ニューヨーク滞在記⑰5番街の高島屋、そしてチャイナタウンでタイ料理!

Sep/08/2008 MON 晴れ

睡眠18:30→20:30、4:30→7:15

うー、眠い。。。7:15だ。ユウキの部屋で目覚める。ユウキはホテルのトラブルのため、今日は授業を休んで旅行会社に行くんだそうだ。かわいそうに。俺はもう、準備が間に合わないので相方には先に行ってもらうことにした。外国人はみな朝風呂派のようで、トイレまで混んでいる。ホテルを8:30に出たのでかなりギリギリだった。

今日は朝食はなしにして、1ドルの自動販売機でフレンチバニラ味のコーヒーを買った。

授業ではまずは宿題の答え合わせとして、一人ずつ生徒が指名されて答えていった。問題を見ながら少し考えてその場で答え合わせをする形式で、答え合わせと同時に宿題を終わらせる。悪い生徒になってしまった。。。答え合わせが終わると、つぎにタブーゲームというゲームをすることに。タブーゲームとは、一人の生徒が前に出て、タブーワードを言わずに与えられた単語を説明して、残りのグループのメンバーが推測して当てるというものだった。

今日はアジア勢が多いからなのか、発言量の多かったジュレとケイトが卒業したからなのか、かなり発言して正解することができた。そして、答えるときにはできるだけ長文で話せるようにも意識する。それと同時に、まわりの発言から使えそうな表現を抽出したり、それをノートに書き出していく。たとえば、アティーが答えるときに、どの問題のことを言われているのかがわからずに「Which one?」とルハニに尋ねた。俺は日本語でいう「どれ?」と聞きたいので、「Where?」や「What?」と聞いてしまうだろう。他にも呼びかけの「So, guys」や、コインの表がheadで裏がtail、わからないところをいうときには、一語ならblank(ブランク)、何単語かならblablablabla(ブラブラブラブラ)って言うんだ。「これと同じ意味?」は「Is the meaning the same “~”?」で、「他には?」は「What else?」など。自然な日常英会話の言いまわしは日本でほとんど勉強してこなかった。これが上手くコミュニケーションができない原因なのではないだろうか。

発音でも、「shouldn’t」は「シュント」、「couldn’t」は「クルント」、「wouldn’t」は「ウント」、「didn’t」は「ディント」って発音するらしい。うっそぉー。。。

授業では教科書やプリントのお題にそって、今週は未来のロボットがどうなるかなどといった空想を話しあった。これまでは国ごとの特徴から国の名前を当てたり、多国籍企業マクドナルドやコカコーラの話を読んで意見を交わしたり、宇宙人についてなどの題材で話し合ったりもしていた。

特殊な文字を使うのかと思い、インド人のルハニには「Takuya」をヒンズー語でどう書くのかを聞いてみた。そしてタイ人のプレムにもタイ語で「Takuya」とノートに書いてもらった。いずれも英語の「Takuya」と書くのと同じだった。

放課後にジュンペイと一緒になり、韓国人のドンホーとミランと昼食に行かないかと誘ってみた。ふたりとも行きたい韓国料理屋さんがあるそうで、連れて行ってもらうことにした。

彼らはお金をおろすために新韓銀行に立ち寄って、そこから韓国人街へと突き進む。ドンホーとミランによると、韓国人は韓国料理が一番好きなんだそうだ。韓国料理は他の国の料理とは違う辛さがあって、それに慣れた彼らは他国の料理では物足りないのかもしれない。

ドンホーは気さくに話しかけてくれる。ミランは何度もわかりやすい言葉で、理解するまで優しく話しかけてくれる。彼らにも韓国語をいくつか教えてもらった。注文で言っていた言葉を繰り返して真似してみたり、水をもらうときに「チョギョ」(すみません)というのを真似すると、その後に店員さんから韓国語で話しかけられて、困っていたら韓国人だと思ったと笑われた。

昼から結構な量のおかずを食べる。やはり、韓国料理はコチュジャンやキムチを使った料理が多かった。もちろん、肉もたくさんある。4人でひとり13ドルずつを払う。

ドンホーとミランにお礼を告げて、別れてジュンペイと一緒にタイムズスクエアまで上る。タイムズスクエアでは、ヒルトンの下のHISに行って、日本語のパンフレットをもらったり、ジュンペイが興味を持っていたNBAショップや、野球のチケット屋さんにチケットの取り方を尋ねに行った。ジュンペイは本場のベースボールを観たいという。一緒にチケットを取って行こうと話す。

途中、ハーシーズというチョコレート屋さんで試食が配られていたので食べてみる。有名なチョコレートのブランドみたいだけど、アメリカンな香料と、砂糖と水で作ったチョコレートのような味で物足りないような気がする。16:30ごろには、最近日本に進出したというH&Mというカジュアルショップに立ち寄り、パンツを3枚組みで12.90ドルで購入した。いっつもパンツがなくなるのが洗濯の周期を早めていたので、ここでパンツを買うことで、もう少し洗濯物をまとめて溜め込むことができる。買ったあとにふとパンツの製造国を調べてみたら、まさかの日本製だった。せっかくニューヨークで買ったのに!

