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【2020年版】GAFA(ガーファ)やGAFMA(ガフマ)に関する勉強ノート

目次

GAFA(ガーファ)、GAFMA(ガフマ)とは

GAFA(ガーファ)、GAFMA(ガフマ)とは

GAFA(ガーファ)とは、世界を代表するアメリカのIT企業4社をまとめて呼ぶ総称

  1. Google(グーグル)
  2. Apple(アップル)
  3. Facebook(フェイスブック)
  4. Amazon(アマゾン)

同様に、Microsoft(マイクロソフト)も入れてGAFMA(ガフマ)と呼ぶ場合や、Netflixを入れてFAANG(ファーング)と呼ぶ場合もある

GAFA(ガーファ)、GAFMA(ガフマ)の時価総額

これらの企業は、国家規模までに成長し、個人の生活や政治にまで幅広く影響をおよぼすようになってきた

順位Company会社時価総額
[10億ドル]
所在
1Saudi Arabian Oilサウジアラムコ1,684サウジアラビア
2Microsoftマイクロソフト1,359アメリカ
3Appleアップル1,286アメリカ
4Amazon.comアマゾン・ドット・コム1,232アメリカ
5Alphabet(Google親会社)アルファベット920アメリカ
6Facebookフェイスブック583アメリカ
7Alibaba Group Holdingアリババ・グループ・ホールディング545中国
8Tencent Holdingsテンセント・ホールディングス509中国
9Berkshire Hathawayバークシャー・ハサウェイ457アメリカ
10Johnson & Johnsonジョンソン&ジョンソン395アメリカ
(表) 世界の株式会社の時価総額ランキング(2020年4月時点)

サウジアラムコは、2019年12月に上場し世界の時価総額で1位に躍り出た

GAFA(ガーファ)の時価総額の合計は4兆ドルを超え日本のGDPに次ぐ世界3~4位の規模。GAFMA(ガフマ)の時価総額の合計は、5.3兆ドルを超えて、中国に次ぐ世界2~3位の規模となる

順位名目GDP
[10億ドル]
1米国20,580
2中国13,368
GAFMA5,379
3日本4,972
GAFA4,020
4ドイツ3,951
5イギリス2,829
6フランス2,780
7インド2,719
8イタリア2,076
9ブラジル1,868
10韓国1,720
(表) 世界各国の名目GDPランキング(2018年時点)

また、2020年4月末日時点では、GAFMA(ガフマ)5社の時価総額の合計は、日本の東証一部上場企業2,169社の時価総額の合計をはじめて上回った

(参考) 経済産業省

GAFMA(ガフマ)、GAFMA(ガフマ)の圧倒的なシェア

世界のブラウザでの検索シェアはGoogleが約92%(2020年4月時点)

(参考) statcounter

世界のモバイルのOSのシェアはAndroid(Google)が約71%(2020年4月時点)

(参考) statcounter

世界のスマートフォンからの利益シェアはAppleが66%(2019年)

世界のSNSのシェアはFacebookが約60%(2020年4月時点)

アメリカのEC市場のシェアはAmazonが38.7%(2020年2月)

(参考) eMarketer

GAFA(ガーファ)が共有する「覇権の8遺伝子」

No.遺伝子名GoogleAppleFacebookAmazon
1商品の差別化検索エンジンiPhoneSNSメディアECサイト
2ビジョンへの投資Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。地球上で最高の製品を作り、私たちが見つけたよりも良い世界を去ることに専念していますコミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する競合他社に集中するのではなく顧客にこだわること、イノベーションへの情熱、卓越した運営へのこだわり、そして長期的な思考
3世界展開
4好感度が高いブランド
5流通をコントロール人々の欲求の上流工程である検索を押さえている直営店、工場を持たない商品を生産しない自社製品化
6データを活用
7人材を集める力
8地の利
(参考) the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

Alphabet(Google親会社)の事業内容

Alphabet(Google親会社)の決算内容は以下

Googleセグメント

広告事業

  • Alphabetの売上の約9割を支えている
  • グーグル広告(広告主向け)、グーグルアドセンス(媒体向け)、アドモブ(アプリ向け)

クラウド事業

  • 2015年12月にクラウド事業としてGoogle Cloud Platformを開始
  • AmazonのAmazon Web ServiceやMicrosoftのWindows Azureを追いかけている

ハードウェア事業

  • Google Home、Pixelを開発
  • NESTや、HTCの開発部門の一部を買収

その他のサービス

  • Google Mail
  • Google Map
  • Google Drive
  • YouTube
  • Android
  • Google Play
  • Google Chrome

AI研究組織

  • Google AI
  • 2016年にモバイルファーストからAIファーストを掲げて移行している

Other Bets(アザーベッツ)セグメント

X(Google X)

  • ムーンショットと呼ばれる新規事業集団
  • Google社内または買収した会社などにより構成される

DeepMind(ディープマインド)

  • 2014年に買収したロンドンのAI開発企業
  • 碁でプロを負けさせた「AlphaGo(アルファ碁)」の開発でも有名

WAYMO(ウェイモ)

  • 2016年にX(Google X)の自動運転車開発プロジェクトから独立
  • 2019年に自動車大手のルノー、日産と提携することを発表

Google Fiber(グーグルファイバー)

  • 2011年からアメリカでインターネット回線の事業を展開

verily(べリリー)

  • 2015年にX(Google X)から独立
  • スマートコンタクトレンズの開発
  • 蚊を利用した感染症撲滅の実験など

Calico(キャリコ)

  • 2013年に設立されたバイオテクノロジーの企業
  • 長寿化や不老不死の研究をしている

SIDE WALK LABS(サイドウォークラボ)

  • 2015年に設立されたロボットやAI、IoTの研究機関
  • スマートシティを計画
  • CEOは米国同時多発テロの後のグラウンドゼロに関わった元ニューヨーク市副市長のダン・ドクトロフ氏

Jigsaw(ジグソー)

  • オンライン検閲、デジタル攻撃、ネット上のいじめを解決する技術を研究開発

chronicle(クロニクル)

  • 2016年にX(Google X)で誕生し2018年に分社化。サイバー攻撃被害を未然に防ぐセキュリティ技術を研究開発

GV(Google Ventures)

  • 2009年に設立。スタートアップに投資するコーポレーションベンチャーキャピタル

capitalG(キャピタルジー)

  • 2013年に設立。スタートアップに投資するコーポレーションベンチャーキャピタル

Appleの事業内容

Appleの提供サービス

  • iPhone
  • iPad
  • Mac
  • iPod
  • Apple Watch
  • App Store

Facebookの事業内容

Facebookの提供サービス

SNSのターゲティングの精度が高いことと、ディスプレイ広告や動画広告による露出の高さからGoogle以上に広告単価が高い

Facebook(フェイスブック)

  • 月間利用者数22億人
  • 広告出稿はあり

Facebook Messenger(フェイスブックメッセンジャー)

  • 月間利用者数13億人
  • 広告出稿はあり

Instagram(インスタグラム)

  • 月間利用者数10億人
  • 広告出稿はあり
  • 若年層を取り込んだSNSだったため買収

WhatsApp(ワッツアップ)

  • 月間利用者数15億人
  • 広告出稿はなし。今後の広告化が見込まれる
  • 若年層を取り込んだSNSだったため買収

Oculus(オキュラス)

  • VR端末
  • スマートフォンの次のデバイスとみて買収

Amazonの事業内容

Amazonの提供サービス

  • Amazon
  • Amazon GO
  • Amazon Web Service
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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。