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【2022年版】宅建士独学勉強ノート(地区計画)

地区計画

地区計画は開発行為の小規模版のイメージ。都市計画決定は都道府県が決定するが、小規模や地区計画は市町村が決定する。地区計画では、都市計画に種類や名称、位置、区域を定める。また、目標や面積を定めるように努めるものとされている

・市町村は、住民参加の公聴会を開催のうえ、都市計画に関する基本的方針(マスタープラン)を定めなければならない
 ※マスタープランは議会の議決を経て定めた基本構想に即して定める必要がある
 ※マスタープランに知事の同意は不要が都市計画を決定するときには、知事と協議しなければならない。協議をすることで同意をしたとみなす
町村が都市計画を決定するときには、知事との協議や同意は不要
・市町村が定めた都市計画が、都道府県が定めた都市計画と抵触するときには、都道府県が定めた都市計画を優先する

※地区計画は、用途地域が定められていない区域でも定めることができる(市街化調整区域でも可能)

※市街化調整区域における地区計画では、市街化区域における市街化の状況等を勘案して、地区計画の区域の周辺における市街化を促進することがないなど、支障がないように定める

※再開発促進区(六本木ヒルズやミッドタウンなど)や開発整備促進区(アウトレットなど)を定めることができる

※集落地区計画は、都市近郊の農村集落について集落地域の土地の区域内で営農と居住環境が調和した土地利用を図るもので、用途制限を緩和することはできない

・地区計画が定められたエリアの届出

地区計画の区域のうち地区整備計画が定められている区域内において、建築物の建築等の行為をおこなおうとする者は、一定の行為を除き行為の種類や場所等を市町村長に届出(✕許可や同意は不要)しなければならない

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弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。