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株式会社の起業前後でおこなった準備まとめ

今回は、株式会社を設立したあとにおこなった仕事の準備をまとめました。開業後はバタバタしますので、仕事に漏れがなくスムーズに取りかかることができるよう、リストアップしました。

起業する前に準備しておきたいもの

  • やりたいことの整理
  • 会社名の決定
  • 企業理念の策定
  • 会社概要のまとめ
  • 事業内容、ビジネスモデル
  • サービス名、商品名の決定
  • 印鑑作成

弦本のケースでは、印鑑はAmazonで安いものを見つけました。

角印、代表取締役の丸印、銀行印の3点セットで依頼しましたが、最近は銀行でも管理が面倒なため銀行印を使わないケースもあるようです。なお、一般的には法務局の印鑑登録では、通常は丸印の代表者印を登録します。

また、印鑑は請求書の管理をPDFでおこなうようにしたことから、白抜きされた印影が必要になりました。今回は一度白い紙に捺印をおこない、その紙をPDFに取り込みデータ化したうえで、印影のまわりの白地を地道にパワーポイントで白抜きしていきました。

名刺はラクスルを使用して購入しました。ラクスルではテンプレートからレイアウトをつくることができ、100枚で500円と送料とで作成ができました。

サービス名や商品名は、ドメインを探しながら決めるのもよいでしょう。ドメインはお名前ドットコムで、サーバーはさくらインターネットで、ホームページはWordPressで作成しました。

すでに商標権があるものは使えないため、念のため商標権がとられていないかも確認します。場合によっては商標権の取得の申請をしてもいいかもしれません。

自社のブログやSNSのアカウントも開設して、いくつか投稿しはじめておいてもよいでしょう。

起業した後に準備したいもの

  • ドメインの取得
  • 自社ホームページの作成(サーバーの契約、WordPressテンプレートの購入など)
  • メールアドレスの取得
  • 業務用パソコン、スマートフォンの準備
  • Microsoft Office365の契約
  • Googleアカウントの開設
  • Google Driveでの資料管理
  • 営業資料作成
  • 名刺作成
  • 契約書のフォーマット作成
  • 請求書のフォーマット作成
  • freee契約
  • 事務所契約

起業した後に準備したいものとしてあげましたが、、実は起業する前から準備をすることも十分にできるものです。起業してから動きはじめる方が多いと思いますが、事前にできることはしておくのがおすすめです。

副業が禁止されている会社員なども、実際の取引が発生する前のところまでは、準備していても副業にはあたらないのではないでしょうか。起業してから動きはじめようとするのではなく、スタートダッシュを早めるためにも、早め早めに準備しておいてもよいと思います。

その他の開業に関する手続き

他にも、会社の起業では様々な準備や手続きが必要になります。

新たに株式会社を設立する手続きは、こちらも参考にしていただければと思います。

今後も日々の業務のナレッジなどについても発信していこうと思います。引き続きよろしくお願いします!

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。