20170307_日経新聞夕刊

新世代大家さん、人つなぐ 発想逆転、入居者が続々

人口が減り、賃貸のアパートやマンションの入居率低下に悩むオーナーが増える一方、従来の常識にとらわれない若い「大家さん」が誕生している。自分が直接会って入居者を決め、疎遠になりがちな入居者同士のつながりも取り持つ。発想を逆転した賃貸物件には入居希望が相次いでいる。

「ここなら面白いことがやれそうだ」。リクルートに勤める弦本卓也さん(29)は不動産会社から、東京・神田にある築36年の5階建て雑居ビルの購入を勧められ夢が膨らんだ。内覧の1カ月後には購入契約に署名。2年前のことだ。

「一緒にワクワクすることをやろう」。弦本さんがSNS(交流ソフト)で発信したメッセージに、入居希望が次々集まった。2階を弦本さんや入居者らが力を合わせて内装工事し、起業を目指す若手が共同で使える空間に衣替え。上の階はシェアオフィスとシェアハウスに変えた。

大学生の矢野優介さん(20)は自宅も大学も埼玉県だが、このビルに引っ越してきた。「通学時間はかかるが、他の入居者から刺激を受ける今の生活の方が充実している」。大家の弦本さんが同じシェアハウスに住んでいるのも心強い。

通常、入居者と大家が顔を合わせるのは苦情処理ぐらい。だがその距離感が縮まれば、大家を軸に入居者同士の交流も進む。

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