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【2020/3/13】今回の暴落はコロナウイルス感染症が引き金だが、もともとあった株式市場の景気後退なのではないか

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

株爆発・リーマン危機また始まった⁉ 高橋ダン Dan Takahashi 03/13/2020

今回の暴落はコロナウイルス感染症が引き金だが、もともとあった株式市場の景気後退なのではないか

相場が乱高下している現在は、素人もプロも何もしないべき

  • 状況も日々変わっている
  • これから金融危機がはじまると、美味しい相場がやってくるはず

リーマン・ショックは金融商品が原因で起きた暴落

  • リーマン・ショックの際はCLOやABSという、リスク商品を混ぜたバスケット商品が原因
  • バスケットに入れてリスクを分散させて高利回りにしていたが、サブプライムローンを中心に暴落した
  • VIX(ボラティリティ指標)は、リーマン・ショックのときには約3ヵ月で90に上がった(現在は3週間で90に近づいている)

今回の暴落はコロナウイルス感染症の発生が引き金

  • 死亡率は低いが感染力が高いため、メディアが話題にしやすい
  • もともと市場のサイクルが10年であった景気後退のきっかけになった
  • OPECが原油価格を約31%も下げたことも大きな影響を与えている(30年ぶりに偶然起きた別の事象)

レバレッジによる強制決済の仕組みや機械的なアルゴリズム取引が暴落を加速させているのではないか

  • レバレッジをかけて投資をするため必要な保証金が足りなくなったため、他のポジションを売って資金を確保させる必要が出てきた
  • 売りによりさらに価格が下落することで、さらに保証金が足りない人が出て、売りが加速していっている
  • リーマン・ショックのような新しい商品はそこまで多くは誕生していなかったが、レバレッジをかける技術が増えてきていたことが、暴落の要素となっている
  • 新しい商品はリスクが高いと判断されやすく、暴落のときにははじめに売られる。今回ビットコインはすぐに暴落した
  • アルゴリズムも売りを加速させている

株式のみが暴落しており、それ以外の商品は大きくは変動していない

  • リーマン・ショックでは全体が下がっていたが、今回は株式のみが暴落している
  • 今後波及していく場合でも、暴落の原因が収まると全体が収まっていくはず
  • 今回はコロナウイルス感染症が原因だが、中国では収まってきている
  • 株式は米国株、特にNYダウが原因なのではないか(アジア市場がオープンしているときは比較的落ち着いている)
  • 為替相場は安定している
  • 金もそこまで売られていない

金融緩和が進んだあとは、通貨量が増えるので、貴金属が上がる可能性がある

  • 金融危機が収まったときに、金や銀、プラチナ、ルテニウム、ロジウムなどの貴金属が上がっていくはず
  • 中央銀行が金融緩和を進めると、通貨の量が増えていく。通貨の量が増えると歴史的に貴金属が上がると予想されるため
  • ただし、現在は金も暴落する可能性があるため、急がない方がいい
  • 毎日買うべきものや売るべきものがあるわけではない。いまは何もせずに待つのが最もよい戦略
  • 暴落の相場で大きな損失を出していないことだけでも、投資で勝っていることと同様の状況
  • 米国のテクノロジー株を持っている場合には、リスクがあるので回復した際に少しずつ売っていくのがよい
  • これから1年後までに良い投資対象が出てくるので、よく寝てよく食べて、準備して待つこと
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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。