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読書ノート『転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール(読書ノート)

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

  • 時代の変化(終身雇用の崩壊や企業よりも個人の寿命が伸びてきた、人材不足による人材ニーズの高まり、行政による多様な働き方の要請)で、我慢しながら働く時代は終わった
  • 本当の目的は「自分株式会社の時価総額の最大化」(自身の市場価値の最大化)
  • 強みがないという人が多いが、ないのではなく見つけられていないだけ
  • これまでの自分のキャリアを、①ポジション、②スキル、③業績、④経験、⑤コンピテンシーで分解する
  • 分解したものの掛け算で、自分の希少性を見つける
  • 変わらないことはリスク
  • 本当にやりたいこと(自分の目指す理想像)を明らかにして、その後に会社や環境について考える
  • 会社あっての自分ではなく、会社も自分もある考え方
  • 本人はまだ気づいていないだけで、自分のやりたいことができる環境は世の中にある時代が来ている
  • 自分のキャリアを決める権利が、会社ではなく個人に戻ってきた。自分の幸せを能動的に考える機会である
  • 自分株式会社の下に、会社事業部、家族事業部、友人事業部などがあると考え、時価総額は幸せの総量で計測する
  • 転職は目的ではなく、自分株式会社の時価総額を上げるための手段
  • タグ付け(強みのキーワード化)をする
  • SNSでタグに沿って発信すると、企業からのダイレクトソーシングで直接声をかけてもらえるもの
  • 採用担当者も、SNSをみて一貫性があるかを確認している
  • まわりに特定の分野で第一想起される人になれば、副業や業務委託で依頼が来ることもある
  • 目的なく英語の勉強やMBAの勉強をしてスキルを上げても意味があるとは限らない。正しい努力をしないと報われないもの
  • 目指すポジションから逆算してスキルを身につける考え方をするべき
  • 企業もジョブ型の雇用を進めている。プロジェクト化してくるなかで、自分が短期間でどのような成果を出せるかが問われてくる
  • 目指す姿から、ギャップを明らかにして、必要なものを考える。必ずしもスキルではなく、つながりなどが優先順位が高くなる場合などがある
  • 有名な会社だからなどの他人軸で会社を選ぶと、軸が崩れたときに別の理由を探すなどしてしまい本来選ぶべき軸から離れてしまう
  • 会社は自分を求め投資をしてくれるのか、自分は貢献できるのかの、双方のシナジーで考える
  • 狭く深いつながりではなく、広くて緩い多様で弱いネットワークで、業界のキーパーソンとつながっておくのが重要
  • 自分で自分の価値をコントロールできることは、倒産などの外的な要因にも強い。プランBやCを持つことは精神的にも楽になる
  • 自分には強みがないと考えがちだが、会社から給料をもらえている時点で、会社側は何かしら価値を感じているはずなので自信を持つべき
  • やりたいことがない場合でも心配はいらない。目の前の仕事からワクワクや楽しみを見出していけるもの
  • 過去の仕事を「やりがいのあった仕事」「やりがいのなかった仕事」で振り分けると共通点がみつかるもの
  • 自分の市場価値は需要と供給から決まるため、求人サイトへ自身のタグや職務経歴書へのオファーの反応をみる
  • 常に転職したい状況ではない場合でも、「いい話があれば」の気持ちで毎年更新しておくのもおすすめ。自分の市場価値を知るきっかけにもなる
  • 慌てて突然、転職を始めるのではなく、緩やかにはじめておくことで失敗を防ぐことができる
  • 職務経歴書をつくる経験をしておくのがよい
  • タグはあればあるだけよいが、時代に合わせて一軍と二軍を入れ替えていくとよい
  • コンピテンシーは、ハイパフォーマーに共通する行動特性のことだが、チームへの貢献や誠実さ、計画立案、戦略策定などがある
  • 他者がどのように自分を第三者に紹介しているかを聞くと、自分の強みを客観的に知ることができる
  • 実際に転職の面接を受け、質問されることを通じて、強みの求められている部分を知ることができる
  • 職務経歴書は有価証券報告書、キャリアコンサルタントからの評価はIR、相手の人事担当者は投資家のようなもの
  • 自分と似ている人や、憧れの人のタグを考えてみる
  • インターネットや雑誌などでインタビュー記事を見る場合には、見出しが第三者が引きのあると感じた強みを表している
  • SNSで定期的に発信する。ネガティブなコメントは避ける、フェイクニュースのシェアをしないように気をつける
  • プライベートな投稿でも自分なりの価値観を加えるように意識する
  • 1つのタグには賞味期限があるため、組み合わせが大事
  • 極端に離れたタグをかけ合わせる、新しく出てきたタグ、トレンドとなっているタグにアンテナを貼るとよい
  • キャリアコンサルタントとの定期的な情報交換やベンチャーキャピタルの投資先リストを見ると、ホットなタグがわかる
  • 英語とプログラミング思考はまだ求められているスキル
  • 単位時間あたりに出す生産性も求められている
  • 転職では環境を変えすぎず、固定のタグを軸に新規のタグを付けにいくのがよい
  • 求人情報は企業の先行指標になる(たとえばAmazonでは、音声エンジニアが募集されてから、しばらくしてアマゾンエコーが発売された)
  • 個人事業のヘッドハンターは、目先の報酬目当てで長期的なキャリアを考えてもらえない可能性がある
  • 企業情報は転職サイトよりも正直な情報が記載されている有価証券報告書がおすすめ
  • 業界のトップ企業の有価証券報告書を読めば業界の動向が見えてくる
  • 重要なポジションほど、水面下の限られた人づてでで求人がされているもの
  • 偉い人でも、意外とメッセージをすると会ってもらえるもの。ただし自分ができることで相手に貢献できるように努めるのがよい
  • 副業として働くことで自分の能力を再認識し本業でのモチベーションが上がることがある
  • 仕事は辛いものではない。時間よりも成果が大事
  • 学び続けることが大事

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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