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弦本ビルの4周年をお祝いしていただきました!

※この記事は、2019年3月31日に開催された「プロハ4周年ナイト」で発表した「弦本ビル4周年、奇跡の軌跡」についての書き起こしです。

目次

弦本ビル、祝4周年!

弦本:ご紹介にあずかりました、弦本ともうします。本日は4周年ということで、お集まりいただきましてありがとうございます。ここのプロハも4周年なんですけど、実はこの弦本ビルも4周年でして。

参加者:おめでとうございます!

弦本:みなさんと一緒にお祝いできればなと思いまして、本日はプレゼン作ってまいりました。

参加者:(拍手)

弦本:大丈夫ですか?見えますか?まず初めに、本日はご来場ありがとうございます。

参加者:ありがとうございます。

弦本:祝!4周年です。このビルとプロハが4周年を迎えることができました。おめでとうございます!そして、ありがとうございます!

参加者:弦本さん、一瞬戻っていいですか。これの横すらも懐かしいですよ。このビルの横見てください。マージャンの何とかというのが。出口が。

弦本:両サイドのビルが、昔は違うのが建っていて。建て替えて両方きれいになって、このビルだけ古いみたいな。

参加者:こっちは豆腐会館という建物がありまして。両サイドの建物が、なくなった。

弦本:なくなって、建てかわりました。

参加者:(笑)

弦本:本日は、4年間の奇跡の軌跡を感謝と共にお届けしますということで。

参加者:これは去年と同じ流れ(笑)

弦本:記載されていますのは、スライドの枚数でして。

参加者:135枚。やばい。

弦本:全部で200ページあるんですけど、今日は…、っていうのは冗談で、今年はこれまでの話ではなくて、最近考えている話をしようかなと。

参加者:おお。変えてきた。

弦本:4年目になるとこれもう4回めじゃん、みたいになっちゃうんで、今日はこれからの話をしたいと思います。まずは自己紹介なんですけど、多分知ってる方も多いと思うのですが(笑)

参加者:誰?誰?

弦本:えー。割愛すると、お伝えしたいこととしては、まだ引き続きリクルートで働いてますということと、書籍も3冊ぐらい出させていただきましたというところです。次に、このビルの紹介です。このビルは食べる、住む、働くが一体となったビルで、20代を中心とした若手社会人や学生さんたちがやりたいことを実現する場所です。

食べる・住む・働くで構成された弦本ビル

1階が飲食店、2階がコワーキングスペース。プロハですね。3階がシェアハウス、オフィス。4階がシェアハウス、オフィス、5階がシェアハウスというふうになっています。食べる、住む、働くが1つになったビルになっています。OBのみなさんも、こちらに今日いらっしゃっています。

参加者:住んでいる人も忠実に再現されている(笑)

弦本ビルの誕生ストーリー

弦本:僕自身はスーモで働いてて、よりよい不動産メディア作りたいなと思って、自分でも一人暮らししたり、シェアハウスしたり、戸建て買ったり売ったりしてたときに、ビルを紹介されたので、新しい暮らし方とか住まい方ができるなと思って購入をしました。戸建ても実は買って売ってとしてました。社会人2年めで買って、3年めで売るみたいなことをして。

参加者:儲かった?

弦本:はい、売ったときは1,000万円ぐらい。

参加者:ほらほら。見る目がな。

弦本:で、これ松岡さんなんですけど。ここはもともと松岡ビルというビルでして。新築して3世帯で住んできたものの、売却して老後の資金作りたいなということで売りに出されていました。新築してからの写真はこれですね。ほとんど変わらないですね。2世帯で住んで、3世帯で住んで、お孫さんもいたんですけど、娘さんが独立されて売却ということで。そういった経緯で売りに出されていました。ということで、ちょうど4年前に購入しまして、3月31日ということで。こちらが松岡さんと、不動産会社さんと、スルガ銀行の…。

参加者:今をときめくスルガ銀行。それは…。

弦本:個人情報のため、写真には目隠しを入れています。

参加者:リアル目隠し(笑)

弦本:このビル買うのにお金出してないんですけど、おそらくスルガの方のおかげで、僕の年収が多くなっていたのか、ビルの価値が高くなっていたのかも、真相はなにも分かんないですけど、なぜか買えました(笑)

