだ。しかも文字通り、はるばると。やはり、もうニューヨークにはファッションにおいて期待はできなさそうであった。ラルフローレンのような無地ばっかり。何がアメカジなんだろう、日本で買い物したほうがよっぽど自分に合った服が買えるじゃないか。そういえば前に、クラスメートのモエが、ウッドベリーコモンプレミアムアウトレット?うわーチョー行きたい、今度行こう。なんて言ってたのが思い出される。いや、ホント、何もないっすわ。

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途中、俺は、やっぱり買えるのはジーパンだけかな、ってことで、気に入ったジーパンを探すことにした。こんなところでは、サイズが合うのはジーパンぐらいなもんなんだろう。一つ見つけて履き試すと、ちょうど良かったので即決で、20.81ドルで買った。これはとても安かった。柄が気に入ってサイズが合ったら即買いなのだ。やはり、ジーパンは日本と同じような規格があるので、アメリカでも問題なく買える。トミーフィルフィガーっていう名前のお店は、メンズ、レディース、キッズなどで展開していて、古き良きアメリカって感じの、良さそうなお店だった。

一方のユウキはというと、いや、やはり同様に何も買えずにいたのであった。往復40ドルにしたって、商品に全く期待ができない。ジーパンに関しては、彼は気に入ったブランドがあったようで、そこの生デニムを探して歩いていた。ユウキには服の種類や着こなし方を教えてもらった。彼の談義はすごく参考になった。俺はグレーのジーパン、ベスト、アクセサリー、ネックレス、ナロータイ、グレーのチェックのスーツ地のスラックス、カーディガンなどを持っていない。まだまだファッションに開拓の余地がある。そういえば相方も、俺に白いシャツを買った方が良いって教えてくれてたなぁ。

昼はフードコートにあるメキシコ料理店で6.00ドルのラップチキンとカレーを食べた。カレーはブラックビーンとスパイシーなルーにパサパサしたタイ米だった。一緒に注文したラージサイズのファンタオレンジと、無料でおかわりをしたコーラは、俺のお腹をイッキに水っ腹に変えたのだった。

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食事を片付けたあとは、引き続き残った体力で、文字通り脚が棒になるまでアウトレット中を歩き回った。最後は時間との戦いになって、ヘトヘトになってでもなんとか半日で、アウトレットを一通り視界に入れたようであった。俺達は、荷物少なくして、帰りの18:50のバス停に並ぶ結果となってしまった。それなのに周りの家族連れたちは、大きな紙袋をいくつも抱えているっていうね…。俺はジーパン1枚、ユウキに至っては来たときと同じまんまの恰好だった。

帰りのバスは途中、渋滞に巻き込まれたようだった。けれど、その間に俺はウトウトできた。バスは90分かけて、もと来たマンハッタンへと帰っていく。まだ薄暗かった景色も、気がつけばもう真っ暗だ。

20:30にポートオーソリティーバスターミナルにバスが到着する。ポートオーソリティーバスターミナルは、マンハッタンで最大のバスターミナルだ。ターミナル内には1階にいくつかのお店があって、その中の一つにクリスタルフォトという、何方向かから写真を撮ってガラスの中に自分の顔を、レーザーで彫刻できるという技術のお店があった。こんなのはすっごい記念になるんだろうなー。でも、やっぱりそれなりに、高そうだった。

他にもターミナル1階の玄関には、自動で開閉する自動ドアがあった。このドアは横にスライドするのではなく、どこでもドアのようなドアが、人に反応して前後に開閉するというものだった。これは、絶対に日本にはない面白い自動ドアだった。帰りにはハリーポッターの魔法をイメージして、カッコつけてドアを開けてみる。

バスターミナルから歩いて向かったタイムズスクエア駅で、ユウキを見送る。今日は疲れていたんだけれど、歩いてホテルまで帰ってみる気分になった。まだ帰るには少し時間に余裕があったので、マンハッタンの夜景を見ながら歩いて帰る。8Ave.とブロードウェイを使って北上しつつ、道路沿いに並んでいたお土産屋さんにちょくちょく入ってみたりしながら、帰りまでに買っておきたいお土産の検討しながら、相場を調査して突き進む。そして、結局、酒屋さんでカクテルを2本(各3.50)買って、部屋に戻ったのであった。

21:00にYMCAに戻ると、またもや15分前に戻った相方がいたのであった。気が合う。本当に気が合う。門限なんて定めていないのに、毎日同じ時間に帰ってくるなんて、なんて気が合うのだろう。

ということで、俺が買ってきたお酒を1本ずつ開けて、一本を相方に渡して、しばし歓談をするのだった。

2時間ほどまったりした後に、23:00に明日の朝食を買出しに行くことになった。いつものデュアンリードでハニー味のシリアル2.79ドルと1/2ガロンのミルク7.98ドルを購入する。本当はお酒も購入したかったんだけど、よさそうなのが見当たらなかった。あと、毎回お手紙コーナーで、彼女への手紙の原紙を探すんだけれど、あまり納得のいくものが見つからないのだ。んで、23:45に部屋に戻って、日記の続きを書き始めるのであった。

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相方は、今日は教会でお説教を聞いたんだって。教会では毎週、礼拝の日曜日にはお説教があって、牧師さんが説教をしてくれるというのだ。彼はそこで外国人と会話をしたり、その後セントラルパークで浮浪者っぽい人と話をしたりしたようだ。明日も彼に会いに行くんだって言ってた。良かった良かった。なんだか、面白そうでなによりだったぜ。その教会はオススメらしく、来週にでも行ってみなって言われた。

微妙なほろ酔い気分で0:30に寝ることにする。今日は疲れちゃったからもうシャワーはいいや。明日早起きしてサッサと入ろう。明日は月曜日だけども、勤労感謝の日なので学校は休みだった。俺はまた9時にユウキと地球儀で、今度は自由の女神を見に行く予定にしたのだ。

昨日今日と、ユウキとばかり行動していて、相方とは日中の行動を共にしていない。俺は行きたい所を羅列してガチガチ行動していく人間なので、ユウキと予定だの行き先だのを決めちゃって、すぐに約束を取り付けてしまうのだ。相方は一人で思い立ったところにフラッと出かけるのが好きなので、特に一緒にいなくてもお互いに気にならないと思っている。もう、高校からの長い付き合いなのでよくお互いにわかっている。相方も楽しそうなので、まぁあまり干渉しすぎることない感じでってことで、お互いに充実した生活を送れれば良いと思う。

さぁて、果たしてユウキは明日ちゃんと来てくれるのでしょうか。てかその前にちゃんと朝起きてお風呂に入らなくちゃいけないな。そうだ、明日は今日買ったジーパンを履こう!てなわけで、おやすみなさーい。

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