【2022年版】宅建士独学勉強ノート(契約不適合責任)

契約不適合責任

売買契約の際に、契約違反がある場合に売主側が責任を取る仕組み

・期間制限

<種類・品質の不適合>
 ※不動産は例外的に一般債権よりも消費者に厳しく設定されている
 買主が不適合を知ったときから1年以内に通知しないときは不適合責任を追求できなくなる
<数量・権利の不適合>
 ※一般債権と同様
 ・権利を行使できることを知ったときから5年間
 ・権利を行使できるときから10年間
 で時効消滅し、不適合責任を追求できなくなる

※権利の不適合には、一部が他人の権利のため移転できない場合や、目的物に他人の賃借権が存在していた場合、建物を購入したが必要な借地権が存在しなかった場合などがある

・契約不適合責任

買主(注文者)を売主(請負人)から救済する仕組み

・特約による契約不適合担保責任の軽減

・売主が契約不適合担保責任を負わない特約は有効(ただし売主が宅建業者でかつ買主が宅建業者ではない場合には無効
・ただし、売主が不適当であると知りながら買主に告げなかった事実がある場合、重大な過失によって知らなかった場合には責任を免れることはできない(単に善意か悪意かだけでは争点にはならない)
弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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