【2020/5/24】アルゼンチンが債務不履行（デフォルト）をしたが、CDSや為替の動きをみると市場は好反応だったといえる

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います！

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

アルゼンチンが6年ぶり9度目のデフォルト⁉ Dan Takahashi 高橋ダン【ENGLISH & 日本語】

アルゼンチンが債務不履行（デフォルト）をしたが、CDSや為替の動きをみると市場は好反応だったといえる

アルゼンチンが９度目の債務不履行（デフォルト）をしたが、少額で影響は小さい

• 先週の木曜日からアルゼンチンが債務不履行（デフォルト）するというニュースがあり、金曜日にデフォルトをした
• 600億円という国家からしたら小さな金額によるもの
• ９回目のデフォルトであり、そこまで大きな影響はないと考えている

アルゼンチンは債務不履行（デフォルト）をしたにも関わらず、CDSや為替の動きをみると市場は好反応だったといえる

• 債務不履行（デフォルト）は、イタリアやギリシャ、アルゼンチンや南アフリカなどの国で起こることがある
• USD/ARSをみると、アルゼンチンペソはアメリカドルに対してここ数年で大きく下落している
• 政治腐敗や、経済や財政が上手くいっていない

• アルゼンチンの政府の借金は、歴史的には2002年の方が大きく、その際には為替相場も大きく下落した
• 株価は上昇していたが、為替の下落の方が激しく、世界全体でみて相対的には上昇していなかった

• 直近では国債の償還予定額が上がっていたため、国債の価格自体は下落していた

• アルゼンチンでは４年国債が多く買われているため、保険のために５年のCDS（クレジット・デフォルト・スワップ）を買う場合が多い
• 通常は債務不履行（デフォルト）の際にはCDSの市場がもっとも動くが、今回はまったく動いておらず、市場は期待通りだったと考えられる
• また、通常は通貨が弱くなるはずにも関わらず、今回はアルゼンチンペソの価格が上がったため、債務不履行（デフォルト）はいいニュースだったといえる

債務不履行（デフォルト）は今後も世界中で発生する可能性があるが、為替とCDSをみるのがよい

• 債務不履行（デフォルト）は今後も世界中で発生する可能性があるが、為替とCDSをみるのがよい

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