それから、彼女にあげるプレゼントを探しに5番街の有名ブランドに入ってまわる。ヴィトン、フェンディ、グッチ、ティファニー、高島屋。他にも有名だといわれるブランド店に入っていく。

高島屋は日本とはまた違っていて、1フロアに3店舗ほどしかない狭さだった。リュックを背負った若い男2人が、高級ブランド店に入って女性用のアクセサリーを見てまわる。さすがのブランド店という感じで、ドアを開け閉めする仕事の人や、警備員の人などが揃っていて、不審者がいないかと目を光らせていた。店員のお姉さんにチャームやカタログを見せてもらっても、ニューヨークらしいものはあってもブロードウェイらしいものはあまりないみたいだった。

その後、ジュンペイに誘われて超一流デパートとして名高いといわれるバーグドルフグッドマンのメンズ館に行ってみる。ここでは今までで一番、俺の好きな系統の服が取りそろえられている。ジュンペイは、アンズとマリコとも買い物に来たらしいんだけど、メンズものをじっくり見る時間がほしかったようだ。ジュンペイは財布を中心にメンズものを買いたいといっていた。2時間ほどじっくり過ごして19:00になったので、そこから解散してホテルに戻ることにした。ここは西側の59st.なので、歩いて3つ分のブロックを東に進めば帰れる距離だったのだ。

部屋に戻って写真をパソコンに取りこんで、メールをチェックしていると、ユウキからメールが来た。LSIのパソコンからで、インドネシア料理を食べにいかないかというお誘いだった。すぐに今から行くと返信をして、ユウキと合流するためにLSIのライブラリーへと出ることにした。

LSIでは20:00にユウキと合流する。夜の校舎は妙に静かだ。ほとんどの生徒は帰っていて、入口でIDを確認する警備員と、残業をしている先生だけが居残っているようだ。明日は火曜日なので、月曜日の夜のうちに張り出されたクラス分けの掲示板を確認しにいく。

ジュリアン(スペイン)、グーカイ(トルコ)、アティー(トルコ)、ソウイチ(日本)、アンズ(日本)、ボクチン(韓国)、ドンホー(韓国)、ミラン(韓国)、ヒサコ(日本)、サリハ(トルコ)、ジュンペイ(日本)、エリカ、タクヤ(日本)

ハドソン川を渡る夕焼けの眺めも最高だ。図書室からパシャリ。

目当てのタイ料理店を目指すべく、LSIからキャナルSt.を西へと向かう。チャイナタウンまで歩いた後は、ユウキのガイドブックを見ながら、路地裏にあるタイ料理店を見つけることができた。

タイ料理店では、ライスペーパーでエビや野菜を包んだもの、ビーフに香辛料や香草やらを混ぜたもの、魚にココナッツミルクを混ぜたもの、ココナッツライスなどを食す。タイ料理は今年の春にインドネシアに行って食べたインドネシア料理の味に近い。スパイスの辛さをココナッツの甘さでおさえた甘辛さが印象的な味わいだ。

2人で57.8ドルの会計に、チップを足して33ドルずつを支払った。店員さんはお金を引き取ったあと、お釣りを戻しにこなかった。おそらくチップを含めて適切だと判断されたのだろう。

帰りはユウキと飛び跳ねながら帰った。変なテンションで騒いだり、意味不明な言葉を連発して笑いあう。一緒にバカになれる友達って、ひさしぶりな気がする。外国なのに、人のいないところをピョンピョンと飛び跳ねながら走って帰る。

すっかり陽の落ちたキャナルSt.を歩いて、LSIの角の階段からレッドラインに乗り込む。22:30に59St.駅の近くのいつものデュアンリードに立ち寄って、お菓子のチーズスナック2.89ドル、ペットボトルの水1.59ドル、大き目のボトルの紅茶3.59ドルを買う。すっかり毎日の飲み物はお店で買って飲むようになっている。ホテルには大きめのボトルを置いておいて、コップについで飲むようにしている。

そういえば、そろそろ彼女への手紙を郵便局に出しにいかないと、帰国ギリギリになってしまいそうだ。少し寂しいので、自由の女神のシールかビッグアップルのシールでも買って貼ろうかなぁ。封筒と切手もニューヨークらしいものにできたらよさそう。調べたところ、郵便局は24時間やっているらしい。明日にでも行こう。

今日はひさびさに自分の部屋のシャワーとベッドでおやすみ!

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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