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ヨーロッパ周遊記(20100901リュブリャナ→ザグレブ)

睡眠は3:15→8:15だ。寒くてトイレに行きたくなり、目が醒める。眠いけど頑張って起きる。残金やアイテムを確認しながら、次の街へと進むRPGは、まさに旅そのものだ。旅では敵ではなく課題との戦いだけど。

朝食はパン4枚にチーズ3つ、ハム3つとチョコレートを塗る、シリアルは2種類を味見する。

朝食は定番のようなものだけど、どこかで買わないと手に入らない状況よりも安心感はある。

シャワーを浴びつつ、3枚のシャツを手洗いして、11:00にチェックアウトを済ませて、デポジットを返してもらう。
受付のおじさんは、やさしい英語をゆっくり話してくれる優しい人だ。

出掛けにもたもたしていても、「Do you need any help?」なんて気にかけてくれるのだ。
生乾きの上着があるため、リュックに結んで干しながら歩く。

宿を出て、森と湖を突っ切って、駅までの道を目指す。湖ではヨットのラジコンが見えた。

ヨットのラジコンは楽しそうなおもちゃだ。森の中を歩いて爽やかな気分になる。遠くには雪を被った尖った山が囲んでいる。
釣りをしている人に「釣れた?」って声を掛ける。すると「今日はまだだよ」って答えてくれた。
のどかだ。

森にいるのに、虫が少ない。これは寒いからなのだろうか。
虫が嫌いな人はなぜ虫が嫌いなのだろうか。人間の食べ物などを保存するために、本能的に生理的に気持が悪いと思うようになったのか。
さわさわと葉が擦れる音に癒される。自然から癒やされるのも本能的なものなのだろうか。

なんで昼なのにどの車もライトをつけているのだろう。気温は19度らしいけど、炎天下では刺すように暑い。
そこで、ここにきてはじめての帽子を着用する。葉っぱの青い臭いがする。

公園を抜けて、美術館にやってくる。
そこから繁華街を抜けて、ようやく駅に着く。リュブリャナは、大自然があり、都市部があり、様々ないいものが凝縮されているように感じられる。

古いお城があるのは、昨日降りたホテル側ではなく、駅の反対側のようだ。そして、反対側は栄えていそうだ。

お城のある丘を登る。急な坂になっている。

石段が、落下物が内側に転がり込むように、斜めに設置されている。
教会のベルが学校のチャイムのように鳴っている。チャイムの音は何なんだろう。
街の真ん中では、若者たちがマジックペンを持っていて、お互いに顔や体にFと書いてふざけ合っている。
不思議なので写真を撮ると、その人たちに話し掛けられる。

どうやらそれはミドルスクールのフェスティバルらしい。

戻り際に、郵便局にてハガキを0.80ユーロで購入。切手は2枚で1.58ユーロだ。
建物の地下で買ったイチゴのホワイトチョコレート1.89ユーロだった。

駅に戻って電車を待つことにする。
3.50ユーロでハンバーガーのようなものを購入する。出発時間まで10分ぐらいしかなかったのに、ゆっくり焼き始めたから内心どぎまぎしていたけれども、ホームを見ると電車はまだやってきていなかった。

時間通りに、先頭の乗客用でない車両だけが到着する。しばらく停車して発車する。まるで電車のように。


近くのおじさんもニヤニヤしていたので、「全員乗れるのかな」とか、「電車に乗り遅れちゃったね」なんて冗談を言う。

近くに、日本語のガイドブックを呼んでいた女の子がいた。彼女はアッキーというらしい。栃木県の農家で4年働いて、辞めてから世界一周を、そのなかでヨーロッパへ旅行に来ているらしい。
インドや中東の方からまわってきたそうで、日本人宿で情報を求めながら旅をしているらしい。
「ホステルワールド」よりもお得だという「ホステルブッカーズ」というサービスを教えてもらう。
神社やお寺で御朱印集めも趣味らしい。1つ300円ぐらい払うともらえるらしく、全部集めるのは不可能らしい。

30分ぐらい遅れて、乗るべき正しい電車が現れた。
あっきーと最後尾に隣り合わせで乗ると、しばらくして他の乗客が慌てはじめた。
後ろを振り返ると、座っていた1車両だけが置いて行かれている。
車両を連結し忘れたようで、先頭車両が引き返してくる。そのため、結局1時間遅れて出発。
その時間はアッキーと話をして、予定よりも1時間遅れてザグレブに到着。ここでもパスが使えたので、チケットを買う必要はなかった。

ザグレブ駅の受付で地図をもらう。夜になったため換金所は閉まっている。
なので、アッキーにお願いして30ユーロを200クーナに換金してもらう。
お礼も兼ねて、彼女の宿に送ってから自分の宿へ向かうことに。今日も日本人宿に泊まるらしい。
ホステルリカへと向かう。綺麗な宿だ。

宿には迷わず到着して、クロアチアクーナを78クーナを支払う。
チェックインの支払いの時に、お姉さんに「受付に日本の国旗がないよ」と冗談で言ったら、「じゃあ持ってきて」と言われて大爆笑。

共同のパソコン室でWi-Fiを捕まえる。しかし、22:00で閉まってしまう。
ウイーンで出会った台湾人に言われて心配だったけれども、日本人はセルビアはビザなしでも行けるみたいだ。23:00から0:30まで、久しぶりの浴槽と、水洗いの洗濯を済ませる。

そして、早速教えてもらったホステルブッカーズでベオグラードの宿を予約する。ホステルワールドよりも少し安く設定されているようだ。
アッキーには両替もしてもらえて本当に助かった。

少しだけ彼女とスカイプをする。いつもと態度が違い素っ気ないのは、韓国に友達と旅行していて隣りにいるからだろうな。向こうの部屋は5人部屋だった。

女性だけだったので気まずかったけれども、お互いに寝るだけだから許してもらおう。てか、いびきがうるさい!おやすみなさい。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。