目次
ひさびさに同期のたかしの席にいって「最近調子どう?面白いことあった?」と声をかけにいく。
するとたかしは「新築マンションを検討中」という。すげー!わりと本気。
理由は昨年、営業で担当した仲のいいクライアントさんに「絶対に買え」と言われた割安な物件だからとのこと。
先に自分が住んでおいて人に貸せるときに貸すつもりらしい。
「現実感はあるの?」と聞くと、「新卒入社2年目でも、融資を受けられる」とのこと。
たしかにマンション投資もよさそうだなぁ。
せっかくリクルートのスーモ(SUUMO)で働いていて、1年目で10月から豊洲のタワーマンションに賃貸で入居する経験をできたので、2年目でもできるのであれば、家を買うのを次の目標にしてもいいかもな。
高い目標を設定してごりごりと進めていくのが好き。
同期でローンを借りて、不動産投資をしている「金持ち父さん」な同期に連絡をとってみる。
以前、雑談をしたときは、たしか8000万円の融資を受けて、 横浜にアパートを買ったとかいっていたような。
さっそくメールをしてみると、「リクルートの社員だと、最大でも2億円ぐらいなら融資を受けられる」と答えてくれる。
相変わらず、すごいことやっているんだなー。
上司の古瀬さんとのミッション面談で、下期の目標は「まずはカスタマーとクライアントの課題をリアルに感じること」と設定。
そのあとの営業同行で、埼玉の大宮エリアの営業の森山さんについていく。
戸建流通領域の営業同行ははじめて。おもには仲介会社へのアポで数件をまわる。
何件かまわったのちに、「やっぱり営業同行をしたところで、戸建を売ったり買ったりする人の気持ちまではわからないです」と正直に言ってみる。
実際、反響が鳴ったとか、成約したとか言われても、実際に家を買う人のことはよくわからない。
「どうやったらわかりますか?なにをしたらいいですか?」と聞いたところ、「自分で反響して、カスタマーになればいいじゃん」といわれる。
聞けば、彼も自身の経験で、中古の物件を買おうとして、リフォーム会社を探しているうちに、他の人にその物件をとられてしまって悔しい思いをして、仲介とリフォーム業界の課題をみつけたそうだ。
同期のたかしに、「マンションを買うの、仲間に入れてよー」といって、物件を教えてもらう。
渋谷駅から徒歩2分の新築マンションだ。
簡単に説明をしてもらったけど、「定期借家60年」とか、なにそれって感じ。
とりあえず、これも経験だと思い、得意の行動力で俺もいくわ!
ということで、次の土曜日のファイナンシャルプランナー相談会を予約してみる。
立地的に、渋谷から勤務先の東京だと遠いんだよなー。
銀座あたりであればいいのに(笑)
12月までに契約できるなら、渋谷で会社を登記しても面白いかも、ベンチャーっぽいし、知り合いに貸すのもいかもな、などと夢が膨らむ。
考えてみれば、大学のときからも少しだけ投資用のワンルームマンションに興味があって、よくわからないながらに定期的に、物件を見てチェックしていたことを思い出す。
そのときは大学生のニーズは確実だと思っていて、地方の大学の近くで、大学生に貸せそうな物件を探して楽しんでいた。
入社1年目にカスタマーになりたくて検討したときにも、1年目はローンを借りれないと聞いて断念した経緯があったなぁ。
12月にもらう源泉徴収という収入の証明書では、社会人1年目は、4月に入社して12月までなので、8ヵ月間の分しか証明できないとのこと。
2年目になったいまは、12月に源泉徴収をもらうときに、1年分の収入が証明できるから、それをもとにローンが借りやすいとのこと。それができるということなら、ぜひ検討を再開してみよう。
まずは詳しそうな人、実際に買った人に相談しまくろう!
ということで、さっそくリーダーであり、プロデューサーである藤本さんに相談すると、SUUMOジャーナルを読めといわれて、いくつかURLを教えていただく。
「固定金利」と「変動金利」、「フラット35S」、よくわからない。
自分はいくら借りれるんだろうか?
ふたたび、過去にマンション投資をしたことがあると聞いていた古瀬さんに相談すると、新築マンションのほうが税金の優遇があるので、有利だそうだ。
中古マンションを買う場合でも、セミナーは新築マンションのほうが多くやっているので、まずは新築マンションから探したほうがいいらしい。
調べてみると、ローンは利息を支払うので、3000万円を借りても4000万円を返すなんて、嫌だなぁ。
賃貸のときのように、だれかとシェアするのって難しいのかなぁ。ひとり100万円ずつを出しあって、30人で共同所有とか。・・・まぁ、なさそうだな。
藤本さんの話では、家賃が高い場合であっても、会社によっては住宅手当が出て、10万円以下で住める人もいるので、借り手がつきやすいとのこと。
やるなら自分が住みたいエリアで、安くて、1LDKまでかな。
近くの伊吹さんには、「投資用と居住用とは分けて考えるべき」とのアドバイスをいただく。人気の駅の反響状況を営業に聞くといいと教えてもらう。
編集長の池本さん、そしてマンションと戸建流通の営業に聞くといいそうだ。
中古はリノベーションもあり労力がかかるのと、あたりはずれがあって、ギャンブル色が強いとのことなので、新築がよさそうだ。
同期のたかしが言っていた渋谷の新築マンションについて、同期で住宅に詳しい阿部ちゃんに再度話してみると、目の前で貸すときの相場をスーモで検索して調べてくれた。
「1LDK、渋谷駅徒歩5分」で検索。相場は18万円。20万円で貸せるかもとのこと。
頭いい!ローンは、リクルートの社員限定で利用できる「提携ローン」を使うと安いとのこと。調べてみるといまはやっていなくて、すでに過去の情報となってしまっているようだ。ローンの金利も分からなくなっていた。
またしてもたかしと作戦会議。
3000万円のローンを借りると、3000万円÷35÷12=7.2万円が月々の支払金額とのこと。「借地」は土地を所有する代わりに「地代」を毎月支払うというもので、金額は毎月1.6万円。
その両方をあわせて利子をつけても、月々の支払金額は10万円ぐらいらしい。
数年で売ってしまって利息を最後まで支払い続けない方法もあるとのこと。そして定借は手軽らしい。
以前、安かった「シティータワー品川」という物件ははプロに目をつけられてすぐに売れてしまったとのことで、この物件もそうなりそうなものなんだって。
今回は抽選で10倍ぐらいになる予測で、説明会では倍率を減らすために、人気のない物件をすすめてくるらしい。
登録期間というものがあって、その時期に申し込みをして抽選があるとのこと。すでに不動産業界の関係者である「デベロッパー」の人たちが、個人として申し込みをしはじめているらしい。それぐらい、いい物件の様子だ。
やはり、賃料は20万円で貸せそうらしい。
だれかに貸すときの賃料が20万円で、月々の支払いが10万円なら、月に10万円の不労所得になるということか。しかも、物件は少しずつ古くはなるものも、残るんだもんね。
でも、だれかに貸すとしても、空室のリスクがあるよなー。
いくつかマンションをかかえられるならいいんだろうけど。
いま副業でやっている事業のように、システムをつくってサーバーの運用費として収入を作っていったほうが、収入も少ないけど、着実なのでリスクも少ないような気がするなぁ。
なんで抽選という形式なんだろう?物件が人気なのであれば、売主としては最初は高めにしておいて、徐々に金額を下げていくオークション形式のほうがいいのではないのだろうか?
