ヨーロッパ周遊記(20100926カイロ)

航空会社に手配してもらっていた1132号室は、1階の隅の部屋だった。

パソコンで調べると、エジプトではオランダから時差が1時間縮まっていることがわかる。また、ピラミッドのあるギーザ地区は離れていて、自力で行くほどの距離ではないことを知る。

時差ボケも手伝い、カイロ時間で4:45で寝ることに。睡眠を4:45→9:00でとる。
朝起きて、急いで荷物をまとめて、加瀬重昭さんの部屋を尋ねる。彼も同様に宿泊することになっていた。

まだ朝ごはんを食べていなかったので、一人で食事をすることに。朝からビュッフェで食事をする。

嬉しさのあり、2皿ほどを食する。

ホテルからは、ピラミッドまでのツアーがあるとのことだった。俺はツアーには申し込んでいないので、迎えの人に聞いてみることにする。開始予定の10:00に、ロビーに行ってみる。

しかし、しばらく待ってみても誰も来ないので、先に両替を済ませることに。5ポンドを40レイに替える。通貨はLEと書いてエジプトポンドと読むのだろうか。よくわからない。ついでにハガキを送るために、切手も購入する。5ポンドだ。

そして、手提げの荷物だけの身なので何かあったときのことを考えて、常に持ち歩いておこうと思い、早めにホテルのチェックアウトを済ませてしまう。

今回はホテル代は負担しなかったけれども、レシートには324.29LEと書かれていた。内訳は夕飯が90、部屋175、朝ご飯が60だった。

ホテルの受付のツアー専門の人に相談すると、ツアー会社を呼ぶことができるらしい。電話をしてもらうと、11:00に車で迎えに来てくれることになった。

「スペシャルオファーだ」と伝えられて、少しまけてもらって、ツアー代として45ユーロを支払う。

一人旅が突然の観光旅行となった。しばらく走り、ナイル川を見る。

さらに進んで、英語が話せるというガイドのムハンマドを乗せる。1時間ほどをかけて、やっとこさピラミッドにたどり着く。
ムハンマドは英語で、ピラミッドは誰が誰のために作ったかや、建設にかかった人数や期間について解説してくれる。高さは1km以上あり、3億個の石を積んでいるという。しかも、1つの石は3トンもあるらしい。

なんと、入ることのできる小さなピラミッドがあるらしく、案内してもらうことに。ピラミッドの地下は涼しいかと期待したものの、入ってみても蒸し暑さは変わらない。

スフィンクスも拝むことができる。

喉が渇いたと伝えると、無料で好きな物が飲めるというお店に連れていってくれるといって、香水屋さんに連れて行かれる。そこでは飲み物をもらえたものの、座って販売を受けることに。30分ほど香水の説明を聞きながら、2杯飲んでそのまま退散することに。

その後も渋滞に捕まりながらも移動をしていき、美術館へ行き、最後の2kmぐらいを3人で走って、博物館へも行く。
時間がなかったので立ち寄る程度になりそうだったけれども、ツタンカーメンまで早歩きで行って、5分間ほど眺めて帰る。

ピラミッドの入場料は30LE、博物館の入場料は60LEだったものの、これらはツアーの代金に含まれていた。

急いでホテルまで送ってもらい、そこから空港まで移動して17:00を迎える。ここで最後のハガキを書いて、ポストを尋ねに尋ね歩いて、空港の地下にある郵便局で、受付の人に渡して託す。
搭乗は17:55からの開始なので、最後の余裕の時間でビールを3本買って、飴のホールズを買う。

空港にてボブと日本語で話をして、搭乗手続きへと進む。
ここには阪急とHISのツアーの団体客がいる。日本人が多くなり、異国感がなくなるのが少し残念だ。列を見て、あらためて日本人は外国人よりも背が低いことを感じる。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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