参加者:すごいな。

弦本:このビルは27歳のときに4年前ですね。ワクワクして買いました。空っぽのビルで。松岡さんたちは出ていくということだったので、空室になるってことにワクワクして、全財産を注ぎ込んで、ローンを組んで買いました。素晴らしい仲間に恵まれて、想像していた以上に最高の場所になっていて、今日もこういうふうに人がたくさん集まってくださって、すごく嬉しいです。おたがいに可能性を引き出しあって、応援しあって、支えあえる場所になっていて。

シェアハウスも家族のようなコミュニティで、本当に楽しい生活をしています。引き続き、世界で最も面白くて、最もイケてる場所にしたいと思っていますので、ぜひ一緒にワクワクして盛り上げていけたらなというふうに思っています。

弦本ビルに入居する5つのメリット

この3月に、価値を再定義しようかなと思って、入居者の皆さんにヒアリングをしてみました。入居に関するアンケートみたいなのをとったんですけど、よかった点が5つ出てきたので、それを紹介したいと思います。まずこのビルのよさは家賃が安い。なので、自分がやりたい活動にお金が使えるというところです。

2つめが、場所がいい。アクセスがいいので、自分がやりたい活動に時間を使えるというところです。皇居にも近いし、東京のどまんなかだし。渋谷駅や、新宿駅に行くにも東京駅に行くにも30分もかからないというメリットがある。

それから3つめに、自分のやりたいことが見つかって、実際に実現できる管渠があるということです。ワークスペースは24時間365日の利用が可能で、すぐとなりのイベントスペースでは、自分のやりたい業界のイベントや、自分のやっている事業のお披露目のイベントなども開催できます。

また、自分のやりたいことを応援してくれる、おせっかいな人たちがたくさんいます。それから、ここに出入りしている人たちや、どのようにすれば自分のやりたいことが実現できるのかがわかるように、『PRODUCERS』や『プロハ夢手帳』などの出版もしています。

4つめは、数々のイベントがあって、人の出入りも多いので、いろいろな人と出会えることです。
プロハの主催するプロハナイトでは同世代で一歩先を行く、活躍している先輩方のお話を聞けたり、グローバルナイトでは世界の国々を毎回変えてゲストの話を聞いたり、ミュージックナイトでは、歌ったり踊ったり楽器を触ったりしています。

他にも、入居者同士でたこ焼きパーティーをやったり、鍋を食べたり、飲みに行ったり遊んだり、麻雀をしたりも多いですね。

メディアに取り上げられることもあり、落合陽一さんやシシドカフカさんなど、有名人もテレビなどで来ることもあります。

5つめは、同じフェーズの仲間がいるということです。入居者はそれぞれ自立していることが多いです。いい意味でメリハリのある環境で、あまり、馴れ合いになったり、お互いに足を引っ張りあうようなことがないです。
起業準備中だったり、起業して頑張っていたり、次のフェーズに向けて試行錯誤していたり、そこを抜け出していたり、さまざまな仲間の様子を身近で感じることができます。

さて、今年のトピックとしては、個人的にはなんといっても、商業出版でした。今年は1月に、『超ど素人がはじめる不動産投資』の本を出版しましたが、出版をするにあたって、感じたことを、今回この場では共有させていただければと思います。

執筆のときに感じたテクノロジーの進化

今年は書籍を執筆するにあたり、たくさんのサービスを利用して、お金で時間を買いました。世の中って、本当にどんどん便利になっていると思うんですよね。

たとえば、「クラウドワークス」では、他の本を要約してもらったり、記事の一部を書くのに手伝ってもらったりしました。
他にも、「Uber Eats」では、買い物に行く時間がもったいなかったので、宅配をしてもらいました。
それから、洗濯をする時間も惜しかったので「しろふわ便」というサービスも使いました。

移動では、「ちよくる」がおすすめです。ちょっとした移動でも、自転車を乗り捨てできるので、少しでも移動に時間がかからないように、積極的に活用していました。
あとは、ついに会社と家とを往復する時間もなくなってしまい、最終的にはホテル暮らしをして、会社の近くに泊まりながら、執筆をしたりしていました。
最近は掃除でも、「Casy」を使ってみたのですが、家事代行もとても便利なサービスだと思います。

