2020年の1月にトルコに旅行に行った際に、帰りの飛行機のなかで、本田健さんの書籍『幸せな小金持ちという生き方』を読みました。
こちらはKindleで限定販売されている本ですが、本田健さんが過去に出版された『 「幸せな小金持ち」になるための8つのステップ』、『お金のIQ お金のEQ』、『「ライフワーク」で豊かに生きる』の3冊をセットにして販売している本です。定価は300円ほどですが、弦本はセールで150円ほどで購入して、飛行機でオフラインの環境になったことをきっかけに、ふと読むことができました。
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そのような経緯で『幸せな小金持ちという生き方』を読んでいて、本田健さんからたびたび、触れられていたのが、映画「ペイ・フォワード 可能の王国」でした。
いまでは著名な作家である本田健さんですが、この映画は本田健さんが書籍を書くきっかけになった映画だということでした。
そのため、「どれだけ衝撃的な映画なのだろう」という期待とともに、今回Google Playで映画をダウンロードして観ることにしました。
映画「ペイ・フォワード 可能の王国」は、原題を「Pay It Forward」といい、「恩を送る」という意味を表しています。恩を送るというのは、恩を受けた人に恩を「返す」のではなく、恩を受けた人と別の人に、恩を「送る」という意味です。
映画のストーリーでは、中学1年生になったばかりの11歳のトレバー少年が、社会科の先生であるシモネット先生に出会い、シモネット先生からの問いかけをきかっけに「ペイ・フォワード」にたどり着いています。
トレバー少年がたどり着いた「ペイ・フォワード」とは、まずは自分が1人で3人を助ける、助けられた3人がそれぞれ3人を助けると合計で9人を助けられる、そして、その助けられた9人がさらに3人ずつを助ければ、合計で27人が助かる、そうやって「恩が送られていく」という考え方です。
そして、彼は実際の世界で検証をしていくのです。
家庭内暴力を振るう父親と別れて暮らすアルコール依存症の母親。そしてシモネット先生との関係。11歳の少年が世の中を変えていく様子は、感動的でもあります。
衝撃的なラストのシーンは、賛否両論がありそうですが、自分も「恩送り」をしたくなるような、そんな心に残る名作の1つだと思いました。
もっとも好きなシーンは、トレバー少年が授業をサボってベンチに腰掛けているシーンで、シモネット先生に「ペイ・フォワード」をしはじめた理由を説明するところです。
最後のシーンでは、「本当は世界は思ったほど悪くない。変化が怖くて行動できず、変えられていないだけ」であるということ、そして世界がどのようなものかに気づくためには「心をこめて、意識してまわりを見ること」が大切だということを学びました。
弦本も「恩送り」という言葉を人生のテーマのひとつに掲げていますが、あらためて意味を感じることができました。
映画は2000年に放映されていて、20年ほど前のもののため、当時の自分には見た記憶がなく、過去にどれだけの方に観られていたのかがわかりません。
しかし、2020年の現在にも通用する、人生で大切な教えが盛り込まれていると思いました。ぜひ、興味のある方は観てみてください!
本田健さんの本は、個人的には10年ほど前の大学生のころから『ユダヤ人大富豪の教え』などを読んでいます。
最近でも「大富豪からの手紙」を読むなど、あらためて本田健さんの考えに触れる機会が多かったです。今回、『幸せな小金持ちという生き方』を読んで、あらためて大切な考え方を認識することができました。
本田健さんの書籍について、簡単に内容を知りたい方は、以下の読書ノートもご参考ください。