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週刊ビル経営に掲載していただきました!(その7)

弦本ビル
オーナー 弦本 卓也氏

弦本ビル(東京都千代田区)オーナーの弦本卓也氏は次のように話す。「これまでに『弦本ビル』や、既に売却していますが戸建てなどへの投資を行ってきました。潤沢な資金があるわけではないので、購入する不動産物件の第1のポイントは『買えるものであること』になります。不動産価格などの市況も重要ですが、自分にあった物件があればそれに拘束はされません。購入価格が安いときに出会えるとは限らないからです。また、自分の手に届く範囲に立地する物件であるということも重視しています。近くにあることで何か起きたときに早急な対応が可能であるとともに、ただ貸すだけでなく居住者・テナントとの関係性や相乗効果も期待することができるからです。」投資も含めた運用であれば弦本氏の意見も一理あるといえる。

多くの人の意見を参照に
管理のしやすさも考慮

過去に購入した戸建てでは友人と共にシェアハウスを行ったり、「弦本ビル」では「TOKYO PRODUCERS HOUSE(プロハ)」にテナントとして入居してもらったりするなど、オーナーが主体的に関わることのできる不動産経営を行っています。購入する際には不動産に知見のある友人に価格・利回りや自らが考えている活用法について説明し、フィードバックをもらっています。多くの意見をもらうことで、コンテンツ含めてより良い不動産経営を行うことができると考えているからです。また、仲間内に事前に相談や議論を行っておくことは、購入が決まった時点から、すぐに入居者や仲間を集めることにもつながります。「弦本ビル」購入の際にも30人ほどに意見を聞き、購入を決めました。直近では2棟目のテナントビルを探していました。結局購入は断念しましたが、その際に探す基準となったのは今のビルから徒歩圏内にあることでした。そのビルは「弦本ビル」から徒歩15分の場所に立地しているため、管理などの対応もしやすいとともに、現在の「弦本ビル」との相乗効果も狙えるものと考えていました。今回は断念しましたが、そのぶん、現在の「弦本ビル」のコンテンツのバリューアップに努めていきたいと思います。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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