人気があるように見せるためとか、抽選の前や後で、安い物件は妥協してもらって、少し高い他の部屋を選んでもらうための作戦なのかなぁ。
とりあえず、渋谷の物件を見学しよう!ということで、スーモで資料請求をしてやりとりをしていたので、10:00~11:30に三菱地所さんの相談会へ。
担当は藤井さんという若い方だ。29歳で結婚して子供もいらっしゃる。
まず、この物件の購入の一番の判断基準は「定期借地権60年」だと説明される。ここでダメな人はダメだとのこと。
多くの人は物件を買うときには土地も所有したいので、「所有権」でないとダメという人が多いとのことだ。
三菱地所さんでは、所有権のものを多く扱うのであまりいえない様子だったけど、相続を考えたりしないかぎり、定期借地権のほうがお得のようではある。
ちなみに相続の場合には建物よりも土地のほうがいいとのこと。
個人的には、定期借地権のほうが、初期費用が少なくなるので、性格にあっているけれども、他人が気にしているということはいざというときに売りづらいかもしれないな。ずっと賃貸で貸すのならいいんだろうけど。
(話したときのメモ)
・定期借地権60年というのは、60年で物件を手放すということ
・ローンの金額を年数で割り戻すと、月々の支払いは10万円~12万円
・周辺の家賃の相場は15万円
・1本目の住宅ローンを借りるときは、借りれないかどうかはあまり気にしなくていいとのこと
・「保証金」というのは「解体準備金」ととらえるとよい
・老朽化は、10年でガスの工事が必要
・毎月1,140円+固定資産税+都市計画税
・定期借地権の場合は、所有権よりも280万円高くなる
・旧梨本宮の邸宅
・渋谷駅の徒歩2分圏内では、今回9年ぶりに2つの新築マンションが立つ
・迷っている人はまず賃貸V.S.購入を決めることが先決とのこと
・金利は国のルールで、当面5年間は支払総額は変わらない
・35年間は10.7万円で、その後の25年間は2万円ほどの維持費というざっくりした計算をした
・正面にある公園と児童館は、東京都の開発でビルになりそうとのこと。これは都に電話したときのリアクションから推測したらしい
・眺望よりも立地、間取りを重視するならここはおすすめ
・南向きは北向きよりも湿気が取れやすく、もちやすい。今回は差額は少ないが、それは眺望がよくないため
・かかる税金は、不動産取得税32万円、ローン保証80万円、積立保証200万円などなど。次回詳細をいただける
今日は「ファイナンシャルプランニングの相談会」とのことだったけど、ファイナンシャルプランナーとは一切話せず、1時間30分の説明会に終始していた。ファイナンシャルプランニングについて話せなかったような気がするのは残念だったけど、まぁ、これでよかったと思う。
自分は断然、縛られない自由な生活がしたいので賃貸派だし、時代としても、これからは賃貸や定期借地権にどんどんシフトしていくと思うんだけどな~。
見学の時間にモデルルームを見て、少しテンションが上ったものの、やはり実物を見れないので想像がしづらい。
「これよりも、浴槽がひとまわり小さくなります」「キッチンの大理石の大きさが80%ぐらいになります」など。
これだと、実際に入ってみて「狭っ!」「話が違う!」とかってならないといいんだけど。
完成する前に、まだ見ぬマンションに3000万円なんて高いお金を払って買うのは、やっぱり怖いな。
こんなんで買っちゃうカスタマーって本当にすごいと思う。まさに、一生の買い物。
同期の阿部ちゃんが「ローンの1本目の審査がその後にもひびくので、気をつけたほうがいいよ」といっていたのを思い出す。失敗しないように、しっかり見極めないとな。
マンションの部屋ごとの金額が載っている「鳥かご表」は、実際に商談に来た人にしか見せないらしい。
業者同士の間で手の内を明かさないための情報戦なのだろうか。それとも売れ残りが出ないように、価格設定を変えていってうまくハンドリングするためなのだろうか。
プライベートで喫茶店で打ち合わせ。その合間に、昨日パンフレットとして渡されていた冊子を読み込む。
パンフレットの表現が「映画のような世界が日常に」など、文言が高級感あふれていて、かけ離れている印象だ。知らないカタカナ文字も多い(笑)
知らない専門用語や注意書きの文言が、パンフレットの下にたくさんならんでいるものの、思ったよりも多くはなさそうだ。
還暦を迎えた父親に、祝福の電話ついでに、母親とかわってもらい話してみる。
たまたまつい数日前に父親がちょうど「若いうちに家でも買っていればよかったかな」とぼやいていたそうだ。
3000万円で渋谷駅徒歩2分は、両親の反応でも、どうやらお得らしそうだ。
二人暮らしには狭いかもしれないが、現状賃貸の両親が住むことも不可能ではない。
そういえば昨日の営業の方は、「親戚に貸す場合には、他人に貸すよりも賃料がとれないのでおすすめしない」といっていた。
もっと本当の情報を知りたいなぁ。営業の人と飲みに行ったらいいのかな(笑)
渋谷の物件について、賃貸に出したときに住むのは誰だろう?と想像してみる。
渋谷駅に近くて1LDKなので、まず思いつくのはIT系で高給取りの社員たちかな。
近くにサイバーエージェントやDeNAがあるので、各社の家賃補助について調べてみる。
サイバーエージェントは、正社員は3万円補助が、5年以上の勤務で5万円の補助が出るという。
DeNAは、渋谷駅の近くの場合には、3万円の補助らしい。
他にも、Voyage Groupは、社員が3人以上のシェアハウスをすると5万円を支給とのこと。今回の1LDKでは適用外だ。
特定の企業の社員にしぼって、オフィスの近くなどでチラシをまいたら、集客の効果があるのかなぁ。SNSでターゲティングしても面白いかも。
プレマーケティングとして、少しだけ広告してみて反応を見てみたり、募集用の専門のサイトを作ったり、入居者を集めるところも、自分で経験してみたいなぁ。
営業の方が、「大学に入学した娘さんのために買うケースもある」といっていたので、近くの青山学院大学に通っている、高所得者のお嬢様などが住むのかも?と仮説を立てる。
しかし、青山学院大学の出身で新卒1年目の永坂さんに聞いたところ、お嬢様はそもそも一人暮らしではなく、都内で実家住まいとのこと。
一人暮らしの場合は、駒沢大学、学芸大学、祐天寺あたりに住んでいるらしい。
他にも、現役の青山学院大学の女子大生の知り合い3人にメッセージを送ってみたところ、「そもそもお嬢様もそんなにいない、渋谷のどまんなかよりも、登戸、溝ノ口、市ヶ谷あたりに住んでいるんじゃないか」とのこと。
たとえお金持ちであっても、地方のお嬢様を送り出す父親は、もしかしたらこわいイメージのある渋谷に住ませることはしないのかもしれない。
となると、渋谷駅徒歩2分に住むのは闇の世界の人たちや、夜の世界の人たちなのかなぁ…(汗)
誰が知っているかな? ひさし、久保さんに聞いてみよう。
あとは、同じく渋谷駅の徒歩圏内にある賃貸の不動産屋さんに飛び込んでみて、渋谷駅徒歩5分圏内の相場と、そのあたりを検討している人の属性を聞いてみようかな。
阿部ちゃんにも再度探してもらったけれど、去年あったリクルートの提携ローンはなくなってしまったようだ。
ローンの相談は、いつも使っているUFJ銀行にいってみよう。昨日行けなかった工事現場の現地にもいってみよう。
定借なので、売るよりも貸す方がよさそうだ。やっぱり渋谷徒歩2分って、夜のお兄さんたちが住むのかなー(謎)
HOME‘S主催のマレーシア投資のセミナーに応募してみる。12/5に品川であるらしい。
中古+リノベーションを、吉崎さんも検討中らしい。
たまたま、昼過ぎにあやしい不動産屋さんから電話があった。「節税しませんか?小一時間会う時間ください」と。
ちょうど今夜の予定がキャンセルになっていたので、「今夜どうでしょう?」とすすめて、会うことに。
営業の人と、電話をしてきた人が2人で現れる。「リクルートの人もたくさんやっているんですよ」といわれる。
はじめに、確定申告の書類の説明と、住宅を購入することのメリットを話される。
結局、そこの会社をとおさずに、個人でやってもできそうな一般論だ。これは会社員に残された、最後の節税手段だという。
計算されたのは、所得から不動産の項目を赤字にして、年に14万円ほどの還付金をもらうというものだった。
(聞いたことのメモ)
・税制は居住用には有利に、投資用には不利になっている
・投資用のマンションを持てるのは、人口のうちの300万人しかいない
・居住用ローンと投資用ローンがある
