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読書ノート『ファンベース』

『ファンベース』読書ノート

ファンベース

従来のマスマーケティング
 近年の情報過多により広告が話題になりにくく、またコンテンツの消費が早くなってきた
 人口減少と少子高齢化で新規の顧客が獲得しづらくなってきた
 企業は短期的な成果を優先することを求められる
 断捨離ブームやシェア文化で購入者が減ってくる
 広告はメインコンテンツに挟む妨害型

短期的な消費ではなく長期的な資産にシフトさせるファンベースが必要

ファンベース
 少数のファンが売上の大半を支えているのが現状(20:80の法則)
 ファンのLTVをあげることが収益の安定成長につながる
 ファンが次のファンを連れてきてくれる
 友人のおすすめなら買ってみようと思いやすい
 有料の広告ではなく自然な情報だからこそ信頼されやすい

まずはアンケートで現状把握をする
ファンと対話する
ファンミーティングでは偏愛している社員の司会、商品に関するクイズ、開発ストーリーの紹介、記念撮影
無理に全員をファンにしようとすると全員を失ってしまう

商品自体の価値を高めて共感、愛着、信頼を強める
自主的に自腹できてもらう
ファンであることに自信をもってもらう(他のファンの可視化、インタビュー)
ファンを囲い込もうとしない、しつこく広告しない
ファンから先に限定情報を公開していく
悪い評価にも真摯に向き合う
誠実に関わる
開発現場や仕事現場など、透明性を高くし開示する
社員こそ大切にして最強のファンにする
ファンはお客様ではなく対等な関係(自己紹介タイム、ニックネーム、スタッフと一緒に楽しむコンテンツ)
熱狂的なファンと共創し商品開発をする
等身大の人間らしい自分や組織をさらけ出すと共感されやすい
運営者が楽しむこと

人間関係は人の幸福や寿命に大きな影響を与える(ロバートウォールディンガー教授の75年間の研究結果)

コミュニティづくりやブランディングに関するおすすめの書籍

コミュニティの特徴と事例を知り、企業や個人でコミュニティをつくり、ブランディング化し、マーケティングとして収益を上げるために役立つ本を紹介します。

もしよろしければ、コミュニティづくりやブランディングの参考にしていただければと思います。

弦本 卓也

1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。

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