【2020/3/9】原油の暴落が原因で株式相場が下落したが、さらに下がる可能性が高い

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

株の急減・どうすればいい⁉ WHAT TO DO WHEN STOCK MARKETS CRASH⁉ 高橋ダン Dan Takahashi 03/09/2020

原油の暴落が原因で株式相場が下落したが、さらに下がる可能性が高い

2020年3月9日の日経平均株価の下落は、原油価格の暴落が原因

  • 2020年3月9日は、日経平均が5%下がった(一時的には6%下がった)
  • ここ3週間はコロナウイルス感染症の影響で下がっていた
  • 過去20年間のウイルスの流行を見ると6%~13%下がっていたことから下がる予想はできていた
  • 今日はコロナウイルスではなく、原油が数時間で31%下がったことが影響(1991年以来、約30年ぶりの下落)
  • 原因は、原油価格をコントロールしているOPECが、原油の価格をコントロールしないと宣言したため
  • 原油はもともと値動きが激しい、さらにオプションでレバレッジをかけるのでかなり激しいので影響が大きい(ヘッジファンドもすぐに倒産することがある)

NYダウは、下がる可能性が高い。下落しているナイフには触れてはいけない

NYダウの先物は24,500ドル。11年間の週足で見ると、MACDは下向きで早い線が遅い線を追い越していて下落を表している。RSIは10回程度も同じレベルになっている

日経平均は、中長期的には安定する可能性があるが、短期的には下落する可能性がある

  • 11年間の週足で見ると、ローソク足のパターンが、ヘッドアンドショルダーに該当していた
  • サポートラインは直近で2回(2017年8月、2018年12月)あった
  • MACDは1月から下落の傾向があったが、下落して回復する見込みがない
  • RSIの15.7%は、2008年以来からなく、NYダウとは違う動きになっている。中期的には安定する可能性がある

初心者は何もしないこと

  • 初心者は何もしないこと
  • メディアも騒ぎ、自分にもストレスがあり、本能的に何かしなくてはと思ってしまうもの。しかし、売る必要も買う必要もない
  • 市場を見て勉強する時間にするべき(デモトレードを作って6ヵ月練習するのがよい)
  • もし機会があって見過ごすことになったとしても後悔しない。そのときに次の機会を探すことが大事

プロは、日経平均株価の先物を少し買うか、プット・オプションを売るのがおすすめ

  • プロは、相場のパニックに乗じて短期的に売買するチャンスではある
  • NYダウは、安定してから下がったばかりなので、まだ手を出さないほうがいい
  • 日経平均はダウよりも急激に下がっているので、少し買ってもよい。買う場合には6月や9月までの先物を少しだけ買う。1%下にロスカットを入れて、その後はチャートを見ない
  • ボラティリティが高いので、プット・オプションを売るのもいい(現在の相場で買った人たちは、プレミアムの権利を使わないことが多そうなので)
弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

Recent Posts

読書ノート『「家賃0円・空室有」でも儲かる不動産投資』

「かぼちゃの馬車」事件で話題と…

12か月 ago

読書ノート『ハーバード式不動産投資術』

お仕事をご一緒する機会があった…

12か月 ago

読書ノート『スモールビジネスの教科書 実践編』

前作が非常に学びになったので、…

1年 ago

同志社大学政策学部で講義をしました!

2023年1月16日に、同志社…

2年 ago