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読書ノート『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』

全世界で幅広い読者に読まれている『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズ。最近では本屋さんでも、ビジネス書のコーナーに行くと、紫色の本がたくさんのスペースを取っているかと思います。

今回は、『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズの中で、『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の読書ノートをまとめたので、公開します。

不動産投資の本については、以下でもおすすめしています。

目次

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』読書ノート

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

自由になるためには、経済的自由になる必要がある

  • 経済的自由とは、一生働かなくてもいい状態
  • 投資による収入が、日々の生活費を上回る状態がゴール
  • 経済的自由になるためには、ビジネスオーナーまたは投資家が早い
  • ビジネスオーナーはビジネスを売却して、最後は投資家になることもできる

経済的に自由になるためには、お金の勉強をすることが必要

  • 学校はお金の勉強を教えてくれない
  • 学校やよりよい従業員になることを教えてくれる場所であり、ビジネスオーナーや投資家については教えてくれない
  • 学歴が高い人が経済的に成功するとはかぎらない

「キャッシュフロー・クワドラント」の4分類

人によって複数にまたがる場合もある

一見安定しているが、自分の時間がお金を生み、時間に依存するため収入に限界があるもの

E…従業員(employee)

自分以外の個人または会社のために働いて給料をもらう。「安定」「福利厚生」がキーワード

・S…自営業者(self-employed)

自分のために働いて収入を得る(医者、士業、スモールビジネスのオーナーなど)。「専門家」「完璧主義」「自分のやりたいことをしたい」「人に使われるのは嫌だ」というのがキーワード

自分が仕組みになっているので、他人を雇うことは、独立されることや競合になることのリスクがるので避けたいと考えている

一見安定していないが、自分のお金がお金を生み、時間に依存しないため収入に限界がないもの

他人の時間や仕組みがお金を生むため、収入の限界がない、自由があるもの

・B…ビジネスオーナー(business owner)

自分がいなくてもまわる「仕組み」をもっていて、そのビジネスから収入を得る者。4つのクワドラントから優秀な人材を集めたいと考えていて、自分よりうまくできる誰かに任せたいと考え、仕組みを動かすための仲間を探している。

「人のコントロール」「リーダーシップ(他人の力を最大限に引き出す能力)」「ビジネスのコントロール(財務諸表、マーケティング、セールス、会計、経営、生産、交渉)」がキーワード。

・I…投資家(investor)

投資から収入を得る者。なお、同じ投資をしているように見えても、自分の時間をつかってお金を生んでいる「デイトレーダー」は、投資家ではなく従業員や個人事業主と考えるべき。

4つのキャッシュフロー・クワドラントの関係

  • Eは仕組みのために働く
  • Sは自身が仕組みとして働く
  • Bは仕組みを作り運用する
  • Iは仕組みにお金を投資する

EやSから、BやIを目指す方法

経済的に自由になるためには、EやSのように、自分の身体や時間を使って懸命に働くのではなく、BやIのように頭を使って、仕組みを作って賢明に働く側にまわることが重要。

短期的に安定したEやSの収入に目をくらませず、中長期的な支店でBやSのような収入を目指す。(もちろん、安定しているわけではないので、お金を失うことの恐怖やリスクはともなう)

  1. 自分のために働くことを考える(働くのは、会社や株主、銀行や政府ではなく。消費では、店舗のや売り手ためではなく)
  2. キャッシュフローを管理する(財務諸表を作る、1年後、5年後のキャッシュフローの目標を立てる、投資のための貯蓄を先に引き落とす)
  3. 本当に危険なのは何かを知る(投資が危険なのではなく、投資の知識のない人が投資をしていることが危険。週に5時間、新聞のビジネス欄と経済専門紙を読む、経済や金融のニュースを見る、投資やお金の勉強をする、「何が儲かるの?」と答えを求めるのではなく、金融の知識をつけて「解決するべき社会問題」に投資する(バリュー投資)、金融や投資のセミナーに参加する、割安な物件や割安な株を探す、ビジネスについて学ぶ
  4. どんな投資家になりたいかを決める
  5. よき師匠を見つける
  6. 失望をバネにする
  7. 自分を信じる(買い付けを入れる、株を買うなど、少しずつやってみる)

・ポイント

  • お金に対する考え方を変える
  • まずは支出を減らす
  • 収入を目の前の支払いのために使わない(高級車や持ち家など)
  • 収入を資産を買うために使う(不動産投資や株式投資など)
  • 仕組みをつくる(または仕組みを買ってくる)
  • 自分自身を仕組みのなかから切り離す(だれかを雇う)
  • 運用効率を上げて長くその仕組をまわす

その他のメモ

  • 頭のいい人たちを集めて1つのチームとして働かせる能力は、相手の気持ちに立って話を聞く、相手の居心地のいいクワドラントを見極めて、言葉や説明を変える能力
  • ビジネスの仕組みは、仕入れ、工場、マーケティング、従業員のマニュアル、店舗設計、本社機能、IR、資金調達のフローの自動化
  • 裕福度の指標は、今日から働かなくても生きていける日数
  • 投資には、自己投資や子供への投資なども含まれる
  • 分散投資は、リスクを避けたいEやS向けの言葉であり、Iはしっかり調べてリスクの低い投資に集中投資するアドバイザーに頼らずに、自分で調べて投資をする
  • Eは税金が先に引かれている、BIは先に経費を使い節税できる
  • E→B→IまたはS→B→I、Bを経験するとIがわかる
  • E→Bで、Bで使える会社の仕組みやリーダーシップを学ぶ
  • テクノロジーの進化でBをはじめやすくなった
  • 自分の時間をより大事なことに割ける(1日の時間は限られている)、家族との時間、慈善事業、社会貢献のために仕事を作る、健康の維持、学び(お金、財務、ビジネス、人生)

おすすめは不動産投資

  • 不動産投資では、レバレッジをかけることで、手持ちの何倍もの資金を動かして、高い利回りを実現できる
  • 不動産は買い換えていくことで、キャピタルゲインに対しても、節税ができる
  • 不動産は減価償却ができ、経費を節約できる
  • 不動産は、定価から値引きして購入し、定価で売ることができる

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

不動産投資の本については、以下でもおすすめしています。ぜひ、あわせて読んでみてください!

また、自分なりに資産と負債、収入と支出の表を書く例は、以下を参考にしてみてください。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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