2019年10月30日に、ガートナージャパンが「最新テクノロジーのハイプ・サイクル、2019年版」の日本版を発表しました。
目次
ハイプ・サイクルから見る世界の技術トレンド
ハイプ・サイクルとは
ハイプ・サイクルとは、ガートナー社が提唱する、テクノロジーの成熟度や潜在能力をプロットしたグラフのことをいいます。
テクノロジーの普及のライフサイクルにおいて、一度、流行期でピークをむかえたあとに、幻滅機で一気に冷え込み、その後に回復していくというと考えられています。
- 黎明期(技術の引き金、Innovation Trigger)
- 流行期(過剰期待の頂、Peak of Inflated Expectations)
- 幻滅期(幻滅のくぼ地、Trough of Disillusionment)
- 回復期(啓蒙の坂、Slope of Enlightenment)
- 安定期(生産性の台地、Plateau of Productivity)
ハイプ・サイクル(2019年日本版)
2019年は、IoT(モノのインターネット化)やAI(人工知能)、ブロックチェーン技術などは期待のピークを過ぎて、幻滅期に入ってきています。
一方で、5G(第5世代移動通信システム)やRPA(自動化)は期待が高まってきています。
ハイプ・サイクル(2019年世界版)
日本以外の国を含めた世界での技術トレンドとしては、2019年版では、5G(第5世代移動通信システム)やエッジアナリティクス、AI PaaSが過度なピーク期となりました。
ハイプ・サイクルをもとに、世界のテクノロジーのトレンドを分析すると、世の中のトレンドを理解する一助になります。ぜひ、参考にしてみてください!