・地形の種類
※宅地として適する条件は、地盤が固い(水はけがよい)、土砂崩れが起きないこと。丘は宅地に向いている
※宅地に適しているかの判断には、古地図を見ることや近隣への聞き込みも有効
※後背湿地は水田として利用されることが多い
・日本の土地利用
・等高線
・小さい円が頂上 ・間隔が狭いところが急斜面 ・山頂から見て等高線が張り出ている部分は尾根(相対的に高い部分が続いている)。逆は谷(相対的に低い部分が続いている) |
※尾根と谷を描いてから等高線を描くと、張り出しているか引っ込んでいるかを判別しやすい
・災害の種類と特徴
地すべり | ・地すべり地の多くは過去にも地すべりを起こしているため危険 ・棚田などの水田として利用されることもあるが、宅地には適していない ・崖錐(がいすい)堆積物は、山から崩れ落ちた砂や小石に覆われた地域は切土をすると崩壊や地すべりを起こしやすい |
断層 | ・岩盤に力が加わることで生じる岩盤のずれのこと ・断層は強度が安定しないため、崩壊や地すべりが発生する危険性が高い |
がけ崩れ・土石流 | ・がけ崩れは長雨や豪雨によって発生することが多い ・土石流は河川流域内で豪雨にともなう斜面崩壊の危険性の高いところで起こる ・斜面は傾斜角が25度を超えると急激に崩壊の可能性が高まる ・斜面崩壊には表層崩壊と深層崩壊がある。表層崩壊とは山崩れやがけ崩れなど。深層崩壊は深層の地盤から大きく崩壊すること ・花崗岩が風化した砂質を真砂土というが、雨に流されやすいことから土石流災害になりやすい |
液状化現象 | ・大きな地震により砂質地盤が液体のように吹き出す現象 ・比較的粒径のそろった砂地盤で、地下水位の高い、地表から浅い地域で発生しやすい ・埋立地、干拓地、三角州、後背湿地、浅い谷など軟弱な地盤で起きやすい |
不同沈下 | ・地盤が建物の重みで部分的に沈むこと ※切土と盛土により造成した地盤の境目は、不同沈下が起こりやすい。切土よりも盛土で起こりやすい |