―鬼頭さんは普段何て呼ばれているんですか?
会社では「鬼頭ちゃん」とか「佳代ちゃん」と呼ばれています。
―本業は何をされているんですか?
本業はITベンチャーで、その会社がもっているメディアの運用と、もう一つ広報の仕事をしています。
現在、社会人2年目です。中小企業やベンチャー企業専門でウェブマーケティング支援をしている会社ですね。
―入社のきっかけは何ですか?
名古屋の出身なんですけど、学生時代にうつ病の人を支援するような、20人くらいの規模の会社でインターンしていたんです。そこの会社で困っていたことが、集客。集客って基本的には苦労されているじゃないですか。その人たちも、社長をはじめ、社員全員が「こういう課題を解決したいから、こういう事業をしている」という熱い思いがあったんですけど、でも集客の仕方が分からなかったんです。特にうつの人なので、対面よりもインターネットでの集客を強化しなくては、という状況でした。それなら、インターネットで集客する方法やビジネスを盛り上げていく方法が分かったら、そこの会社にも貢献できるかなと感じたんです。それで、新卒で今の会社に入りました。
―プロハに出会ったきっかけは?
早野さんを紹介してもらったことなんですが、紹介してもらった文脈がイベントではなくメディアなんです。
自分が会社の中でメディアを運用していて、同業者として紹介されて。それで早野さんと話したときに、「それだったら、自らビジネスを立ち上げようとしている若い人たちの話を聞く機会があったほうがいいね。日常的に顔を合わせていたら、事業者の気持ちや困りごとがよくわかるんじゃない?」という意見を頂いて、確かになと思ったのがきっかけです。そこからすぐにプロハに行きました。
―最初にプロハに来たときの印象は?
「本棚が素敵!」と夢中になりました。私自身、あんまり広い部屋には住んで、いないんですが、自分の机の奥を本棚にしていて、自分の部屋のテーマが「青色の図書館」なんです。好きな色が青で、小物とかも全部青。あとはひたすら本を置く、みたいな。そういう謎の空間を作っているので、本棚のあるプロハに夢中になりました。
そして、自分の活動を持っている方が多くて、「そういうふうにできるんだ」って思ったりとか。やっぱり会社の中にいるとある程度凝り固まってしまうというか、会社にとっての当たり前と自分にとっての当たり前は違うし、世の中にとっての当たり前もこことは違うと改めて感じました。
―社会人数年目で社会人イベントをやったりする人が集まっていますから、鬼頭さんがこれから活動していく上でのロールモデルとなるかなと思います。これから社会人2年目ですが、仕事と会社外の目標を聞かせて下さい。
仕事では、2つ任せられている仕事があるので、その2つをちゃんとやっていく。これは当たり前なんですけど、メディアに関しては本当に困っている人に届く、信頼できる役に立つメディアをしっかり育てていきたいというのが一番目指すところです。
広報的な仕事では、うちの会社には広報の機能というものがそもそもなかったので、それをちゃんと立ち上げるというのが目標ですね。
私はうちの会社がすごく好きで良い会社だと思っていますし、うちの会社を良い意味でもっと多くの人にちゃんと知ってもらいたいな、と。
同時に仕事外でもやりたいこともあって、それが自分でサービスを立ち上げることなんです。
じつは、仕事とも関係あるんですけど、私たちはビジネスを始めたばかりのいわゆるスタートアップとか中小企業の方とかを支援する会社なので、そういう人たちの気持ちを知るなら、自分でサービスを立ち上げるのが一番早いんですよ。
私自身も新しいものを作るのは好きなので、何か作っていければと思います。それがイベントなのか何なのかはまだ見えてないですが。
もともと読書会をやったり、自分でイベントをやったりはしていたので、そういうのだったらいつでもできるような気もする。でもそれをずっとやっていても自分の中で進歩がないというか。もちろん東京でやることに価値があると思いますけど、やっている方もたくさんいますよね。だから、何があるかなって考えています。
―プロハってそういうところがありますよね。みんな日々新たなアイディアを試してはダメだったりとかすると思うんですけど、お互いアイディアと人脈を持ち寄ってやっていますよね。
人脈は、まだ入って日が浅いですし、あんまり関西人ノリじゃないので、「絡みにくいな」「暗いな」と思われているかな、とたまに思うんですけど。仲良くなれればいいな。メンバーが増えているみたいですが、増えすぎても……、ちょっと人見知りなので、いい感じの人数になるといいなと思います。