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ヨーロッパ周遊記(20100821マドリッド→リスボン)

睡眠を1:30→8:00でとり、8:00に起床する。まだ起きている人がいない。みんな、昨日の夜は遅かったんだろうね。

シャワーを浴びて、荷物の整理をして、10:30にギリギリのチェックアウトをする。
受付の人に、「良い宿だったよ」と言ったら喜んでくれた。郵便局の位置を尋ねると、昨日教えてもらったデパートの地下にあるらしい。

デパートでハガキを探しつつ、地下のスーパーにて臭い消しのスプレーを探す。長旅で臭いが気になるのだ。
すると、突然、西洋人のおじちゃんにに「匂いね、匂い、ここは。」と匂いコーナーの案内をされた。「ありがとう」と日本語で答えると、「どうもね。」と答えて立ち去る。日本語を話してくれるなんて、しかも話しかけてくれるなんて、とても嬉しい。
スーパーで制汗スプレーを2.90ユーロで購入する。そして、外のお土産やさんでハガキを2枚で40セントを購入。

デパートの地下に戻って、地下2階にある郵便局で手紙を書いて、78セントの切手を2枚購入する。ラジオで、「いーまー逢いたいーあなーたにー」と日本の曲が流れていた。MISIAの「逢いたくていま」という曲だった。

各都市から手紙を書くことにしているので、そろそろ日本にも毎日のように届きはじめているだろう。

12:00に、SOLから再出発する。マヨール広場に行って、スペインの王宮を見る。
ここで、デジカメの写真が1000枚以上になり、メモリーがいっぱいになってしまったので、パソコンに移しつつ昨日の残りのパンとイベリコを食す。

ビジネスについても空想が膨らむ。ご当地○○ビジネス、観光地路上写真サービス、プリクラビジネス、観光地復興、招致ビジネス、様々なビジネスモデルを検証してみたい。
外国でも、同じように働いて、同じように支出をしているんだから、同じ人間に同じ仕組でビジネスをするうえで特別なことはない。

外国や、神様の前では、自国で何をしていても、学歴も学校での成績も、会社での実績も名刺も通用しない。

王宮の前での電子バイオリンの演奏が聞こえて、ここが観光地であることを思い出す。

よく見ると、リュックサックを前に掛けている観光客もいる。パトカーや警察も多い。やはり、観光客を狙う犯罪が多いのだろうか。でも、本当に生きていくためだったら、犯罪のリスクを負うこともも仕方がないことがあるのかもしれない。

今日は空が雲一つない晴天だ。非常に蒸し暑い。32度らしい。道理で暑いわけだ。
CanonやSONYのカメラが多い。海外に進出するのってすごいよね。Canonはカメラの帯に社名を入れることで、広告効果、ブランド強化を図っているんだろうね。

14:30にアトーチャ駅に着く。
列に並んで15:00にインフォメーションにて今夜のチケットを購入する。シートが7.25ユーロと言われて驚く。安い。ポルトガルの首都までは10時間かかるらしい。

16:15まで椅子に座って、マップを開いたりして今後の予定を考える。ここの人がオラオラ言っているのは挨拶だろう。

時間潰しも兼ねて少し歩いてみる。この世に生を受けて、自由と責任を与えられたのは俺自身。
ふらふら生きて、どうするのだろうか。

16:22分にアトーチャ駅から乗って一駅、4分後にレコリグス駅で降りる。
改札があったのに、押しボタンを押すと自由に出られた。切符は要らないようだ。

昨日の靴が乾いていなかったので、サンダルをはいていたら、指先が痛んで靴擦れが増えた。でもここで靴にはきかえると、なんとか痛みがおさまってきた。

公園に横になって考える。人生とは暇つぶしであり、旅とは暇つぶしである。人生は仮住まいである。人生とは、社会的には人が生きることである。人生で与えられたものは、知能、精神、体力。学校で押し付けられたことは、そのときは反発したくなっていても、大きくなったら役に立つこともある。私塾を作りたい。子供達の可能性を信じる私塾。理想を掲げて、成果を出す塾。入塾は面接のみ。その生徒自信のことを中心に考える。ただ授業をやって終わり、は嫌だ。

交換日記とか、目標達成シートとかを取り入れたい。ネタ帳の自己啓発を小学校3・4年生向けに書き直してプログラムに落とし込もうか。5・6年生は受験があるかもしれないからなぁ。家族みんなを巻き込む塾にしたい。食堂つき学童もいいかもね。

17:30に公園を出る。
やはり、ここでは葉っぱの付き方も、木の生え方も、動物も、人間も、日本とは違う。
タワーを見に行くも、テレビ局のもののようで、上ったりできるようなものではなかった。
公園をつたってコロッセロのような、円形の競技場に向かう。

正面のコンビニで、調理済みサラダ、4種類のチーズの食べ比べ、ホワイトチョコレートクッキー、ビールのレモン割、水、パイナップルジュース、を8.14ユーロで購入する。
ここのスーパーマーケットは独占市場なのかも知れない。同じスーパーマーケットばかりが見られる。

帰りがけの公園で、早速サラダなどを食べる。
公園や街中では、イチャイチャしているカップルが多い。そして母娘は手を繋ぐ。
宝くじ売り場が多い。

通りでは、排気ガスがひどい。特に、バスの発車直後は、黒いさらさらの煙がモワっとする。

今日はアジア人を見掛けなかった。たしかに、考えてみれば日本や韓国や中国で西洋人を見掛けない日があるのと同じかぁ。

道を聞くときに、目があって「オラ」挨拶されたので、咄嗟に「オラ」と返してしまった。「オラ」はスペイン語で「こんにちは」らしい。
一人で考える時間を取れるので、普段よりももう一歩深く踏み込んで考えられるのが嬉しい。ただし考えに集中すると、だれかに盗まれるよりも自分で忘れ物をする可能性のほうが高そうなので注意する。

改札では駅員さんにパスで通過させてもらって、20:35にチャンバー駅行きの電車に乗る。そして2駅先で降りる。

インターネットに繋げられる場所を把握していたので、そこでメールを処理しつつ、明日の宿を予約して寝台列車に備える。

今夜の出発は、ポルトガルのリスボン行きだ。13番線から列車に乗る。
シートに腰掛けて、隣の席のタイ人の男と話す。
彼の名は陳文才(ちんぶんさい)、ニックネームはニンと言った。彼は片言の日本語を話せる。2年前に東京の日本語学校に来たらしく、彼もヨーロッパ一周旅行の途中だという。
今は教師の試験を終了して、採用の順番待ちをしているんだそうだ。30歳だという。日本の話や、タイやヨーロッパの話で盛り上がっていたものの、2:00になり、まわりが寝る雰囲気になってきたので、いざ爆睡。夢の世界へ。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。