書籍『未来は5マスで考える』好評発売中!!

【2020/9/21】イギリスとドイツの銀行で詐欺グループの送金を認めていたスキャンダルが発覚したが、日本の銀行株への影響はなさそう

目次

世界中の銀行スキャンダルが発覚、銀行株が大暴落?

イギリスとドイツの銀行で詐欺グループの送金を認めていたスキャンダルが発覚したが、日本の銀行株への影響はなさそう

イギリスとドイツの銀行が、詐欺グループの送金を認めていたというスキャンダルが発覚した

  • 銀行は怪しい送金に対して、規制当局に報告をする義務がある
  • しかし、過去10年間もの間、配当を謳って資産を運用せずに回収した投資資金を分配するポンジスキームに利用されていることを知りながら、報告しなかったと報道された
  • 今回、アメリカの財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の捜査資料から、イギリス最大の投資銀行HSBCが2013年から2014年にかけて、8000万ドル規模の投資詐欺について知りながら、詐欺グループによる海外送金を認めていたことが分かった
  • 事件はすでに解決しているとのことだったが、HCBC銀行、ドイツ銀行などでは約4%の下落となっている

報道された銀行やアメリカの銀行株は数日は下落するかもしれないが、日本の銀行は下落しないかもしれない

  • HSBC銀行については、アメリカでは株式市場が開いたばかりだが、開いていた香港の株式市場では大きく下落していた。また、MACD、ストキャスティクス、RSIも下落の傾向を示している
  • ドイツ銀行やJPモルガンはアメリカの市場が開いてから下落しているものの、コロナショックからはすでに回復していたため、そこまで大きな下落ではなさそう
  • しかし、ドイツ銀行は下落のサインに転換してきているため、これからさらに下落する可能性がある
  • 今回取り上げられている銀行とアメリカの銀行のETFであるXLFの相関係数をみると相関があるため、XLFも1%~1.5%ほど下落する可能性がある
  • 一方で、日本の銀行のETFである東証銀行業株価指との相関係数をみると相関がないため、日本の銀行にまでは影響がないかもしれない

日本の銀行株は引き続き保有しておき、ヘッジとしてNASDAQのETFであるQQQを厚めに空売りしておくのがおすすめ

  • すでに解決しているニュースのため、短期的には数日は下落しても回復するかもしれない
  • 引き続き日本の銀行株は保有しておき、ヘッジとしてNASDAQのETFであるQQQを少し厚めに空売りしてリスクに備えておくのがおすすめ

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、勉強ノートを作成することにしました。

高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

書籍『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』の出版が決定!

2020年9月16日には、高橋ダンさんの初の著書である書籍『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』が出版される予定です。

書籍の内容については、こちらもご参考ください。

経済投資YouTuber高橋ダンさんのYouTube動画まとめ

高橋ダンさんの最新の動画のまとめはこちらをご覧ください。

また、カテゴリごとに分けた動画のまとめは、以下からご覧ください。

世界の金融市場

世界のニュース

心得

記事をシェアしよう
ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。