・居住用の金利は1%、投資用の金利は2~4%
・投資用なのに偽って居住用を借りて見つかると、%があがるか一括返済を求められる
・しかし、居住用で2年住めばだいたい問題ないとのこと
・この会社では、広告を出さずに借りれそうな人に目星をつけて、先に人を見つけてから物件を紹介していく手法らしい
・源泉徴収書の1枚目は4月からのものなので2枚目が出たいまのタイミングが最速だとのこと
若いうちに、最速でやってしまうってのは魅力的だなぁ。
「金持ち父さん」同期の2億円の融資の話は、相続があるか、もともとアパートなどの物件を持っていたのではないかと言われる。社会人2年目なのに、なにもないところからは借りられないだろうとのこと。
最初のローンのランクが、2回目以降のローンに引き継がれるという阿部ちゃんの話も、都市伝説で超高額の物件の場合の話ではないかといわれる。
むしろ、投資の実績をみせれば、2回目のローンを組むときに、有利になるらしい。
どうにかローンを借りずに物件を購入する方法がないのかをたずねてみても、出資者をつのるか親族からつのるかしかない、いずれにせよ利子がかかるとのことだった。なにか、面白い方法はないのかなー。
贈与税は20%程度かかってしまうらしい。もし出せるのであれば、ローンを借りるよりは仕組みとして安いのかも。
3000万円のローンを組んで、利息をあわせて4000万円を返済、と4000万円を集めて税金を引かれて3200万円で購入の場合だと、まぁそれであれば、ローンでも悪くないのかもしれない。
昨日、提案をされた物件について、同期のたかしに尋ねると、参考として提案された物件は坪単価@270に対して、実際には@335で、想定されていた賃料が、2万円ぐらい相場よりも高く、それでは借り手のつかない賃料設定だということだ。
世間一般に出ているデータをまとめたものだけど、社内システムでも調べられるらしい。
ないなー、なんという、ぼったくりなんだろう。やっぱり、相場よりも高く貸せると見せかけて、相場よりも高く物件を売って儲ける手法なのかなぁ。
フェアトレードをやりたいという大学生から、深夜に相談の電話がかかってくる。ネパール人男性の月収は5,000円だとか。
不動産を買って貸したりもいいけど、こっちのほうが投資価値がありそうな気もする。オフショアのアウトソーシング。
「金持ち父さん」の同期にメールで相談をしてみる。明確な区分はないけど、居住用と投資用とは分けて探した方がいいとのこと。投資をするのであれば、人が住んでいる物件を探すことも多いらしい。
それと、普通にマーケティングと集客をすれば、居住者は見つかるとのこと。
大事なのは、
だそうだ。
まだピンと来ない。また時間をとって話をしたい。
2回目の営業同行をする。今回も埼玉県だ。営業の森山さんに「いよいよ僕も、新築マンションを探しはじめましたよ」と話をする。
いい感じ。
先のことはわからない。恋愛も人生も、事業だってそう。
先日の渋谷の物件の2度めの打ち合わせだ。今度は、表参道のモデルルームへ。新築マンションを買いにきたのに、すごく古いビルの中を案内される。
渋谷の敷地は現在建設中なので、少し離れた表参道に、実際に買う部屋をイメージできるようにモデルルームを建てているらしい。終わった後はだれかに貸し出したりなどせずに、すぐに解体するらしく、非常にもったいないような気がする。
住宅ローンに関しては、投資目的で借りるのはダメだと言われる。ただし、それはグレーゾーンで、転勤や結婚などの理由で引っ越すこともあるので、なんともいえないとのこと。
やはり、銀行に目をつけられると、金利をあげられたり、一括での支払いを命じられたりしてしまうらしい。
まずは居住用で考えていこう。
今回は、ローンの「事前審査」というのをおこなうために、保険証や免許証、源泉徴収票などを提出する。
マンションを買うまでのスケジュールは、事前審査をしてから、それが通ったら申し込み、その後に抽選、契約、支払い、入居だ。
源泉徴収票は、2年分が必要とのこと。新卒2年目の場合には、1枚目の源泉徴収票が1年に満たないものなので、かわりに、過去3ヵ月分の給与明細と、ボーナス1回分の明細も提出する。
2年目の源泉徴収票がこのあと12月上旬までに手にはいれば、ローンが借りやすくなるらしい。
今日は具体的なお金の話をした。
審査で借りる金額を伝えるために、現在持っているお金の金額を、頭金として記入する。そして、16ヵ月後に契約として、それまでの間にいくらためられるかを計算する。
ローンは35年間で組めるらしいので、35年間、毎月返済をすることになる。
35年後のことを考えるのは難しい。日本の情勢や政治、災害、もしかしたら戦争もあるかもしれない。渋谷も大きく変わりそうだ。賃料が下がるリスクがある。
25歳のこの一瞬で、むこう35年間の自分をしばると思うと不安になる。60歳の自分が、35年前のたった25歳の自分の判断にしばられるなんて。
ローンは、頭金なしのフルローン、頭金として物件価格の1割を出すパターン、2割を出すパターンで試算してもらう。
頭金なしで借りられるのであれば、うまく使えば「錬金術」になるのではないかと思いはじめた。
手元のお金は減らないのに、3000万円が先払いされたことになって、普段と変わらない生活をして、本来家賃で消えていた分を、ローンとして返済していく。あるいは、貸したときにもらう賃料で、ローンを返済していく。
これは普段の収入や支出には関係ないので、「普段の収入+家賃収入-自分の払う家賃」で計算して、余ったお金で返済していくということになる。
お金に縛られるのは嫌だけど、普段の収入もあるので、これであればいままでどおりの生活はできて、しかも手元に少しお金が残るのであれば、投資にまわすお金までも、資金が維持できそうだ。
でも、やっぱり一番いいのは、自分で3000万円を貯めてから一括で買うこと、または自分がお金を貸す側になって利息をもらうことなんじゃないかな。
とはいっても、3000万円を貯めるためには何年かかるんだか。時間をお金で買えるのか。借金って仕組みは奥が深そうだ。
やっぱり、不動産投資は、銀行よりもリスクをとるから、銀行が直接やるよりも高くリターンが得られるんだろうなー。
とりあえず、最安値の部屋に申し込む。当選確率は8倍だという。急に現実感がなくなる。
あと、10月から買える上限の金額を、リクルートの社内株の購入にあてているんだけど、これはローンを借りるときに、マイナスになるのかなー。
ローンは、金利が変動するか固定するかを選べるんだけど、一般的には、変動金利を選ぶ人が9割、固定金利を選ぶ人が1割なんだそうだ。
「まわりの人たちに聞いたんだけど、だれが買うのかがさっぱりわからない」と伝えると、「ぶっちゃけ、この物件は、不動産業界の人が投資目的で買うことが多い」とのこと。そのつぎに、会計士や医者が買うそうだ。夜のお兄さんは買わないらしい。
物件を賃貸で借りる人の気持ちになって、渋谷周辺のマンションを検索してみる。
営業の人は、相場は17万円だと提示していたけれども、たしかに15万円~20万円は妥当な金額だと思われる。
たかしに話しかけると、今度は月島の物件を紹介してもらう。月島はあまり、な印象だ。
渋谷に住んでいる同期のひさしに、渋谷の賃貸事情を聞いたところ、20万円で住みそうな人は、独身の青年実業家ではないかとのこと。
法人で借りるなら20万円はあり。ということは、SOHO相談可で貸し出せばいいのかな。
もし買ったら、ひさしが15万円で借りてくれるらしい。
ネットで探して、エイブルが主催している無料の賃貸経営セミナーに行く予定を入れておく。12/8は抽選会と同じ日だ。
渋谷の物件は、もはや当選確率が8倍という言葉を聞いてから、現実味がなくなってしまっている。
あたったらそのとき考えよう、ではなくて、本当に当選した場合にどうするかをマジメに考えなければ。
当選しても「やっぱり辞退!」とかできるのか、わからないけど。
吉崎さんに、物件をみるときは「インカムゲイン(キャッシュ)かキャピタルゲイン(売買益)かの方向を決めたほうがいい」といわれる。自分はインカムゲインかな。
それと、若い会社員には、節税の効果はほとんどないそうだ。月のキャッシュに減価償却費の赤字計上をして申告をしても、数年が経つと効果が薄れるとのこと。
渋谷は家賃の下落のリスクが小さく、最高の立地だとのこと。5年すると賃料が5000円ほど下がるぐらいではなかろうかと。
申し込みをしている他の入居者は、どんな思いで物件を買おうと思って、どんな思いで抽選をむかえるんだろうか?
