ニューヨーク滞在記⑳7年目の9・11、ミュージカル「シカゴ」の鑑賞!

Sep/11/2008 THU 曇り

睡眠2:30→7:45

今日は自分の部屋で目覚める。最近は寝不足続きで、朝が眠い。眠い。眠い…。朝はパンを買って食べることにする。

今日の授業は珍しくゲームをしなかった。教科書にそって速いペースで進めていく。前半は単語の意味を辞書で調べて発表していく時間だった。そして感情を表す形容詞を、感情を込めて言う練習をする。

休憩時間にはフロアでたまたま会ったゴウンと話をして、他のクラスの社会人ぐらいの日本人女性がきたので、あえて日本人であることを明かさずに英語で話しつづけていた。するとその女性がどこに住んでいるかを話しているときに、急に「東京のどこなんですか?」と聞くと、「日本語すごく上手い!」とビックリされる。やはりアジア人は顔つきが似ているので、同じ日本人でも見わけづらいのかもしれない。

今日は前に会ったヒロミから誘われていたので、アンズとジュンペイの誘いに乗らずに、ユウキとホテルに帰ることにした。LSIを出て、ユウキとアメリカの百貨店のメイシーズに買い物にいくことにする。

そして今日は一度ホテルの部屋に戻ることにして、14:15に59st.駅のホールフーズへと向かう。昼ごはんには少しボリュームがあるものの、七面鳥を7.99ドルで、クラッカーを1.49ドルで購入する。

すぐに満腹になり、そして最近は少し寝不足が続いていたこともあり、部屋で少し寝ることにする。15:00→15:30の30分の睡眠だ。

今日はトリニティ教会で会ったヒロミとトイザらスの前に16:00に待ち合わせている。前に会ったときに連絡先を渡していたので、2日ほど前にパソコンにメールを送ってくれていたのだ。

ミュージカルのマンマミーアを観たいということで、tkts(チケッツ)という当日の売れ残りのチケットを安く売っているチケット屋さんを教えてもらい、夜のチケットを買うことにした。しかし、お目当てのマンマミーアは今日は売り切れのようで、かわりに同じくミュージカルのシカゴ(CHICAGO)を観ることにした。

開場は20:00からなので、それまでに散歩して時間をすごすことにする。17:00にサウスフェリーの方に行き、自由の女神を遠目で見て、世界貿易センタービルの跡地へと向かう。

今日は9月11日だ。あの9・11のアメリカ同時多発テロ事件からちょうど7年が経った日だ。

世界貿易センタービルの跡地では、さまざまな追悼のイベントが開催されている。前回来たときよりも人もたくさん集まっている。

30分ほどすごして、その足でチョコレートを探しに、ハーシーズ(HERSHEY’S)とエムアンドエムズ(M&M’S)のお店に入る。ニューヨークで有名なチョコレートのブランドらしい。

19:00になり、ジュニアーズというチーズケーキ屋さんに入って、ストロベリーケーキを6.75ドルで、コーヒーを1.25ドルで買って、表の席に座って食べる。イチゴジャムシロップは日本の甘さを超えていて、まさに海外的な甘さで罪悪感があるものも、甘くて美味しい。

20:00から公演がはじまるので、シカゴの開催される劇場までと移動する。

ヒロミは上智大学の史学部で、フランスの歴史などを勉強しているらしい。

本格的なミュージカルははじめてだ。ミュージカルはまさに本場のパフォーマンスという感じで、生で観ることに感動を覚える。強さや硬さというのか、しなやかや、かたさを感じる演出だった。大きな歌声で、ビブラートをかけて歌うときの声量や音域の上下の変動さがすごい。そして、場面ごとにシチュエーションにあった音楽を使っているのだと思った。音楽を聴くだけでその場面の雰囲気に乗ることができるのだ。

肝心な内容については、すべて英語で話されていたのでついていけず、パンフレットのあらすじも短く事前のストーリーの知識もなかったので、まったくわからなかった。ミュージカルで話されている英語は、ほとんど聞き取ることも理解することもできない。

まわりの観客が笑った瞬間も、自分には意味がわからずに笑えない。ここが笑いどころなんだ。せっかく一流のパフォーマンスに触れているのに、もったいない。悔しい。ホテルに帰ってWikipediaをみて、やっと話の全体の流れは理解できた。

家に帰り、教科書をパラパラとめくってみる。教科書の後ろページに文法がまとめられているのを読む。日本語で書かれた教科書ではないので、英語が英語で説明されていて、日本とは異なるニュアンスの違いなんかも反映されているような気がする。その付録をひととおり勉強して、疑問点は先生に質問しておきたい。

明日は金曜日なので、事前に着ていく服の準備をしておく。金曜日はクラス替え前の最後の授業の曜日で、お別れの写真を多く撮るなのだ。

今日はベッドメイキングされていないようだ。おやすみー。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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