ヨーロッパ周遊記(20100906アテネ)

睡眠は2:00→6:15だ。別の部屋にいたお姉さんに、終点駅だと声をかけられて、慌てて降りる。
アテネに到着だ。予定通り、時刻は6:15だ。天気は雨のようで、パラパラと雨が降っている。

待合室でパソコンを開くと、すぐに電波をキャッチする。メールを見て、今夜の宿泊予定の住所をメモしておく。
駅には地図は置いていないらしい。

チケットオフィスを行ったり来たりして、次の目的地であるブカレストへの行き方を尋ねる。
しかし、ここでは国内用の切符しか売っていないという。
やっとのことで、インフォメーションでブカレストまでの行き方を教えてもらうことに成功した。
どうやらギリシャ国内のテッサロニキ駅まで行って、そこで乗り換えてブカレストまで行くようだ。
そこで、国内線のチケットだけを購入する。パスがあるため追加の料金は必要なく、座席の予約だけを済ませる。
明日の午後にアテネを出て、夜にテッサロニキ駅で切符を買って乗り換えて、明後日の午後にブカレストに入る予定だ。

『地球の歩き方』にギリシャが載っていることを思い出して、地図を開く。
隣の女性に尋ねるに、ここはアテネ駅と呼ばれていたけれども、国際線のたどり着くこの駅は、正しくはラリッサ駅というらしい。
地図にラリッサ駅が載っていたので、地下鉄の切符売り場のお兄さんに、今度はアリストテレス通りを教えてもらう。
優しいお兄さんで、最後に「ありがとう」って日本語で言われたので驚いた。しかもこっちのセリフだし。
お礼ぐらいは現地語で言えたら良いよなぁ。挨拶を現地語ですると、続きの会話で現地語が続かないので迷惑を掛けてしまう。けど、話の最後にお礼を言えば現地語で喜んでもらえるだろうから。

8:30に駅を出て、迷わず歩いて9:00にホステルに到着する。

受付のおばさんは起き抜けのようで「ちょっと早いわ。荷物を置いて11時にまた来てちょうだい」と言われる。しかし、しばらく出かけずに受付の近くで過ごしていると、部屋の鍵を渡してくれた。

今日はギリシャ人とシンガポール人、そしてオーストラリア人と同じ部屋だ。
シンガポール人はマイケル、ギリシャ人はスタブと言った。

ブカレストの宿を予約して、Google Mapの画面をプリントスクリーンで保存しておく。これは現地でWi-Fiが見られなくなったときの対策だ。

シャワー、ドライヤー、ヒゲソリ、耳かき、コンタクトレンズ、そして服の水洗いとバルコニーに干すまでを一通りやりきる。

ホテルのなかを探検すると、もう少しよさそうなシャワーがあった。明日の朝はそこにしようかな。
施設を隈なく見てまわると、よりよいトイレやシャワーが見つかることがある。

13:15に買い物に出て、買ったものを置きにホステルに戻り、14:00に観光に出かける。
少々、物価が高いような気がする。

街頭では、子供連れでお金を求めていたり、野犬がウロウロしている。若い女の人が普段着のまま路上で眠っているのは特に衝撃的だった。2010年初からギリシャ危機が話題になっているようだが、失業率などが高く問題がありそうだ。

観光バスのバス停にて、地図をもらう。アテネでは、アテネがアチーネであったり、アリストテレスがアリストテラウスであったり、呼び方が日本とは少し違うようだ。

ギリシャ語は文字も難しい。音楽堂や風の塔と呼ばれる史跡を見てまわる。

町中に史跡があるようだ。だれも管理していないようで、すぐに見学をすることができる。
様々な場所で時間差で鐘が鳴る。16時の鐘だ。
お城を目指し、お城の奥の岩場へといく。絶壁からの絶景も素晴らしい。

坂の下りかけで、お土産屋さんにてハガキを2枚で0.50ユーロで購入する。
そして歩行者で賑わう大通りを歩き、郵便局にて1.44ユーロで切手を2枚購入。

17:00にホテルに帰宅する。外はもわもわとして蒸し暑かった。

ギリシャ人のスタブとシンガポール人のマイケルからシェア飯でヌードルをもらい、バルコニーにて一緒に夕飯を食べる。するとオーストラリア人のトムも混じる。

食器洗いをしてあげて、チェックアウトをするマイケルとバイバイをする。
後から来た中国人の男の子は、アメリカで生活していたようだけど、つんとして無口だった。

残っていたビールの2リットルボトルを冷やして、ぐびぐびやりながら、パソコンとUSBと写真のメモリーを整理する。そして、ここまでの写真を一通り整理する。

今日は早めに寝て早起きをしておかないと、明日の昼からの電車で寝れずに手持ち無沙汰になってしまうかもしれない。

トイレには、トイレットペーパーを流してはいけないところがあった。キャンプで汚いトイレを経験しておいてよかったかもしれない。
22:30におやすみなさい。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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