「金持ち父さん」同期とランチを食べる。
彼は入社1年目に相模原に8000万円のアパートを買って、いまも持っているらしい。
アパートは7部屋で、月に10万円程度の利益があるとのこと。
「楽待」という不動産情報サイトで登録をしておいて、「日本財託」という管理会社に運用を任せているとのこと。
最大で2億円の融資を受けられるのはアパートローンというものらしい。居住用でなく投資用なので、金利は高くて5%ほど。
居住用で融資を引っ張ってくるためには、中古でシェアハウス物件を探したほうがよさそうだ。やはり、人数が増えるとその分、家賃の総額が高くなるので、シェアハウスはお得らしい。
最初は運用の実績がないので、信頼がなくローンを借りづらいらしいけど、そこで1年以上の運用実績をつくると、次のローンのときに、審査がとおりやすくなるという。
1年以内に売買をすると、キャピタルゲインで一気に儲けようとしていると判断されて、つぎに買うときのローンの融資がおりづらくなるそうだ。
大企業からの独立イベントにて、たまたま同期に遭遇。新小岩のシェアハウスに住んでいるらしい。
借りているというシェアハウスを調べてみると、元学生寮の水回りをリノベーションして貸しているようだ。
渋谷の賃貸会社にいって、内見や追加の情報を仕入れることに。
うまく時間が調整できずに、1時間しか時間がとれなかったので2件を選んで実際に訪問することに。
営業の方とは、事前にメールで毎日のようにやりとりをしていた。「こちらはどうですか?」などと物件を紹介してもらったり、「店舗のスタッフ全員で探しました」などとのコメントをいただいたり、とても熱心な様子が伝わっていた。
そのため、店舗では、過去に送ってもらっていて、メールでやりとりして絞りこんでいた物件の図面を見ながら、今日はいった最新の情報も追加してもらって、2つに絞りこむことができた。
渋谷駅のすぐ近くの15~20万円の物件は、名のしれた大企業の法人が会社名義で契約していて、その会社の社員が社宅として住んでいるようだ。
1つは気に入りますよ、といわれたものの、円山町の端のほうで、後ろ側にラブホ街があるので、嫌な感じだった。
それでも住所は「松濤」といって、有名人も住む高級住宅街なんだとか。
もう1つは壁やドアの色が一昔前の旧軽井沢のような古い茶色っぽい感じで、部屋があまり気にいらない。
はじめから写真を見せてくれれば、色が好きではないですといって回避できたのになぁ。
駅からはとても近く、ヒカリエには8分ほどでいけるぐらいだったが、断念。
その後、新しく入社した近藤さんとも、プライベートでミーティング。26歳の彼も、シェアハウスに住んでいるらしい。
シェアハウスが、新社会人世代に、急激に流行っているのかもしれない。
このあたりは渋谷の都市開発があるため、これから地価が上がり、入居者も増えそうらしい。
調べてみると、たしかに10年スパンで渋谷の駅の上に、東急電鉄が商業施設のビルを建てる予定があるみたいだ。
営業の方は、普通では知りえない、業界のルートで出回ってる情報なんですよといっていた。
渋谷の物件を買う業界の人も、そういった情報をもとに、これから上がる物件を買おうとしているのかなぁ。
マンションの営業の人たちとフットサル。2年目で住宅を買った先輩がいた。
投資をしている人も多いみたい。みんな仕事柄か、マンションに関してめちゃめちゃ詳しい。
みんなして、家を買って運用するのを楽しんでいるみたいだった。
楽待にてシェアハウスの物件も探しはじめる。
喜久夫先生とのランチで、これまでの動きを共有して、今後について相談したあと、アドバイスをいただけるとのことだったのでこれまでのストーリーを書きためた日記を送信する。
10月から豊洲のタワーマンションを借りたときに、日本橋のマンションの解約を遅らせて「Airbnb」に登録していたけれども、2週間で3名からの問い合わせがあった。
もともと、10月に解約をしても2ヵ月分の違約金がとられてしまうので、12月の更新のタイミングで解約しても同じ金額だということから、2ヵ月間空けることになった物件だ。
これだけの需要があれば、ドミトリーの経営もできるのかなぁ。
渋谷のマンションの申し込みにいく。
申し込みは12/1からだったものの、藤井さんに結婚式の参列の予定があるらしく、予定を調整して早めることになった。
遅い時間に行くことに。営業時間外だ。一応、申し込みは12月からなので、こっそりと申し込みの下書きだけをしておく。
行きの電車から、覚悟を決めて緊張しているようにふるまってみても、当選確率が8倍と聞いていたので、やはり現実味がない。
あたったら考えればいいやの精神で、店舗に乗り込む。
ローンの事前審査の回答では、頭金として現金を、物件価格の1.5割ほど用意すればよさそうだとのこと。
購入までのフローを説明をしてもらい、事前の入金やローン、受け渡しのフローを教えていただく。
他の部屋に変えないかともいわれたけれども、最も安い現在の部屋一択で決める。抽選にはいきますと告げて、帰宅。
重要事項説明書ももらったので、家に帰ってもう一度読みこむ。
なかなか複雑だが緻密にルールや取り分が書かれている。あとから揉めないようにだな。
午前中に、渋谷の賃貸住宅との約束があったものの、別件の予定が入り前日にキャンセルすることに。
渋谷のマンションの抽選に同席。
自分以外には3組ほどしかいない。小さな部屋のなかで、席にして7席ほどが埋まっている。
抽選会場では、営業の方が数人で集まり、簡単に「抽選会をはじめます」とだけいって、よくみる番号の書かれたビンゴの玉を、これまたよくみるビンゴのガラガラのなかに入れて、抽選をおこなった。
なんだか、人生の大きなものを決める抽選会なので、勝手にロト6の抽選のような、豪華な会場や豪華なマシーンでの抽選を想像していただけに、意外と質素な会でニヤけてしまう。
しかし、たしかに、これは公正だ。文句の言いようがない。倍率は7倍に下がっていた。
少しドキドキしたものの、どうしようもならないので冷静に見ている。
最後の補欠まで、すべての数字が並ぶまで引いて、キャンセルが出たらその順番に声をかけていくとのことだった。
結局、「補欠3」となってしまい、抽選からはずれてしまう。
まぁ、「こればっかしはしかたがないなぁ」ということで、その場を去る。
夜は、これまたスーモで問い合わせて、神楽坂の新築戸建を見にいくために、仲介会社の営業の方とのアポ。
神楽坂駅からは徒歩7分の、3階建ての4SLDKだ。価格は5180万円から、4980万円に下がっていた。
間取図では、ロフトのことを「グルニエ」と書いていて、なんとなくかっこよさそうだけど、わかりづらい。
昨日の夜に、いくつかの物件をみつけて資料請求していたなかで、すぐに電話がきて「山手線の沿線内で破格ですので、ぜひ」とおされたので、次の日の今日にアポをとっていた。
神楽坂駅の近くで待ち合わせて、すぐにいわれたのが「売主に新しい図面をとりよせたものの、すでに申し込みが入ってしまっている、2番手としても見れない状況だ」とのこと。
「他にも似たような物件を探したけども、池袋と新宿しかない」とのことだった。昨日の今日なのに、いまになって状況がわかるというのも残念な気がするけど、他に探しておいてもらっているのは嬉しい。一応、見てみたいと伝えた。
すると、タクシーで池袋まで行くことに。ただの内見だけなのに、タクシーを使うなんて、戸建は単価が高いからか、予算があるのかな。
