睡眠0:15→9:30
一度上のベッドの人が出発の準備をしていたようで、目を覚ましたものの二度寝をする。至福の幸せだ。9:30に携帯電話のタイマーで目覚める。
せっかくの綺麗なユースホステルだったから、チェックアウトの11:00よりも早めに起きてパソコンなどをする予定だ。
シャワーから出てきたオーストラリア人に時間を聞かれる。「まだ朝ご飯食べれるかな?」という。「え?朝ご飯食べれるの?」と聞くと、どうやらそうだというので、駄目元でもと、部屋を飛び出してレストランらしきものを探しにいって、中に入ってみる。
食堂ではおばさんが片付けをし始めていた。朝食は7:30~9:30だけど、まだ残っている人が3人ほどいて「10:00までならいいよ」とお許しをもらえた。
そこで、フランスパン、クロワッサン、ラスクのパン3種類、シリアルの3種類、オレンジジュースとココアを飲んだ。
急いで10分で食べて、言われた通りに律儀に10:00にそこを出ようとすると、それを気にしてくれていたのか「残ったパンから3つ4つ持って帰っていいよ」と言われたので、ナプキンに包んで持ち帰らせてもらうことにした。
コンタクトとトイレを済ませて、急いでチェックアウトに向かう。
こんなに綺麗なホステルなのに、ただ寝て起きるだけじゃ、もったいなかったなぁ。
今朝はカルフォルニア人のカップルのうちの彼女が積極的に話しかけてくれたので、久しぶりにまともに英語を会話した。
チェックアウトを11:00ジャストにして、デポジットの1ユーロを返してもらって、教えてもらった近くのランドリーに行く。やはり歩きはじめは靴ずれが痛い。
洗濯4ユーロ、乾燥に1ユーロを、生乾きだったので2回やった。
機械が回っている間に、爪を切る。足が臭い。にしても、臭かったジャンパーを洗えて良かった。
そして、今日の予定を立てる。取りあえずベルサイユに行こう。駅で行き方を聞いて、そのあとのマドリードへの予約をして、それが明日なら今日は泊まりの宿を探そう。2日目の宿の目処はついている。
風呂と洗濯を済ませたので、しばらくはまた余裕ができそうだ。野宿もできる。
ここに来てからというもの、分からないことだらけだ。ネガティブなことをあまり考えない性格なので、悪いことまで考えることが少ないものの、それはまだ考えが甘いということなのかもしれない。
生きることは時間を使うことだ。そしてお金は緊急でなく重要なものだ。100万円よりも1日を大事にしたい。そして、人は目的や使命を与えられると喜ぶものなのだろう。
ところどころで見られる、道路の脇を流れる水のは下水なのだろうか。
バスの横面の広告に、「キタノタケシをぶっつぶせ」って書いてあった。
サンラーザー駅に入って、目に付いたインフォメーションセンターの列に並ぶ。そこでユーレイルグローバルパスをバリデーションしてもらう。
さらに、ベルサイユに行く時間、帰る時間、スペインの首都マドリードへのクシェット(寝台車特急)の予約とチケット発行、乗り方、を英語とメモを使って教えてもらえた。
チケットは73ユーロだ。10万円近くかかったグローバルチケットがあるのに、結構な額を上乗せされるんだな。
列車案内所にて、別の案内の人に乗り場と時間を聞いて再確認して、乗車の前に、駅員さんに、ユーレイルグローバルパスで無料で乗れることを確認した。駅には改札がない。チケットがなくてもただ乗りができそうな構造にみえる。
ぴったり30分で、ベルサイユライブドロイト駅に到着。16:15に、帰りの電車に乗車する。
降車して、昨日とは別の、かなり離れた国際駅までひたすら歩くことにする。
昨日の夜中に閉まっていた郵便局で、0.87セントの切手を2枚購入する。
人が看板の矢印を信じるのは面白い。信じられるもののみが淘汰されて残っているからだろうか。
観光客を寄せつけたいのであれば、その土地の地図が必要だ。完成した地図、未完成の地図、自分で作る地図。
ノートルダムにて18:30の鐘を聞く。フリーハグをしていた。
ひたすら歩く。足の骨に響いてきた。疲労骨折に注意して歩く。
目的の駅に着いた。チケットを黄色い機械に通して刻印する。
インフォメーションによると、20分前に何番線かが表示されるという。
売店で、ポテトチップス2ユーロ、エビアン2.5ユーロを購入する。
寝台車は4人乗りのクシェットだ。19:47に発車。
メキシコ人のブルーノとその父親シーサー、イングランド人のジャックと話をする。
ジャックはパソコンでサッカーのゲームをして、ホラーの映画を見ていた。サッカーの本田の話を、車のことかと思った。他の車両にある寝台車のバーとレストランを見て感動する。
22:00にベッドを作る。下の段で、おやすみなさい。