こんな生活をしていて感じたことは、世の中ってどんどん便利になっていっているんだな、ということです。
テクノロジーが進化して、自分の時間を節約して、自分のやりたいことに割く時間が、もっととれるようになってきているんだなと思いました。

僕の尊敬する経営者のひとりなんですが、3階に入居していたスキャンマンの社長の杉本さんは、「資本主義は人を幸せにする競争」だと言っていました。

ここでは衣食住で分けてみたんですけど、着るものに関しては、これまでは家で機織りとかをしていたのが、大量に生産できるように工業化して、中古でも安く売買できるようになって、おそらく今後はロボットスーツなどが出てきて、服のデザインやサイズが自動的に変わるようなものが出てくると思うんですけど。

食に関しては、自分で農業や狩りをしないと食べれなかった時代から、レストランができて毎日料理を作らなくてもよくなったり、しまいにはUber Eatsで気軽に出前がとれるようになって。今後はドローンとか自動運転で、食べ物が運ばれてくる時代になるんじゃないかな、と思います。

住でも、Airbnbや無人ホテルで、どんどん住む場所の流動化が進んでいます。
働くでも、これまでは対面でないとやりとりできなかったところから、手紙や電話が使えるようになって、メールやチャットでも便利になって、さらにはRPAやAIでさらに働きやすくなってくると思うんです。

こうして、いままであった制約から、人々が開放されていくんだと思います。

一つの場所にいなくてよくなって、いつでもなんでもできるようになって、お金がなくても無料で生活することもできるようになってきました。

資本主義は人を幸せにするのか?

一方で、「資本主義は人を不幸にする側面もある」と思うんですよね。

ライバルが入ってくることによってロボットとかAIと戦ったりとか、アウトソーシングされて全国のライバルの人たちと働くなかで勝ち残っていかなければならなかったりとか、グローバル化によっていろんな仕事が失われていくこともあるかもしれないというふうに思っています。

2020年に「なくなる仕事」で、オックスフォード大学が出しているんですけど、さまざまな仕事がなくなっていくんじゃないかといわれています。そのなかで、これからの「個人」に求められるものとしては、「かえのきかない存在」になることかなと思っています。

これからの個人が身につけるべきもの

これからの「個人」が身につけるべきもの。大きく7つ挙げさせていただいたんですけど、まず1つめは好きなことを見つける、好きなことをするということ。まずはやりたいことを見つけてモチベーション高く、楽しく働く、楽しく生活するということだと思っています。

2つめは、突き詰める、専門性を高めるということ。好きなことをやりつづけるとか、学びつづける、自分にしかできないことをやっていくということだと思います。

3つめは生産性をあげて効率化していくこと。ビジネススキルをつけたり、アウトソーシングを活用したり。

4つめが、実績をつくって信頼されていくこと。まっとうにやって、まっとうな人が評価されやすい社会になっているので、まっとうにやるということと、相手の期待に応えつづけるということが大事かなというふうに思っています。

5つめが発信する、仲間を見つけるということ。仲間を探したり、仲間にするっていうことだったり、自分が相手にとっても仲間になれるみたいなことがすごく大事になってくると思っています。

6つめが、多様な人と関わってイノベーションをうみだしていくこと。イノベーションって過去のものの組み合わせや、異質なものとの組み合わせからしか生まれないんです。なので、自分自身が多様になるという意味で、本業をやりながら副業をやるとか、あるいは、多様なものを持っている人と関わるみたいなものが大事だと思っています。

最後に、7つめは経営者としての視点をもつ。つねにまわりつづける仕組みをつくることが大事かなというふうに思っています。

ちなみに、このロボットが壊れているマークなんですけど、これは今ロボットに人間が勝てるかなと思ってるのが大きくこの2つで、好きなこと見つけたりとか、愛するとか、そういう感情だとか。ほかのものと組み合わさることでイノベーションを生みだすことはロボットにはできないことなんじゃないかな、というふうに思っています。詳しくは『プロハ夢手帳』にも書かれています。