タクシーのなかで、「事前に検索して、Facebookで調べさせていただきました」といわれる。資料請求があったら、名前で検索してみて、めぼしい人から電話をかけていくんだそうだ。
車の中では、「10月にはじめたシェアハウスが半年限定なので、そのあと2年ぐらいは自分でシェアハウスをしてから賃貸に回すつもりだ」と話すと、賢いといわれた。
4人で5万円ずつで住めば、1年で200万円としても2年で400万円。5人にしたり単価を上げればもっと高く貸すことができる。「安定した収入ですね」と感心される。
やはり「借地権」が相性がいいらしく、5年で売る前提で、手離れのいいものを買ったほうがいいとのアドバイスをいただく。
さっそく池袋にいったものの、営業の方はタクシーに「5分ほどで戻るので待っていてください」とお願いをする。
いやいや、「行っても5分じゃ帰れないでしょう」と思ってついていくと、なんとそこは土地だけ。完成は1ヵ月後だけど、建てるのには2週間ほどしかかからないらしく、まだ土地の状態のようだ。
その後に、「シェアハウスの用途だとわかったので、もう少し探してみましょう。新宿の物件も見ましょう」ということで、一度お店についていくことに。
事前に店舗に電話して「他の図面を探しはじめてて」と連絡してくれていた。
帰りのタクシーで、新築戸建でなく中古戸建てや土地から建てることも考えていると伝えると「今年は新築戸建のほうがいい。数年前の中古戸建は割高の時代のものなので、値段が高止まりしていて、高く売りに出されている。底辺といわれているいまの相場で買うなら絶対に新築戸建だ」といわれる。
その後、店舗にいって、ローンの資金計画の表などを印刷していただく。「5000万円ぐらいまでなら、ローンを借りることができるでしょう」とのこと。
その後、もうまわりは真っ暗なものの、またタクシーで北新宿の物件を見にいく。広くて綺麗だ。築4ヶ月だそうだ。
夏には4580万円で売りだしたものの、申込者のローン審査がとおらず、売れ残ってしまって、いまになってしまったとのこと。そこでいまは3980万円で売りに出している。
前の道が狭いことから、駐車場が狭く見えてしまい、内見されても購入されづらい物件だという。個人的には、車が入れづらいこととは問題ない。
でもその分、将来売りに出したときに、そのときの買いたい人も少なくなるとすると、手離れが悪くなるなとは思うものの、値下がりしている物件は、チャンスだと思う。
とても綺麗な部屋で、3階建てで広々としている。部屋のなかに、木で組み方を解説した模型があったり、大きな車でも入ることを証明する写真が置いてあったりした。
1階に2部屋、3階に2部屋。2階にはキッチンがあって、LDKは吹き抜けになっている。
なにより、営業の方がこの物件を作った会社から最近、他の物件を買ったとのことで、品質も保証するし、価格交渉もできるんだとのトークだった。
ドアノブや浄水器もいいものを使っているらしい。お風呂は3面の壁を張り替えていると、お金をかけている印象になるらしい。
窓から遠くの教会の十字架が見えたのと、電車が通る音が聞こえるかと思って気になったものの、あまり気にならなかった。
付近を歩いていたときに「ひったくり注意」などの看板があった。これはここ一帯にかぎった話ではなく、新宿区には多くあるらしい。
もう一度、店舗に戻って、この物件を買ったときの収支計画を作ってみせてもらう。
そして「シェアハウス仲間に相談します」と言って帰宅。
戸建の場合は、シェアハウスにしもシェアオフィスにしてもOKだとのことだったので、また夢が膨らむ。
返済は、月に13万円だ。周辺の4LDKの賃貸相場を調べてみると、20~24万円。
4LDKはこの地域ではかなり数が少ないので、探す人はこの物件に必ず目をつけるだろうな。
営業の方は、「5年経っても3000万円で売れる。なんならうちのお店に持ってきてください」と強気。
「借地権」がある物件はとても安いものの、世の中の物件の5%ほどしかないらしい。「借地権」は戦後の恵まれない人に土地を貸すための制度でうまれたなごりで残っているとのこと。 通常は「所有権」が常識とされていて、「所有権」の方が圧倒的に人気だという。
ここの土地は、近くのお寺さんの所有地で、お布施などでもらって買った土地なので、下手に売買できないという理由で、「借地」として貸しているそうだ。
短期で買うことを考える場合には、借地権で十分。長期になると所有権が有利。借地権を手放すときは、他人にその権利を売るときだということ。
家に帰って、Google Mapを見たり、Googleで検索して、土地柄を調べたり。
渋谷から新宿へ。新宿でも住めると思う。いい立地。
会社でたかしに相談してみたら、「安いね。3500万円まで攻めてみたら?」といわれる。
そのとおりに不動産会社さんに電話して伝える。あるいは価格が下がったときにまた教えてください、そのときに買いますと。
3600万円なら交渉してみますが、3500万円では、先方に持っていけませんとのこと。
価格が変わったときに、更新情報がほしいなぁ。
「AirBnb」を使って、インドネシア人が日本橋の家に泊まりにきた。宿泊は1週間で4万円にした。
事前に、青山学院大学で国際交流系の活動をしている女の子に、ツアーのプランを立ててもらったので、データで送っていたけども、その紙を印刷して持ってきていて、このとおりに行く予定だとのこと。いいことしたなぁ。
鍵を渡して、部屋に案内する。人に部屋を貸すのってこわいなぁ。なにをされるかわからないし。水をひたすら使われるかもしれないし、壁を壊されるかもしれない。そして逃げられるかもしれない。
Facebookでも、「物件を紹介してください」とポストしていたので、守さんが自分の買ったマンションを買わないかと声をかけてくださった。
田端で1LDK、1年ほど売りに出しているものの、なかなか売れない。月に2回ほど内見にくる人はいるとのこと。検索して、URLを教えてもらった。
結婚をして次の家を買うために、次のローンを組みたいそうで、友人価格で売ってもらえるらしい。
喜久夫先生に誘っていただき、同じく規定チームの乾さんとの飲み会。「面白い人だからいっぺん食事してみ?」とのことで紹介していただいた。
乾さんは神奈川にアパートを建てているらしい。
土地を買って、建物を作ったとのこと。これが不動産投資の正しいやり方らしい。1つの物件のなかで、居住用と投資用で分けてローンを借りているそうだ。
施工会社がすごくものわかりのいい会社なんだそうだ。ローンのとおりやすい見積もりや設計書にしてくれているのだとか。
オフレコの話をいっぱい聞いた。
喜久夫先生の話では、投資の基本は「安く仕入れて高く売る」、「不動産は水物なので値段はない」「売りたい人がつけた値段と、買いたい人がつけた値段とで決まる」ということだった。
賃貸の物件を見ていて、シェアハウスにできそうな赤坂の4LDK の30万円の物件があったので、内見にいくことに。六本木1丁目の賃貸会社さんだ。
すぐに内件だけさせてくれるのかと思っていたものの、店舗に案内されて、意外と希望条件などを聞かれて待たされる。
もしかしたらもうすでに無いのかな?と思っていたら、やっとこさ鍵の手配をしてもらえる。
「レインズ」というものをはじめて触らせてもらえる。「スーモに載っているのは世の中の2割で、レインズに載っているものから転載しているんですよ」とのこと。
