企画のたまご屋さんに掲載していただきました!

「不動産投資ってなに?」から始められる投資マニュアル

投資に興味はあるけど、リスクがあるし、知識がない初心者には無理。中でも、お金がかかりそうな不動産投資は、最も縁遠い存在だと思っていませんか? 株や為替などの投資はプロのトレーダーがいて、初心者が勝ち続けるのは難しいというのが実情。しかし、不動産投資であれば、初心者でも勝つことができると本書の著者は言っています。

それは、なぜか? 限られた地域では、プロよりも地元に暮らす初心者の方が、その地域の情報を先に知っていることが多いからです。例えば、新しくショッピングセンターができる計画があり、近くの不動産の価値が上がりそうだなどの情報を得るには、地元に暮らす人の方が有利でしょう。また、特定の地域を深く研究し、詳しくなることで、その地域のプロになることができます。

ただし、不動産投資なら初心者でも勝てるとはいえ、オイシイ話には注意が必要です。職場などに不動産投資の営業電話がかかってくることがありませんか。その多くは、節税目的の新築マンション投資をすすめるセールスの電話です。しかし、実は相場より高い物件だったり、想定していた家賃で入居者が入らなかったなど、大きな損失を被ってしまうことが多くあります。

著者はこの失敗の原因を次のように言っています。

“相手のいうことを「儲かりそう」と、そのまま鵜呑みにしてしまうことです”

失敗を防ぐためには、自分でも相場や契約の内容をしっかりと把握しておくこと。また、きちんとした知識を身につけること、あやしいと思ったら、すぐに断ることなどが大切になります。

不動産投資は、家賃としてある程度の収入が長期間、安定して入ることが期待できるほか、購入した不動産を売って売却益を得るという手もあります。魅力的な投資だと考えられます。そうはいっても、まとまった資金は必要だろうし、専門知識がないからど素人には無理、という考えを払拭する本です。とてもわかりやすく、不動産投資のノウハウが書かれています。不動産投資の最初の一歩にいかがでしょうか。(中山寒稀)

引用: NPO法人 企画のたまご屋さん

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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