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【2020/3/19】株の暴落時には何もしない。余裕がある場合には、下落している商品を買う

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

含み損はどうする⁉ What to do when losing money in Stock Market⁉ 高橋ダン Dan Takahashi

株の暴落時には何もしない。余裕がある場合には、下落している商品を買う

ポジションを持っていない場合は、何もしないこと

  • 暴落の相場で、ポジションを持っていないことは幸運なこと
  • あとから良いタイミングが来る
  • エネルギーが高いときには手を出さない
  • せっかく勉強しているのに、何かをしなければという衝動を抑えて、自分への投資や学びの時間にあてる
  • ライオンのようにじっと待って、あとからくるチャンスに手を出す
  • 下落するナイフには手を出さない
  • どうしてもやりたいときはデモトレードをする

ポジションを持っている場合の短期的な対策

  • 人は損失が出ているときは、恐怖に対して逃げるか戦うかを選ぶ本能がある
  • 売って楽になりたい、買って損失を和らげたいと思うかも知れない
  • しかし、何もしないことが大事
  • どうしても売りたい場合には、短期的に回復したときに少しずつ売ることがおすすめ
  • 大きな後悔しなくて済むためには、ゆっくり買ってゆっくり売ることが大事
  • 全部を売ってしまうと、相場が回復したときに「あのとき売らなければよかった」と後悔してしまう
  • あらかじめ売る日の日付を買いておいて、それにしたがって機械的に売るのがよい

ポジションを持っている場合の長期的な対策

  • 長期的な投資をしている場合も、何もしないことがおすすめ
  • お金に余裕がある場合には、相場が短期的に回復したときに安全な商品を買うことがおすすめ
  • 手持ちの株の株価が下がっている場合には、反対の相場で動く債券が少し割安になったタイミングで買う
  • 次に上昇した場合には株式で利益を出して、次に暴落がある場合には債券で利益を出す
  • どちらに転んでも利益が出るようにバランスをとっておく

・おすすめは資産のポートフォリオの割合を決めておく投資

  • 長期投資として、あらかじめ向こう10年間で維持する資産のポートフォリオの割合を決めておく
  • 自分の性格やライフステージにあわせて自分で決めておく
  • 多様化させておいたほうが安全
  • 相場の変化で損をして価格が下がっている投資対象に積立投資していく

・ローリスクの例

  1. 株:40%
  2. 国債債券:30%
  3. 金:30%

・おすすめの例

  1. 株:50%(米国株ETFのSPYを25%、日本株ETFのDXYを25%)
  2. 国債債券:25%(TLT)
  3. 金:25%(GLD)

・ハイリスクの例

  1. 株:70%
  2. 国債債券:15%
  3. 金:15%
  • 向こう5年間は景気後退の可能性が高いため、安全な資産から投資していくのがおすすめ

市場が回復する可能性

  • 通常は、相場が不安定なときは、リスクの高い商品(仮想通貨、株式)から順番に売っていき、最後に安全な商品 (米国債、金) が売られていく
  • 相場が落ち着いてきたときは、安全な商品から順番に買っていき、リスクの高い商品が買われていく
  • リーマン・ショックのときにも、リスクの低い国債が売られてから、リスクの高い株式が遅れて回復した
  • 今回、米国債の30年債が売られてきているので、この先株式が回復する兆しがあるかもしれない
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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。