まずは都心3区で戸建、マンションで探して、その後に他の地域に拡大していく。
検索条件を変えながら適度にしぼっていって、「これはキープでいいですか?」と図面を印刷していく。
毎日たくさん更新されるものでもないので、今あるものが最新の情報だとのこと。
レインズにはじめて触れたことでテンションがあがって、いろいろ操作してもらう。
過去に成約した情報も載っているとのことだったで、自分の住んでいた日本橋と、いまの豊洲のマンションを検索してもらう。
売主さんは、隣人に自分のマンションを売ることなどを知られたくないので、レインズに登録してもスーモには公開しないことがあるらしい。不動産屋さんでしか見られない物件もあるらしい。
このお店では、普段からお客さんとレインズを一緒にみるとのことだった。不動産屋さんで「本当にこれですべての物件ですか?いい物件を隠していないですか?」と不満になることも払拭されるので、とてもいい対応だと思う。
「他の不動産屋さんにある物件でも探せるんです」といわれても、「本当にそうですね!」と、とても納得。
営業の方によると、レインズには世の中の8割の物件の情報が載っているらしい。そこにないものがスーモやアットホームのBtoBサイトに、流通図面として独占して掲載されているもで1割、あとは街の不動産屋さんで1割で、それですべて網羅されるそうだ。
来客のないときにまとめて最新情報を探していって、すべてを更新するとのこと。時間がもったいないので、外注できる会社があればいいのに。
それでもスピード勝負が肝心なので、他の会社に取られたら負け。1日でも早く最新情報を入手して、お客さんに見せなきゃとのこと。
お客さんには、毎週のように図面を丁寧に送っているらしい。1年以上探している人にも毎週やりとりのメールをしているらしい。
このお店は特殊らしく、六本木の特定の住所を指定して買う人がよく来るとのことだ。駅前の街の不動産屋さんのように、乗り換えできればどこでもいい、のお客さんよりも、元麻布のこのあたり、などと指定してくるという特徴があるらしい。
六本木ヒルズに通勤している人もいれば、外国にいて電話だけで借りてしまう人もいるらしい。その場合は、営業の方がそのお客さんのためだけに部屋に行って、動画をとって送るらしい。これまでに、使用人も住ませるような超高級マンションにも行ったことがあるらしい。
六本木近辺は、過去に2回、大規模な再開発があって、今あるものは古いマンションか新しいマンションかの2つに分かれるのだそうだ。
結局、土曜日は管理会社さんがあいていなかったり、オーナーさんの気まぐれで用事があってあけてもらえなかったりということで、最初に問い合わせた1件だけを見にいくことに。
赤坂の3階建の戸建は、黒を基調にしていてとてもデザイナーズな感じだった。
賃料は、30万円から28万円に下がっていた。敷金も1ヶ月分安くなっている。
もともとが新築だったのに、買い手がつかずに1年が経ってしまったかわいそうな物件で、そこから賃貸に出してもなかなか決まらないという、本当にかわいそうな物件だ。
一部屋が狭いのと、3階がロフトでガラス張りだった。
シェアハウスの家に帰って、住人のみんなに確認したがそれでもいいよとのこと。とても気に入っていたので候補にしたいと思う。
一階のフロアよりも、メゾネットや戸建の方がプライベートは確保できそうかも。いまはお互いにあまり帰ってこないし、休日もずれているのでいいのだけど。
それ以外の物件は、日本橋の物件で、形が長方形ではない25万円の4LDKと、神楽坂の物件で、古くて学校のような部屋の作りの30万円の広い5LDKだ。
シェアハウス可の東日本橋の2物件は、残念ながら見られなかった。この2つもとてもおもしろそうだったのに。
その足で、先日の新宿の不動産屋さんへ。夜に、今度は王子神谷の5LDKの物件を見せたいとのこと。
駅からも遠く、無理やり4LDKを狭くして5LDKにしたような家だった。
あきらかに品質も、先日の新宿のほうがいい。
近くに建設中の戸建もあったので、そこも見てみる
機材を運ぶ関係から、分譲地では奥のほうから、順番に家を建てていくらしい。
完成しているものや、これから完成、トイレをつければ完成などと、それぞれ進捗に差があった。
どれもやはり2週間ほどで建つらしい。職人として高校生ぐらいの人が働いていた。建物は1500万円ほど、土地が3000万円ほど、数年で建物の価値はなくなってしまうそうだ。
そこで、「この物件、実はあえて見てもらったんですよ」と切りだされる。
「こないだの北新宿の物件、再度見ませんか?今日は値段を決めていってください」と営業され、その足で新宿の物件に再度見学にいくことに。
「会社の同僚に相談したかぎり、電話で伝えたとおり3500万円が希望です」と一点張りした。
営業の方も「たしかに現実的に考えたらそのぐらいかもしれませんね」、「ただ他人が推薦するときには安全な金額でいうでしょ?本当に買いたいのなら100万円ぐらいなら上乗せてもいいのでは?」と、引かない。
「決めるのは弦本さんですよ」、「もう来年は残っていませんよ」と。
こんなに安くて、立地も条件もいい物件は他に出てこない、数年に1度のチャンスだということだ。
とりあえず、そのまま店舗に移動して、ワインをもらって帰ることに。クリスマスのプレゼントキャンペーンだった。結局「3500万円でなきゃNGです」と伝える。
そもそも先方がすすめてきたもので希望ではなかったし、ラッキーで手に入ったらそのときに考えようと思う。
夢が膨らむものの。
今日もまた「3500万円ではなく、100万円でもあげられないか」と電話がかかってくる。担当者レベルでは役員にエスカレーションしなくてはならないのだが、「これでは持っていけません」とのこと。
「100万円は仲介手数料と同額だなぁ」と思い、仲介手数料が無料とうたっている会社さんにも電話をしてみて、「この物件、3500万円にできませんか?」と聞いてみる。
やはり、値切れなさそうとのことだった。
売主の名前も教えてもらう。三栄住宅設計さんとのこと。
日本橋のインドネシア人が退去することに。とても感謝された。
第一印象やFacebookでも見ていたけど、悪そうな感じの人ではなかったのでよかった。
部屋もおこうの香りがしたけど、綺麗に使ってくれていた。
「枕がとても気持ちよかった」といっていたので、どうせ捨てる予定だったのでということで、そのまま2つあげた。お土産に持って帰るそうだ。
布団も捨てる予定だったので「持って帰っていいよ」と伝えたけども、「それは重いから」と断られる(笑)
家族は両親と、高校と大学に通う娘さんの2人。
個人的に、大学のときに家族でジャカルタに行ったことがあったけども、そのときに行ったソゴウと日航ホテルの話をしたらそのすぐそばで会社をしているとのことだった。
2人ともインテリアのデザイナーだ。ジャカルタで賃貸の経営をしているそうだが、月の家賃は2万円だそうだ。
「ジャカルタの2ヵ月分の家賃を1週間でもらっちゃったよ」というと笑っていたが、東京では他にない破格の金額だったそうで、満足されていた。
「ぜひジャカルタにも泊まりにおいで」とのこと。この冬でもいいけど、またいつか行ってみよう。
夜は、もう退去する日本橋のマンションで、残されたベットを明け方まで壊したり、家具を豊洲まで運んだりした。
日本橋の退去日、部屋を綺麗に使っていたので、クロスの一部張り替えのみで、3,000円を取られるのみ。
