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週刊ビル経営に掲載していただきました!(その13)

<入居満足度”プチ”向上策>弦本ビル/ジョブライブ「プロハ」DIYの意図

若者のニーズ取り込み常に変化

「神保町」駅から徒歩5分ほどの場所に立地する「弦本ビル」2階の「TOKYO PRODUCERS HOUSE」(プロハ)がDIYを実施した。

2015年に開設してから、これまでDIYを3回実施。第4段の今回はトイレを模様替えすることになった。この責任者となったのはジョブライブの有田早織氏だ。

もともとITや出版社に勤めていたが、今春に「プロハ」の運営会社であるジョブライブ(東京都千代田区)に転職。有田氏は2017年夏にジョブライブが実施する「無人島ツアー」に参加がきっかけとなり、以降「弦本ビル」のイベントにも定期的に参加してきた。

「これまでトイレは黒を基調とした空間でしたが、『明るい色にしてはどうか』という声がありました」と有田氏はキッカケを話す。

ただ「不安」もあった。有田氏は「これまでDIYの経験がなかった」。「大学時代にイベントなどで使用する音響トラックの装飾を行ったことはありますが、DIYはまったくの別物でした」。これまでにDIYに携わってきた人たちからアドバイスを受けながらの「手探り」だった。

果たして結果はどうだったか。

「壁紙と床材を変更し、水道付近の壁にタイルを貼りました。作業に4~5日ほどかかりましたが、コストは5万円以内におさまりました。利用者の方からは『明るくなった』という感想や『まるで自分の家にいるかのようだ』という声もありました。コワーキングスペースっぽさが薄くなったのかなと思いますが、トイレが落ち着けるスペースであることはプラスだと思っています」

開設から4年。初期に利用していたメンバーは起業などで独立した人も多く、現在は「20代中盤の若いメンバーが新しく入ってきている」という。

「4月のイベントでは現在のプロハメンバーと卒業していった人たちが一同に集まる機会も設けました。今後のDIYでも新しいメンバーの声を反映していきたいと思います」

常に生まれ変わり続ける「プロハ」。若者が多く集まるからこそ、適宜なDIYが必要といえる。

引用:週刊ビル経営

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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