【2022年版】宅建士独学勉強ノート(契約書)

契約書

・37条書面の作成・交付

誰が義務付けられているのは宅建業者
誰に契約の両当事者(業者間でも交付が必要)
いつまで契約の成立後遅滞なく
どこでどこでもよい
方法・書面には宅建士が記名・押印する(業者間でも書面は必要。媒介と売主が宅建業者の場合には宅建士の記名・押印がそれぞれ必要)
・宅建士は専任でも専任以外でもアルバイトでもよい。また、重要事項を説明した宅建士でなくてもよい
・宅建士に説明、交付までさせる必要はない

・37条書面の記載事項

 記載事項売買賃借
当事者の氏名・住所
物件を特定する事項
代金・交換差金・借賃の額・支払時期・支払い方法
引渡し時期
移転登記申請の時期
(既存の建物の場合)構造耐力上主要な部分の当事者双方の確認
※確認した旨がない場合にはない旨を記載
ローンの斡旋が不成立のときの措置
租税
契約不適合責任、または保証保険契約の内容
危険負担
代金・交換差金・借賃以外の金銭の額、授受の時期、目的
契約の解除
損害賠償額の予定または違約金

※①~⑥は必要的記載事項。⑦~⑬は任意的記載事項

※⑥はインスペクションのこと(やっていない場合には必須ではない)

※売買は35条書面の「土地にかかる権利」は37条書面では不要

※賃貸は35条書面の「更新に関する事項」は37条書面では不要

※保証人の氏名や住所は35条にも37条にも不要

※媒介に関する報酬の額は、媒介契約書には記載するが37条には不要

・重要事項説明書(35条書面)と契約書(37条書面)の記載内容の比較

35条は契約前に読む前提のため、契約直前に交渉されるような項目(双方の確認事項・代金や支払時期・登記移転時期・引き渡し時期・危険負担)については、その後の契約書である37条にはあるが35条にはない(必要ではない)ものとなっている。当事者間の約束事については、37条に記載するため、事前に説明をするべきものは35条に記載しておく

※「△」は定めがあれば必要なもの

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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