副業にかけられる時間が制限されている会社員。副業をはじめてすぐの立ち上げは、本業とのかねあいもあり大変だと思います。
そんなときに、サイトを購入して運営するという方法があります。
サイトのM&Aサイトを検索すると、数十万円~数百万円でも十分なサイトが購入できることがわかります。
一度サイトを購入すれば、その後の運営は副業でも取り組みやすいでしょう。
しかし、サイトの購入といっても、どのような点を気をつけたらいいのかが分かりづらいものです。今回は、2018年5月に弦本がECサイトの購入を検討した際に、作成した資料を共有させていただきます!
こちらの資料は、はじめての打ち合わせの際に持っていき、質疑応答に使用したものです。なお、商材は伏せさせていただきたく、資料はぼかしや文字に隠しを入れさせていただいています。
目次
まずは案件の検索をおこない、匿名でのやりとりをします。お互いに売買の意志が明確になってきたころに、実名でのやりとりをおこないます。
このときに、サイトのURLを教えてもらいます。そして、実際に対面で会って話すことになりました。
このとき、事前にサイトの情報を調べて、質問事項をまとめて行きました。サイトのメイン画像はこちらです。
パソコンとスマートフォン用の表示ができました。
ブランドの歴史については、売買仲介のM&Aサイトに記載があったものをまとめています。
サイトのURLや、取扱商品数など、サイトに記載されていた情報をまとめています。
また、サイトのURLがわかると、SEOの情報も調べられますので、ドメインの登録日や有効期限などを調べます。ドメインは古いほど信頼があるサイトに見られますので、SEO上は有利になることが多いです。
インデックス数(ページ数)や、検索されるであろうキーワードでの検索順位も調べておきます。
あらためて、サイトの構成を整理します。今回は、一般的なECサイトの構成です。
打ち合わせで議論がしやすいように、それぞれのページ階層の画面のキャプチャを用意しておきます。
また、近年はSNSの運営状況やフォロワーの状況も大切な情報なので、まとめます。
今回は打ち合わせの前に、アクセス数と売上を開示してもらえていたので、グラフにしました。
売上についても、時期ごとにバラバラだったため、あらためて整理しました。
時系列で、それぞれのサイトでどのぐらいの売上があったのかをまとめました。
また、実際にサイトを購入したあとは、自分で運営をしなければなりません。具体的な業務フローに関しては、口頭で確認する必要があるので、想定されるフローをまとめて、議論がしやすいようにします。
業務フローにあわせて、作業時間が決まるため、こちらも想定しておきます。
実際にかかる費用も、事前に洗い出しておきます。こちらも打ち合わせの際に、想定以外の費用がないかを確認します。このとき、想定に抜け漏れがあると、あとから想定外の支出が発生するため、慎重に確認します。
以上を踏まえて、収支計画を作成します。ECサイトの場合には、売上から諸費用を引くと、最終利益が計算されます。
また、今後の運営に向けて、競合の情報も整理しておきます。
一方で、今後の成長の要素として、テコ入れのできそうなアイデアを並べます。すでに行っていて効果がなかった可能性もあるため、議論の材料として持ち込みます。
事業拡大のために、商品の取り扱いを増やす案もあります。
これらの資料を作り、似たような事業をやっている友達複数名にもレビューをしてもらってから、打ち合わせに挑みました。
結局、思ったよりも費用対効果が悪いということがわかり、今回の交渉は決裂してしました…
ぜひ、サイトの売買を検討する際には、参考にしていただければと思います!
なお、今回はサイトの売買のお話でしたが、事業の売却も同様の流れでおこないます。
会社員が副業をするメリットについては、こちらで紹介しています。
また、会社員の副業の場合は、不動産投資もおすすめです。あわせて参考にしてみてください!