世界中の銀行スキャンダルが発覚、銀行株が大暴落?
イギリスとドイツの銀行で詐欺グループの送金を認めていたスキャンダルが発覚したが、日本の銀行株への影響はなさそう
イギリスとドイツの銀行が、詐欺グループの送金を認めていたというスキャンダルが発覚した
- 銀行は怪しい送金に対して、規制当局に報告をする義務がある
- しかし、過去10年間もの間、配当を謳って資産を運用せずに回収した投資資金を分配するポンジスキームに利用されていることを知りながら、報告しなかったと報道された
- 今回、アメリカの財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の捜査資料から、イギリス最大の投資銀行HSBCが2013年から2014年にかけて、8000万ドル規模の投資詐欺について知りながら、詐欺グループによる海外送金を認めていたことが分かった
- 事件はすでに解決しているとのことだったが、HCBC銀行、ドイツ銀行などでは約4%の下落となっている
報道された銀行やアメリカの銀行株は数日は下落するかもしれないが、日本の銀行は下落しないかもしれない
- HSBC銀行については、アメリカでは株式市場が開いたばかりだが、開いていた香港の株式市場では大きく下落していた。また、MACD、ストキャスティクス、RSIも下落の傾向を示している
- ドイツ銀行やJPモルガンはアメリカの市場が開いてから下落しているものの、コロナショックからはすでに回復していたため、そこまで大きな下落ではなさそう
- しかし、ドイツ銀行は下落のサインに転換してきているため、これからさらに下落する可能性がある
- 今回取り上げられている銀行とアメリカの銀行のETFであるXLFの相関係数をみると相関があるため、XLFも1%~1.5%ほど下落する可能性がある
- 一方で、日本の銀行のETFである東証銀行業株価指との相関係数をみると相関がないため、日本の銀行にまでは影響がないかもしれない
日本の銀行株は引き続き保有しておき、ヘッジとしてNASDAQのETFであるQQQを厚めに空売りしておくのがおすすめ
- すでに解決しているニュースのため、短期的には数日は下落しても回復するかもしれない
- 引き続き日本の銀行株は保有しておき、ヘッジとしてNASDAQのETFであるQQQを少し厚めに空売りしてリスクに備えておくのがおすすめ
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