【2020/6/25】株式市場が下がる可能性があるため、金融ETFのXLFと中小企業ETFのIWMを売るのがおすすめ

目次

アメリカ株の暴落、本当の理由は?

株式市場が下がる可能性があるため、金融ETFのXLFと中小企業ETFのIWMを売るのがおすすめ

アメリカ市場の指標であるNYダウとS&P500では、構成している業種に違いがある

(参考) TRADING ECONOMICS
  • NYダウは世界で最も古い株式の指標。価格の平均で計算されている
  • S&P500は、時価総額で重み付けして計算されているもの
(参考) Seeking Alpha
  • NYダウとS&P500では業種の比率が異なっている
  • NYダウは工業と金融を含んでいる割合が多く、S&P500はITと公共事業、不動産を含んでいる割合が多い
  • NYダウは、アメリカの中央銀行のジェローム・パウエル総裁の弱気の発言で2020年6月11日に大幅に下がり、社債などを購入するという強気の発言で2020年6月16日に上昇した
  • これからは新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増えてきているため、下落の可能性が高まっている

アメリカ市場を業種ごとに分析すると、金融業界とエネルギー、中小企業の業種が大きく下がっている

  • 業種ごとに分かれたETFからトップダウン分析をする
Sector業種ETF
Information TechnologyテクノロジーXLK
Health CareヘルスケアXLV
Financials金融XLF
Communications通信XLC 
Consumer Discretionary一般消費財XLY
Industrials資本財XLI
Consumer Staples生活必需品XLP
EnergyエネルギーXLE
Utilities公益事業XLU
Real Estate不動産XLRE
Materials素材XLB
  • 業種ごとに分けて分析すると、金融業界のETFであるXLFが大きく下がっていて、回復できていない
  • 直近で取引量が多く下がっているのは、金融分野。これはアメリカの中央銀行であるFRBの発言が株式市場の下落に影響していることを表している

株式市場が下がる可能性があるため、買いポジションを手仕舞いし、金融と中小企業のETFを売るのがおすすめ

  • 金融業界はまだ下がる余地があり、株式市場全体はそれにあわせて下がっていくと予測できる
  • そのため、これまでコロナショック後に買って利益を出してきたほぼすべてのポジションを手仕舞いする
  • 金融業界のETFであるXLFは取引量が多く下がっており、ヘッドアンドショルダーで下落のサインが出ているため、空売りする
  • 中小企業のETFであるIWMも、ヘッドアンドショルダーで下落のサインが出ているため、空売りする

※筆者追記:XLFとQQQに対するその後の考え方は、以下をご参考ください

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弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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