よかった、よかった。もうしばらく住んでいなくて、実感がわかなかったけど。
本当にこんなに狭いところでよく生活できたなぁ。
18平米で、お風呂とトイレと洗面所が一緒。
大学生のときに最初に来たときは、本当に安くて綺麗でいいところを見つけたと喜んでいたものなのに。収入が増えると生活のレベルも変わるのってこわい。高校の友達に「雑居ビルじゃん、次はいつ引っ越すの?」とか言われたし(笑)
でも職場まで、徒歩10分以内だったのが本当によかった。
深夜まで副業の打ち合わせをして、終電が終わった後でも帰ってこれる場所だったので、本当によかった。
つぎの引っ越し先として、よく京橋駅のまわりの1Rや1LDKも探していたけど、まさか豊洲の3LDKに着地するとは。
3月で定借が切れてしまうということで、半年間限定のかわりに、家賃を27万円から18万円に値引き。なかなかこの豊洲を超える物件はないなー。
新規事業の提案の勢いってすばらしい。なんでも実現できちゃう。
少し寂しいけど、次にくる人も、自分と同じような人がくるのかな。
と名残り惜しんでいたところ、新宿の営業の方から電話がかかってくる。「まだ紹介の余地はありますか?」と。週末は旅行で、来週ならあいていると伝える。
新宿の不動産屋さんから電話。
先日の北新宿の物件は他の人から3880万円で買われてしまったらしい。
こうやって決まっていってしまうのかぁ。
まぁ、でも逆に考えると、正当に評価してもらえる人に買ってもらえてよかったのかもしれない。きっと物件も喜んでいるよね。
クリスマス、毎年恒例になりつつある草津の別荘へ。シェアハウスのメンバーのひとりの別荘に、みんなで泊まりにいく。
ひのきでできているいいおうち。
ランニングをしていたら売り地が多いのが目立った。土地も100万円を切っているのか。
同年代の経営者との打ち合わせ。彼もシェアハウスの構想があるとのことで話をしてみる。
過去にも1日2000円、1月10000円で泊まれる宿の経営をしていたそうで、今年は2月から地方の就活生向けに就職活動をするための拠点を作りたいとのこと。
また、不動産屋さんに知り合いがいるらしく、仲介手数料を0円にしてもらえるらしい。
新卒で入社する学生さんに部屋を紹介するビジネスをやるそうだ。
家でHOME’Sを探していると、中野坂上に12LDKの30万円のものがあった。
不動産屋さんに「今すぐにでも行きたい」と連絡すると、16:00からで調整してもらえたものの、調整に時間がかかり、大家さんが出かけるのでやはりダメ、と言われてしまう。
大家さんが年内はゆっくりしたいとのことで、年明けに再度、調整することになった。不動産屋さんの彼も「前代未聞の大型物件」と言っている。これはすごい物件のような気がする!
大家さんは癖がある方だとの情報だったので、入念に準備をしていきたいと思う。
今年、弦本が地方にいた彼を東京に呼んでプロデュースした20歳の社長さんに会う。
六本木のシェアオフィスから移転するオフィスを探しているそうだ。
さっそく昨日の友人に、彼にオフィスを紹介してもらえないか依頼する。
中野坂上の12LDKの物件の内見の予定が変わる。オーナーさんの都合で13日へと変更するとのことだ。
せっかく、現在居住中の大家さんに交渉するために、しっかりと資料を作っていたのに、残念。
頭のかたいかただとのことだったので、事前にきちっと資料を作っていた。お菓子でも買っていこうと準備していたのに。
シェアハウスの同居人の一人に辞令がおりて、春からベトナムに行ってしまうらしい。
連休中も、いろいろな物件を見ていたものの、やはり4000万円以下なのは、押上や四ツ木、堀切東陽町のほうなどだ。
あーあ、新宿の物件でも、4000万円でもよかったのかもな。しばらくは掘り出し物も出てこないのではないかと悲しい。
新宿も決まってしまったし、営業の方からも、もう電話もかかってこないなぁ(笑)
知り合いの経営している渋谷の会員制のバーが、一般にも公開される日だということで、ご挨拶に。
会社の後輩や女友達、就活生の友達などをまぜこぜに誘っていく。
ほどよく酔っ払ってきたころに、新宿の営業の方から「ローンのキャンセルがあった」との電話がかかってくる。「新宿の物件、まだ検討の余地はありますか?」と。
「前に3500万円でついていたお客さんは死んでいますか?」と売主の会社さんにいわれたらしく。「こちらの要望は前回と変わりません。一度断っていますし、価格が下がらないのであれば、これから3500万円になるまで待ちます」ときっぱり。100万円でも数十万円でも、乗せることはしないと伝える。
「それでは、3500万円で申込書を書いてしまって、それといっしょに価格の交渉をしましょう」といわれる。他に賃貸で見学する予定の物件があるので、そちらも検討していることも伝える。
毎年恒例の、大学の研究室の新年会に参加。2次会の途中で、再度新宿の営業の方からの電話がある。
「他に検討している物件は、どんなものですか?」と聞かれ、「中野坂上の12LDKの賃貸の物件です」と伝える。
「まずは中野坂上の12LDKの見てからにしようと思っているんです。しばらく誰も見学できていないと聞いているので、最速で内見してオーナーさんにOKをもらえれば、12部屋のほうが活用の幅も広いし、いいと思っているんです」
すると、営業の方も知っている有名な物件だということでで、親しい管理会社に連絡して、どうにか情報を仕入れてくれるとのこと。ちょうど、そのオーナーが持っている、別の物件に、お客さんを紹介したことがあるらしい。
昼過ぎに、新宿の営業の方からの電話。
中野坂上の12LDKの物件を扱う、管理会社さんに連絡をとったとのこと。
オーナーさんは、実は売買も同時に検討していて、売却が優先で、決まらなければ賃貸に出す予定だったとのこと。
そしてすでに現在、買付の申し込みが3人から入っていて、それぞれローンの事前審査をしている段階だとのこと。
大家さんに「売買で紹介してもいいですか?」と聞いても、「3人のいずれかに決まりそうなので、期待薄ですよ」と一掃されたらしい。
ということで、賃貸はなおさら借りれなさそうだという。もしかしたら、ローンの話がつくまでの間、賃貸の内見を年末から年始、年明けと、内見の日にちをどんどん遅らせてきたのかもしれない。
望みが薄そうだとのことはわかった。そこで、中野坂上の物件を見る前ではあるものの、新宿の3500万円の話に。一転し「3500万円でもいけそうだ」とのこと。
そこからの決断と行動は早かった。
その後の予定をすべてキャンセルして、シャワーや身支度もせずに、すぐに新宿の店舗に直行する。すぐに申し込みをする。
ダメ押しで数十万円もあげる余地はありませんか?と聞かれるも、「それで一度断っているので」とダメ押しできっぱり。
明日の朝10:00に、こちらの仲介会社の部長から、売主の会社の役員に、直接交渉をしてくれるとのこと。
正月の挨拶の際に事前にジャブを打っていたので、恐らく大丈夫だという。
帰りがけ、そういえば誰にも報告していないなということを思い出し、母親に一報を入れようと思うが不通。
寝る前に、とりあえず親には連絡しておいたほうがいいと思い、家族への一斉メールで「明日、価格が交渉できたら新宿に家を買おうと思います。」と入れておく。
とくに連帯保証人も必要ないので、迷惑をかけないで自分の責任だけで買える。います。 就職を決めたときもそうだったけど、自分だけで決めてしまうんだよなぁ。結果的によかったからいいけど。
