ヨーロッパ周遊記(20100923ルクセンブルク→ブリュッセル)

睡眠を23:45→8:00でとる。家族の夢やリクルートから課題を出される夢を見て、自然に目覚める。今日もぐっすり眠れた。

6人部屋に6人がいて、出入りがあったにも関わらず、物音で一度も目覚めることはなかった。

朝からトイレを済ませる。トイレにはトイレットペーパーを流してはいけないトイレがあるので注意が必要だ。特にアテネやベルリンはそのようなケースが多かった印象がある。

朝食は8:00から1時間をかけてゆっくり過ごすことにする。
パンを2つ、3種類のハムと1種類のチーズをたくさん、コーヒーを3杯だ。

大きめのユースホステルなので、食堂にもたくさんの人がいる。若い人が多い。セルフサービスの朝食を机に運び、パンやシリアルなどを口にする。人間は、いつの時代も、飲んで、食べて、住んでいるんだな。

チェックアウトは10:00なので、食後にすぐにシャワーを浴びる。
昨日の夜に、髪が傷んできていることを受けて、帰国に向けて洗い流さないトリートメントをしはじめたのだ。今夜のために洗い流しておきたい。

外のテラスでパソコンをいじって、11:00に腰を上げる。日本では公園でぼーっと思考するなんてなかったなぁ。おじさんが「ボンジュール」と挨拶していたので、フランス語がよく使われているのかもしれない。

若干涼しいけれども、太陽の下ではぽかぽかだで、歩くと汗ばむ程度だ。

「こんにちわーこんにちわー世界のー国からー」というメロディで鐘が鳴っている。
鳥も、リスも、虫も、日本には見かけない姿をしている。

名所を巡るのもいいけれども、名もない公園で一人でのんびりするのもよい。体力と気力のある若いうちに来れて本当によかった。

ルクセンブルクは坂が多く、高低差が大きなところにある。お城も崖に囲まれていて、まるで自然の要塞のようだ。

もはや崖とも見分けづらくなっているような古い建物を見てまわる。心なしか、ゆったりとした時が流れて、昔の人々と時間を共有しているような感覚になる。

山、川、森と豊かな自然に恵まれた古城だ。景色の良いところにベンチが置いてある。素敵だ。今日は一人でのんびり思考を楽しんでいる。

14:00にスーパーへと移動し15.10ユーロで食料を調達する。「アイディオース」はスペイン語だろう。ここでは様々な言語が飛び交っているようだ。

郵便局に行き、その場で手紙を書いて受付の人に手渡しをする。駅まで戻り、チケットオフィスで列車の時刻を聞くと、次のブリュッセル行きは15:20だと言われる。グローバルパスの利用でチケットを買う必要はないという。列車はインターシティと呼ばれている。

15:00になる。気温は13度のようだ。

電車に乗っていると、突然、日本語のプリントを机の上に置いて話しかけられる。彼はベルギー人のコラリンという名前だった。彼は電車内を徘徊して、日本人を探しては日本語の勉強をしているという。語学は相手あっての勉強だから面白いんだろうな。数学も理科も社会も、自分や相手が目に見えるようになると、勉強が楽しくなるように思う。コラリンはベルギーでキコリをやっているらしい。日本の漫画が好きらしいという。

初対面では警戒心を解くことが大切だ。突然飛び込んでも、面白そうだから相手をしてあげようと思わせるのだ。彼は真摯に教えを乞うことで、いろいろな人に日本語を教えてもらっているのだろう。

18:38ブリュッセル中央駅に到着。電車内で警察が犬を連れて歩いている。オランダからの麻薬の持ち込みを防ぐための対策なのかもしれない。

しばらくすると、南駅まで通り過ぎたルクセンブルク行きの列車が折り返してきたようだ。中央駅でチケットのチェックをしていた駅員さんが降りてきた。

お土産屋さんを見つけて、50セントで2枚のハガキを購入する。街は華やかな建物が多い。

町中を歩くと、いたるところにお菓子屋さんがある。これは幸せだ。そして、ブリュッセルには美女が多そうだ。

ワッフルにチョコレート、目でも鼻でも楽しめる場所だ。

狭い路地にたくさんの観光客が混みあって歩いている。少し速歩きで人混みを駆け抜けて目的地へと目指す。

目的の物が、突然ふと目の前に飛び込んでくる。

小さい。これは期待していたよりもかなり小さい。

電車は19:40の空港行きに乗るつもりだったものの、少しだけ遅れている。19:45に乗車する。列車内の放送はドイツ語のように聞こえる。

20:05に目的の駅に到着した。

インフォメーションで地図をもらって、4階のレストラン街の近くの椅子と坂のオブジェに20:30に腰を下ろして夕飯を食べる。フランクフルトは味付けが酸っぱ辛めで美味しい。

缶詰を買ったものの、オープナーがないため開けられないことに気づく。前にもやってしまっていた。

21:00から3時間ほど、黒く薄っぽいビールをちびちびやりながら、ダブリンまでの日記をあらためて思い返しながら更新していく。

まわりでは今風の曲が流れている。「べいべ、べいべ、べいべ、おー」というのはJustin BieberのBabyという曲だ。軽快な音楽が流れているので、集中しながら作業ができる。

途中で、警備員の人が来て、寝ている違う人を起こして何か注意をしていた。
なので、少ししてから「ここ、閉まっちゃうんですか?」と尋ねてみる。
「ここは閉まらないけど、浮浪者が泊まっているのが問題なんだ。君みたいな観光客には関係ないよ。」と教えてくれた。

明日のことを考えて、無理せずおやすみなさい。歯を磨いて眠ることに。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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