【2022年版】宅建士独学勉強ノート(共有)

共有

・共有者は、共有物の全部について、その持分に応じた使用をすることができる

※各共有者は原則としていつでも共有物の分割を請求することができるが、5年間は共有物を分割しない特約(不分割契約)をすることも可能。どうしても協議が調わない場合には1人の物とし精算をするように裁判で解決することもある。また、裁判所は競売物の競売を命ずることができる

※通常は各自の共有持分は床面積の割合で表すが、規約により別段の定めをすることができる

※共有持分が放棄された場合には、その分が他の共有者に帰属する。たとえば3人が3分の1ずつを共有していた場合に、1人が放棄すると2人で2分の1ずつとなる。相続人がいない状態で死亡した場合にも、他の共有者に帰属する

※共有者が1人で全部を専有した場合でも、他の共有者は当然に明渡しを求められるわけではない

※共有物に対する固定資産税について、共有者は各持分に関係なく、それぞれが全額を連帯して納付する義務を負う連帯納税義務者となる。ただしマンションなどの区分建物の場合には、区分所有者は持分で按分された分を個別に納税する義務を負う

※共有者の1人が共有物について他の共有者に対して有する債権は、その承継人に対しても請求できる

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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