【2020/5/26】日本の不動産投資信託J-REITはおすすめしない。日銀が金融機関のために宣伝しているだけなのではないか

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

REITは嫌い⁉ Dan Takahashi 高橋ダン

日本の不動産投資信託J-REITはおすすめしない。日銀が金融機関のために宣伝しているだけなのではないか

日本では不動産投資信託のJ-REITが人気だった

(参考) JAPAN REIT
  • 日本では預金や国債の利回りが高くないことと、購入のしやすさからREITが人気
  • ホテルは高い利回り、住宅は低い利回りとなっている
  • J-REITの時価総額は約13兆円。平均利回りは4.5%であり、諸費用がかかったとしても魅力的にみえる
  • 日銀によるJ-REITの買い入れ額は、年間5,000億円。2012年のアベノミクス前から購入していたが、2013年や2014年には購入が増えていた
(参考) 大和アセットマネジメント
  • 今回、コロナショックへの対策として、予算を倍額の1,800億円にしたが、2018年は予算900億円にも関わらず550億円しか購入していなかった

J-REITは取引量や時価総額の高いものは、コロナショック後にほとんど回復していない

  • J-REIT全体の指数である東証REIT指数(TSEREIT)日足でみると、チャートのかたちはカップ型で、MACDもストキャスティクスも短期的には上昇する傾向にある
  • 最も取引量の多いジャパンリアルエステイト投資法人(8952)や時価総額の最も多い日本ビルファンド投資法人(8951)をみると、コロナショックからは回復しておらず、上昇時の取引量が小さいため、上昇トレンドとはいいづらい
  • 取引量や時価総額の低いJ-REITは日経平均株価と連動しているとはいえる

J-REITは日銀が金融機関のために宣伝しているだけなのではないか

  • 日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)はコロナショックで約30%下がったが、J-REITは50%も下がったため、ボラティリティが高い危険な商品といえる
  • コロナショック後にも、日経平均株価は回復しているものの、J-REITの取引量や時価総額の高いものは回復していない
  • 日銀が購入している割合も、これから購入する金額もそこまで大きくないため、影響が小さいのではないか
  • J-REITは長期間でみると、2012年からは2倍ほどに価格が上がっていた
  • おそらくこれまで日銀は、金融機関がJ-REITを売りやすいように宣伝をしていたのではないか
  • J-REITは利回りも高い安全な商品という印象で、多くの投資家に人気になった
  • しかし、新しい買い手がいなくなってしまったためこれから上昇しないのではないか
  • J-REITではなく、これから人気になるまだ知られていない商品を買うのがよい

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弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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