【2020/4/2】日銀は債務超過に陥る可能性がある。繰り返しではない新しい金融緩和に取り組むべき

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

日銀の爆発⁉ Bank of Japan Exploding⁉ Dan Takahashi 高橋ダン

日銀は債務超過に陥る可能性がある。繰り返しではない新しい金融緩和に取り組むべき

日銀の定義

  • 日本銀行(日銀)は日本の中央銀行である。財務省は税金で経済を活性化させるが、日銀は金融で経済を活性化させる
  • 中央銀行は本来、政府からは独立したものである。日銀も独立性や自主性が法律で規定されている
(参考) 日本銀行
  • 世界中の中央銀行は政府から独立しているはずだが、多くの中央銀行の総裁は大統領や総理大臣から任命されているため、政治的な制御をされやすい構造になっている

日銀は金融緩和をすることで、市場に出回る紙幣の量を増やして景気をよくしている

  • 中央銀行が金融緩和をするときには、金利を下げる利下げをすることが基本
  • リーマン・ショックのあとには、通貨を大量に発行する量的緩和も一般的になってきた
  • 量的緩和の手段のひとつに、国債などの債務の購入や、ETFの購入などもある。購入をすることで現金が市場に出回ることを目的にしている
  • 長年に渡り金融を緩和をすることが多く、引き締めをしていない

日銀は投資機関でもあるが、評価額について正しく回答できないことは問題ではないか

  • 日銀は投資機関でもあるため、安く買い高く売り、利益を出すことが基本とされている
  • 衆議院の財務金融委員会と、参議院の財政金融委員会は、テレビで中継されている
  • 日銀の黒田東彦総裁は、日銀の保有する資産の損益分岐点は日経平均株価に置き換えると19,500円だと発言していた
  • 昨年は19,000円だと発言していたため、その後の高い相場で買い増しをしていたことを示している
  • 通常は、投資期間は顧客に対して資産の総額や収益について正確に伝えるもの
  • しかし、日経平均株価が16,500円にいく場合には、臨時総裁は4兆円、総裁は2~3兆円と発言しており、答えが変わっていたり、幅で答えていたりしている
  • 日銀が日本国民に対して、資産の保有額や含み損の金額を正しく伝えられていないのは問題

日経平均株価が16,500円になることで、日銀は債務超過になる可能性がある

  • 日経平均株価が16,500円になると、3~4兆円の含み損が出るのではないか
  • 日本銀行の貸借対照表をみると、純資産は4兆円
(参考) 日本銀行
  • 日銀の資産は増えているが、発行した現金で購入したもの
  • 500兆円の90%以上が日本国債
  • 5~10%がETF
  • 国債の価格は変わっていないが、日経平均株価が16,500円にETFの含み損が3兆円になると、資産よりも含み損の方が大きくなり、バランスが崩れることになる
(参考) WALF STREET
  • 日銀の負債が資産よりも多くなり、債務超過ったことが世界に広まることで、さらに日本の売りが加速すると考えられる
(参考) Economic Research
  • 日銀が保有する資産である国債は、日本のGDP(国内総生産)を超えていて、他の国よりも借金の多い国となっている

日銀は、繰り返しではない新しい金融緩和に取り組むべき

  • これまで日銀は利下げやETFや日本国債の購入をして購入量的緩和をしようとして来たが、効果が出ていない
  • 新しい挑戦をして、市場の反応を見ながら改善をしていくべき

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弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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