朝から大雪の珍しい天気。今日、運命が決まるのかと思うと、わくわくする。
先に、10:00に中野坂上の12LDKを見学する。
すでに望み薄だとわかっていたので、事前に作成していた自己紹介や提案の資料も、お菓子も持たずに訪問をするだけ。
仲介会社さんと管理会社さんの若い男性と、オーナーのおばさま。
おばさまは感じのいい人だった。
もともとこのエリアの地主さんで、港区の物件は大使館として貸しているとのこと。
今回、横浜に引っ越す家を建てていて、上の階はすでに他人に賃貸しているという。
さすがに広くて綺麗な家だった。応接室とお客様用の扉、トイレ。庭にはBBQセットがある。
借りられない運命だとわかっていたので、あまり期待感をあげないように素早く見て帰ろうとする。
この時間の前にも見学に来た人がいたそうだが、怖いお兄さんだったそうだ。やはり同時に売りにも出していて、ローンで買おうとしている人も、シェアハウスの運営を予定している人たちだとのこと。
オーナーさんはこの家を気に入っているようだったものの、すぐに売却して横浜に行きたそうな様子だった。
売却が優先で、賃貸が二の次なのか、本当の話はわからない。
そのあと、新宿の不動産屋さんに駆けこむ。とても寒い雪道をいく。
店長さんが、先方の不動産会社さんに話に行っていたので、帰ってくるのを待つ間に、いつもの営業の方と、物件をもう一度見にいくことに。
「この部屋で借地権について教えていただきましたね」、「ここの吹き抜けで値段の話をしましたね」、「もともと買うつもりはなかったんですけどね、紹介していただいてよかったです」と、しみじみと、懐かしみながら話す。
タクシーのなかで、営業の方にいくつか質問をする。
今回の交渉がつうじるのは、これまでの取引量が多い関係で、建売会社よりも、仲介会社側のほうが優位だったということだった。他の物件の仲介も含めて、トータルで利益が出ればいい関係であることを教えていただく。
事前に前面道路ができていないため、売り出せない物件があったときも売出前にほぼ完売にしてあげたり、などと貸しを作ったこともあるそうだ。
「今回の買い物はいいと思いますか?」と尋ねると、「自分の勤め柄や今回の交渉がとおるのであれば、自分が買いたいぐらいだ」とのこと。
彼も、この建売業者さんから購入したので、それも今回の値下げの交渉題材にしていたそうだが、今回はそれ以上にうまいやり方をしたらしい。
「先方の手数料分の片手分を安くしてあげたり、弦本がお支払いする仲介手数料を一部先方にまわしてあげたりしているのか?」と聞くと、それはノーコメントだとのこと。
最後に「売却する際や、賃貸に出すときは、またうちに扱わせてくださいね」といわれた。
店舗に着いて、「重要事項説明」や「売買契約書」を記入していく。
ハンコはやたらと捺したが、実感がわかずほとんど緊張しなかった。
ここでもらった書類は、中古で売るときにも残しておかなければいけないとのこと。ゲームソフトのように、箱や説明書がないと、買い取りのときに値下がると同じ考え方なのか(笑)
1時間ほど重要事項を説明していただく。途中で、重要文化財が埋まっている可能性のある遺跡の指定区域だとかいわれる。
事前に説明しないのか。いまさらいわれても、という感じ。
その後、建売業者の担当者の方とも、契約書を結ぶ。
その際、建築に関する詳細な資料をもらう。床材や壁材、保証の話など。これまた「いまさら出てくる?」という感じ。
これはいい話なので、なおさら事前にもらえればよかったのに。悪い話でないので、問題でもないけど。
「こんなにいい情報を、どうして公開しないんですか?」と聞くと、「公開しないほうが、取り扱い業者さんに特別感を出せて、彼らに売ってもらいやすいからなんです」と答えられる。
本当?もったいないなぁ。とも思いつつ、すぐに手続きを終えてお店を出る。
やっと、やっと!家探しから開放された~!
もう、スーモやHOME’S、楽待に張りついたり、物件が買えないかどきどきしなくてもいいんだー!と思いながらも、寂しいものもある。
終わってしまったんだなぁ・・・
もう、近々いい物件が出てきても、購入できないんだなぁ・・・
駅に向かうエスカレーターに乗りながら、会社の先輩方に報告したいと思った。Facebookでリーダーや、これまでお世話になったみなさまに、お礼と報告のメッセージをした。
そして、親に契約したことを電話。
すると「土地柄が気になるから住所を教えてほしい」と。「お寺の後は墓地の後だと運気がさがるからダメよ」とのこと。
借地権だし、大丈夫だと伝えるも、調べるとのこと、気にしすぎのような。変に忠告されても困るだけだったので事前に相談しておかなくてよかったなぁ。
結局、Googleでハザードマップやら古地図を見て、茶畑の跡地だったので、納得したそうだ。
その後、豊洲のマンションの管理会社さんから電話があった。
もともと3月までの定借契約だったのに、「4月以降も居住を継続したいですか?」とのこと。
というのも、オーナーさんに辞令が出たら東京に戻る予定だったのが、もしかしたら帰ってこないかもしれないとのこと。
まだ、確実に住めるかわからないので、まだ決めかねていると伝えておく。でも、「ものすごく気に入っているので、ぜひ引き続き住めるのであれば嬉しいです」と伝える。1月末までに正式に通知をもらえるそうだ。
会社で、「結局あの家、買いました!」と報告してまわる。
喜久夫先生に、「君はまるでパソコンを買うようにいうね」といわれる。
順次、会社でお世話になった方や、話せそうな方から報告していく。
昼のランチのときに、喜久夫先生に重要事項説明書をお渡しして、内容に不備や不利になりそうな点がないかを念のため確認していただく。問題もなく、安心する。
これまでの経緯をお話すると、お得な買い物だったねと喜んでいただける。
事前審査にて、いくつかの銀行にローンの話をしてくださるとのこと。
今回はスピード重視ということなので、 必要書類を郵送していただいて、 すぐに記入して写真を撮って返送する。
書きなおしの必要があるといわれたので、すぐに店舗に行って書きなおす。
その場で印鑑も押しなおして、提出。
ローンがとおるか連日心配で気になっていたけど、不動産屋さんは大丈夫だという。
審査により、店頭の窓口にある金利よりも-1.4%~-1.6%の引き下げをするという。
事前の電話では、UFJ銀行は-1.5%までしか難しそう、三井住友銀行とりそな銀行とみずほ銀行は、-1.6%の可能性もあり、審査してもらえそうとのこと。
業者さんに任せっぱなしではよくわからないので、自分でも昼休みに会社の近くのUFJ銀行に、話を聞きにいく。ローン相談ということで伝える。
応接室に招待されて、入金までのフローや進め方を教えてもらう。
「今は固定のほうがいいですよね?」と仮説を伝える。変動も固定も、あがるときは2%レンジで大きくあがる。また、変動があがったからといって固定にシフトする人もいるそうだが、そのときにはすでに遅い状態になっているんだそうだ。どちらを選ぶのでもいいそうだ。
業者を通じて申し込むのと店頭で申し込むのとでは差はないそうだ。
結局、不動産会社に紹介してもらった、三井住友銀行でローンを組むことにした。火災保険も、紹介されたところにすることにした。
契約とローンは無事に通過したので、あとは引き渡しと、鍵の受けとりだけだ。
そして、しあわせにくらしましたとさ。おしまい。