睡眠は3:15→8:15だ。寒くてトイレに行きたくなり、目が醒める。眠いけど頑張って起きる。残金やアイテムを確認しながら、次の街へと進むRPGは、まさに旅そのものだ。旅では敵ではなく課題との戦いだけど。
朝食はパン4枚にチーズ3つ、ハム3つとチョコレートを塗る、シリアルは2種類を味見する。
朝食は定番のようなものだけど、どこかで買わないと手に入らない状況よりも安心感はある。
シャワーを浴びつつ、3枚のシャツを手洗いして、11:00にチェックアウトを済ませて、デポジットを返してもらう。
受付のおじさんは、やさしい英語をゆっくり話してくれる優しい人だ。
出掛けにもたもたしていても、「Do you need any help?」なんて気にかけてくれるのだ。
生乾きの上着があるため、リュックに結んで干しながら歩く。
宿を出て、森と湖を突っ切って、駅までの道を目指す。湖ではヨットのラジコンが見えた。
ヨットのラジコンは楽しそうなおもちゃだ。森の中を歩いて爽やかな気分になる。遠くには雪を被った尖った山が囲んでいる。
釣りをしている人に「釣れた?」って声を掛ける。すると「今日はまだだよ」って答えてくれた。
のどかだ。
森にいるのに、虫が少ない。これは寒いからなのだろうか。
虫が嫌いな人はなぜ虫が嫌いなのだろうか。人間の食べ物などを保存するために、本能的に生理的に気持が悪いと思うようになったのか。
さわさわと葉が擦れる音に癒される。自然から癒やされるのも本能的なものなのだろうか。
なんで昼なのにどの車もライトをつけているのだろう。気温は19度らしいけど、炎天下では刺すように暑い。
そこで、ここにきてはじめての帽子を着用する。葉っぱの青い臭いがする。
公園を抜けて、美術館にやってくる。
そこから繁華街を抜けて、ようやく駅に着く。リュブリャナは、大自然があり、都市部があり、様々ないいものが凝縮されているように感じられる。
古いお城があるのは、昨日降りたホテル側ではなく、駅の反対側のようだ。そして、反対側は栄えていそうだ。
お城のある丘を登る。急な坂になっている。
石段が、落下物が内側に転がり込むように、斜めに設置されている。
教会のベルが学校のチャイムのように鳴っている。チャイムの音は何なんだろう。
街の真ん中では、若者たちがマジックペンを持っていて、お互いに顔や体にFと書いてふざけ合っている。
不思議なので写真を撮ると、その人たちに話し掛けられる。
どうやらそれはミドルスクールのフェスティバルらしい。
戻り際に、郵便局にてハガキを0.80ユーロで購入。切手は2枚で1.58ユーロだ。
建物の地下で買ったイチゴのホワイトチョコレート1.89ユーロだった。
駅に戻って電車を待つことにする。
3.50ユーロでハンバーガーのようなものを購入する。出発時間まで10分ぐらいしかなかったのに、ゆっくり焼き始めたから内心どぎまぎしていたけれども、ホームを見ると電車はまだやってきていなかった。
時間通りに、先頭の乗客用でない車両だけが到着する。しばらく停車して発車する。まるで電車のように。
近くのおじさんもニヤニヤしていたので、「全員乗れるのかな」とか、「電車に乗り遅れちゃったね」なんて冗談を言う。
近くに、日本語のガイドブックを呼んでいた女の子がいた。彼女はアッキーというらしい。栃木県の農家で4年働いて、辞めてから世界一周を、そのなかでヨーロッパへ旅行に来ているらしい。
インドや中東の方からまわってきたそうで、日本人宿で情報を求めながら旅をしているらしい。
「ホステルワールド」よりもお得だという「ホステルブッカーズ」というサービスを教えてもらう。
神社やお寺で御朱印集めも趣味らしい。1つ300円ぐらい払うともらえるらしく、全部集めるのは不可能らしい。
30分ぐらい遅れて、乗るべき正しい電車が現れた。
あっきーと最後尾に隣り合わせで乗ると、しばらくして他の乗客が慌てはじめた。
後ろを振り返ると、座っていた1車両だけが置いて行かれている。
車両を連結し忘れたようで、先頭車両が引き返してくる。そのため、結局1時間遅れて出発。
その時間はアッキーと話をして、予定よりも1時間遅れてザグレブに到着。ここでもパスが使えたので、チケットを買う必要はなかった。
ザグレブ駅の受付で地図をもらう。夜になったため換金所は閉まっている。
なので、アッキーにお願いして30ユーロを200クーナに換金してもらう。
お礼も兼ねて、彼女の宿に送ってから自分の宿へ向かうことに。今日も日本人宿に泊まるらしい。
ホステルリカへと向かう。綺麗な宿だ。
宿には迷わず到着して、クロアチアクーナを78クーナを支払う。
チェックインの支払いの時に、お姉さんに「受付に日本の国旗がないよ」と冗談で言ったら、「じゃあ持ってきて」と言われて大爆笑。
共同のパソコン室でWi-Fiを捕まえる。しかし、22:00で閉まってしまう。
ウイーンで出会った台湾人に言われて心配だったけれども、日本人はセルビアはビザなしでも行けるみたいだ。23:00から0:30まで、久しぶりの浴槽と、水洗いの洗濯を済ませる。
そして、早速教えてもらったホステルブッカーズでベオグラードの宿を予約する。ホステルワールドよりも少し安く設定されているようだ。
アッキーには両替もしてもらえて本当に助かった。
少しだけ彼女とスカイプをする。いつもと態度が違い素っ気ないのは、韓国に友達と旅行していて隣りにいるからだろうな。向こうの部屋は5人部屋だった。
女性だけだったので気まずかったけれども、お互いに寝るだけだから許してもらおう。てか、いびきがうるさい!おやすみなさい。