参加者:ちゃっかり宣伝ですね(笑)

プロハというコミュニティ

弦本:人として成功していらっしゃる方々が載っていますので、ぜひ読んでいただきたいなと思っています。『プロハ夢手帳』、たくさん在庫ありますので、立ち読みしていただければと思います。

いずれにしても、価値の源泉って「人」だなと思っていて。実はこの弦本ビルであったり、プロハだったりがおそらく提供しているものとしては、この7つを支援するような場所なんじゃないかなというふうに思っています。好きなことを見つけたり、好きなことをする場所として、ここにはたくさんの仲間もいるし、相談にものってくれる人もいるし、『プロハ夢手帳』もあります。

専門性を高めるという意味では、向こうの部屋が365日24時間開いていて、プログラミングをずっとしていたりだとか、自分の仕事をする場所があります。

ここでも、たくさんのセミナーをやっていたり、これから多分梶くんが発表すると思うんですけど、何かスキルを身につけていくような集まりも生まれてくると思います。それから、3つめの生産性をあげるという意味では、働く場所からも近いし、たくさんのビジネス書や、早野くんが買って提供してくださった本もたくさんあります。実績、信頼という意味では、厳選された仲間たちですね。

ここは選び抜かれた人たちが来ているので。変な人がいない、そういう仲間たちと信頼できる関係がつくれるし、仕事の横流しみたいなのもあって、スキャンマンさんがいたときは、とくにそうだったんですけど、シェアハウスの人たちがスキャンの仕事に行くようになって。

参加者:働くっていう。

弦本:働くところと住むところと。

参加者:バイトさせてもらって。

弦本:そういうのもあるし、たくさん内部で仕事を受けたり、横流しとかもしたりすると思います。発信する、仲間を見つけるという意味では、共同でイベントを開催したり、コラボしようみたいなのも、イベントとしてもあるし。一緒に仕事をしていて、たとえばサイトのホームページのSEOをあげようみたいなのでコラボしたり、そういうのもやってると思います。

それから、多様な人と関わる、イノベーションを生みだすという意味では、起業する人たちも多いし、交流のイベントもあります。最後の経営者の視点という意味では、先輩経営者たちですね。今日もたくさん来てくださっていますけど、先輩の経営者の方々と話すことによって、自分の一歩先、二歩先にいる先輩たちと経営的な話も聞けるというふうに思っています。

良質なコミュニティとは

この土台になるのが良質なコミュニティだなと思っていて。僕が昔読んだ本で『WORK SHIFT』っていう、リンダ・グラットンという経営学者の方が書いた本なんですけど、今までは「孤独に競い合う生き方」をしていて、会社の知り合いの人たちが多くて、みんな競争相手だ。みたいなところから、ともにつくり出す。「ほかの人と関わりをつくって、協力し合って新しい価値を創造する」っていうふうになってきていると思っています。

志やビジョンを共有する仲間がいて、情報収集や発信をする仲間がいて、心を癒す人間関係があると。この3つのネットワークによって仲間と一緒に新しい価値を生みだすというのが、これからの時代のコミュニティなのかなというふうに思っています。

この『プロハ夢手帳』も素敵なコミュニティの素敵な人たちが取り上げられている本なので、ぜひ読んでみてください。なので、一緒に新しい時代をつくっていければなというふうに思っています。

4年間ありがとうございました!5年目も一緒にがんばっていきたいと思っています!最後に、あらためて「ありがとう」ということで。梶くんと早野くんにいつもお世話になっていますし、最初におふたりがここを立ち上げてくださってからはじまったので。

参加者:これ4年前の写真ということですね。

弦本:ぜひ、1作目の『PRODUCERS』もお買い求めください(笑)

あらためてお礼をお伝えしたいなというふうに思っています。繰り返しなんですけど、古いビルにワクワクして、身銭をきってローンを組んで買いました。素晴らしい仲間に恵まれて、すごい人たちに恵まれてこの場所ができてきたと思っています。おたがいに可能性を引き出しあって、応援しあって、支えあう場所になっていて、最高の場所になっていると思います。

ぜひ、みなさんとまた一緒にワクワクしていきたいなというふうに思っています。ご清聴ありがとうございました!

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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