ヨーロッパ周遊記(20100907アテネ→テッサロニキ)

睡眠22:30→7:30、ものすごくぐっすりと眠る。日本での文理高校での生活や、谷田小学校に集まっている夢を見た。日本が恋しいからなのか、過去を忘れないようにという記憶の整理からなのか。目が覚めるまでヨーロッパに来ていたことを、すっかり忘れていた。

目を覚ますと、4人はまだ寝ている。
こっそり抜け出して、8:00にダイズのオリーブあえと、パンを食べる。と思いきや、パンはカビはじめていたので、途中で食べるのをやめることにした。

シャワーを浴びる。シャワー室をまわっても、結局お湯が出るのは昨日使った方のみだった。
12:00までを荷物の整理などにあてて、のんびり過ごす。すべての充電を済ませて、洗濯物を取り込む。今朝の上着とパンツは生乾きなので、リュックのポケットへ。

スタブがいるから鍵を持たずにトイレに行っていた間に、スタブが外出して鍵を締められてしまった。受付のおばちゃんに「締め出されちゃった」と伝えると、「彼は出ていっちゃったから、バルコニーから入るしかないわね」と冗談を言われた。そして、その後すぐに鍵を貸してもらうことに。

12:00になり、チェックアウトの時間になった。そこで受付のおばさんに鍵を返す。おばさんは一日中パソコンでクロスワードや箱庭のゲームをしている。シーツは替えてくれていたけれども、部屋の掃除はしておらず、それで床が汚いのかもしれない。

手紙を書いて、郵便局に行って、彼女と母親に手紙を出す。
昨日と同じスーパーでの買い物で、4.73ユーロで水とクッキーとコンビーフと酸っぱそうな魚を買う。

明日は夕方に到着する予定なので、長丁場に耐えられるように食料の調達が必要なのだ。

昨日、気になった丘を見に行って、登るのは諦めて早歩きで14:30に駅に到着する。

『トーマスクック』で調べるに、電車は14:52に発車して、テッサロニキ駅に21:00すぎに着く。そして、そこから乗り換えてテッサロニキ駅を0:00発、ブカレストには18:00すぎに着く計算だ。

電車は少し遅れて15:00過ぎに発車する。


隣に座ったギリシャ人のおじさんに、旅は良いものだよと言われた。彼はサントスといって、旅行会社を辞めて、銀行で働いて、定年で退職したばかりだという。


彼に紅茶の缶をおごってもらう。ネスティーのピーチティーだ。シェアしようとコップを出すも、一人で飲んでいいと言われた。

他のギリシャとドイツのハーフの乗客と旅の話をしたり、ギリシャ人で肥満が原因で4回も手術をしたというおじさんと話したり、ギリシャ人のパソコン関係の技術者の人と話をしたり。

ギリシャ人は他の乗客と話すのが好きなようだ。席を移動して自由に話をしにくる。ギリシャに来たタクヤはラッキーだと言われた。

話題は、日本の初任給や家賃や学費、日本の軍隊、彼女の作りやすさについてを聞かれた。日本は首相がころころ変わることが大問題だと言われた。英語が下手なのもすぐに気づかれてしまった。

日本のことをもっと勉強しなくては。どれだけ適当にしか考えていなくて、なんとなくでしか覚えてないんだろう。日本は閉鎖的で、閉ざされた環境のなかで比べあうのかもしれない。海外でもっと研ぎ澄まれないといけないな。

21:30にテッサロニキ駅に到着。乗客たちともとお別れをする。
ここで、ブカレストまでの夜行のチケットが買えなかったら大変だ。

国際線が閉まっていたので、国内線のチケット売り場で尋ねると、22:00に国際線のチケット売り場が開くという。そこで時間まで外を徘徊することに。

22:00に、ユーレイルパスの使えないブルガリアの区間分の21ユーロを支払う。
24時間っぽいコンビニで、水を1.20ユーロ、ラスクを2.20ユーロ、チョコレートクッキーを3.00ユーロで購入する。水は昨日のスーパーと同じものなのに少しだけ高い。

手持ちのかばんがかなり重くなる。これから17時間もの長丁場になると想定されるので、食料には十分注意しなければいけない。
グッディズというファーストフード屋さんにてケバブとポテトをサンドしたハンバーガーだかフランクフルトだか分からない食べ物を1.70ユーロで食べる。見かけより小さくてパサパサしてたけど美味しい。肉はケバブかな。

どの飲食店でも大画面のテレビにサッカーの試合を流している。まるでサッカーを流せばお客さんが集まるかのようだ。
観光地には外国人が多く集まっているのかもしれない。ここではギリシャ人よりも観光客の方が多くいそうだ。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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