不動産に関する仕事をきっかけに、新しい暮らしを体験したいと思っていた時、このビルを紹介いただき、購入しました。
当時20代だったので、同年代で面白い人を集めて楽しめる場所にしたく、まずは仲間集めから始めました。最初は伝手を辿っていましたが、今では友が友を呼ぶように仲間が集まってきています。
このビルには、1 階に飲食店、2・3階に仕事やイベントのできるスペース、4・5階に住居があり、「食べる・住む・働く」が一体となったコミュニティができています。
弦本ビルの仲間たちの活動をインタビュー形式でまとめた本も出版しました。「読む・書く・会いに行く」というコンセプトで、仲間たちの活動を読み、自分のやりたいことを見つけるワークシートに書き、最後にこの本を持って、弦本ビルに来るとその人たちに会えるというものです。
神田の街は新しいものと古いものが共存していますが、新旧融合のしやすい街だと思います。このビルも古いけれど新しい。築40年が、アイデア次第で活用できて新しくなっていく。2階のコワーキングスペースには、現在約30人の会員がいて、働きながら副業として活動している人、独立している人、地方から来た人などさまざまです。
アクセスも良く、地域の方々との交流が生まれるハブのようなところに、もっとなっていくと思います。新しいものと古いものが混ざりあい、さらにいろんな地域の色も混ざっていく。さまざまなバックグラウンドを持った人たちが集まることで、今までになかった出会いがあり、新しいものが生まれていく。そんな魅力があるのが神田という街なのではないでしょうか。古きと新しきが交わる神田、そして弦本ビルに、ぜひ遊びに来てください。
引用: https://www.kudan-ll.info/wp-content/uploads/2020/03/DanDan22_web.pdf