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読書ノート『Hot Pepperミラクル・ストーリー』

Hot Pepperミラクル・ストーリー(読書ノート)

Hot Pepperミラクル・ストーリー

  • リクルートは成功するかをやりながら考える
  • 生活圏を分類する
  • 衣・食・住・働・遊に分けられる
  • 食は一日に3度ある欲求なので、番組や雑誌では毎日見てもらいやすい
  • どこで、どんなサービスを、どんなメニューで、どんな価格で、どんなお得で、いつ手に入るのかを見る
  • 人間の満足は飲食→美容→スクール→ショッピングへと進んでいく
  • 正社員は守るべきものが多いが、非正社員にはそれがないため、非正社員としての雇用形態を設けておく
  • 早く立ち上げて参入障壁を築く
  • ネットは情報の無料化を引き起こした
  • 紙の雑誌で掲載料をクライアントから取り、カスタマーに無料で配る。その後に無料が前提のネットに移行していく
  • クーポンは雑誌の存在価値としてお店に実感を感じてもらえて、さらに客観的な数字として残る。クーポンはカスタマーを動かし測定する仕組みになる
  • クーポンは、定価はそのままで、時間を限って、ユーザーを限って、商品を限って、個数を限ることで、賢く商品の価格をコントロールするのに便利である
  • 使うことが得ではなく、使わないことが損になる世界
  • Hot Pepperのビジョンは「クーポン文化でデフレスパイラルを止めて街を元気にする」
  • お得感と限定感で消費行動を刺激する
  • 中小の飲食店の価格競争からの脱却で、本来のクオリティー勝負で活性化する循環を作る
  • 「どのように」の前に「なぜ」「誰が」「何のために」を考える
  • 地元採用をおこない、地元の人に地元の記事を書いてもらう
  • 時間が経つと枝葉に興味がいきがちだが、創業期の根本に立ち戻ることが大切
  • Hot Pepperの1ページの単価は80万円
  • クライアントは目立つ広告を、カスタマーは読みやすい記事を望んでいる
  • メーカーは品数を少なくして量を多く売りたいが、カスタマーは多くの商品から選びたいというギャップがある
  • 多様化するニーズは集約化できる
  • 人材ビジネスをしてきたリクルートの強みは、他の事業の人材育成にも通じているところ
  • 組織をパッケージ化して、日本全国の地域に横展開していく
  • 版元長(はんもとちょう)はHot Pepperのエリア責任者をいう
  • NTT職業別電話帳に載るお店が営業先
  • 戦略とは選択して集中して捨てることである
  • 目標があって目的がないのは、単なる作業であって仕事ではない
  • 目的は目標を達成したときに実現される姿のことる
  • 人は個人の損得で動く自己中心的な生き物である
  • ヤクルトは「健康」を届けるのが目的、SONYは「音楽を持ち運び楽しむ」ことが目的
  • アドリブでは心を動かせない。勝つシナリオが動機となる
  • 全体の流れ、順番はどうか、なぜそうするのかを考える
  • 飲食よりもエステの広告の方が売りやすい
  • 経営がおこなう企画では、現場がやり切れるか、続けられるかを考える
  • 相手のことをを違うと言うためには、相手のことを深く理解していなければならない
  • 伝える内容よりも、内容を伝える仕組みが大切
  • 仕組みは人がクリエイティブを発揮できるようにつくる
  • 古い日本の会社は勝負をしない体質にある
  • 組織図に事業の意志や戦略を反映させる
  • 組織の階層化は会社の都合であり、顧客の望んでいるものではない
  • 原因は自分にあると心から思う。自分に都合のいい外部のモノサシを使ってはいけない
  • 比較はどちらかを評価するためではなく、その背景に目を向けるためにする
  • 数字に対してなぜを繰り返す
  • 納得は保守的な行為である
  • 前年比ではなく未来のマーケット比と比較して考える
  • 論理的なプラン(ソロバン)に、情緒的なプラン(ロマン)を加える
  • 負けた理由をストーリーで理解してもらう。その上で勝てる理由をストーリーで伝える
  • 事業のストーリーのなかに、関わる個人のストーリーを盛り込んでいく
  • 会社のせいだというが、会社は個人ではないため、誰のせいなのかを具体的に見つけるべき
  • 達成目標の数字だけでなく、訪問件数などの副次的な数字も共有する
  • なぜやれと言われたのかを考える。言われた背景を考える、その構造そのものに影響を与えることができる
  • 作成者の名前を冠にした成功モデルで権威づけすると、情報を共有するメリットが生まれる
  • チームで競う目標には、金メダルや表彰などの仕組みを設ける
  • メンバーのイベントへの参加率で、リーダーのリーダーシップを計測する
  • 自然とやりたくなる仕組みをつくる
  • 個人的な愚痴を言うようなネガティブな飲み会はでなく、会社主催でポジティブな飲み会を開く
  • ナレッジの共有は会議よりも喫煙室で行われているもの
  • 広告は売上を上げるために行う
  • ユーザーのプロになる
  • 分業化せず、一気通貫で一連の業務を担当することで、責任を感じることができる
  • 新規飛び込みで決める人が、どんな表情でどんなイントネーションで何を話すかなど、根拠を分析する。
  • 女性に嫌われるのは、汚い、せこい、弱い、つまらない、かわいくないもの
  • お店の欲求は、団体客を取りたい、回転率を上げたい、客層を変えたい、顧客単価を上げたいといったもの

Hot Pepperミラクル・ストーリー

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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