名古屋で100億円以上の個人資産をもち、会社経営をされている著者が書いた資産形成の1冊。スケールが大きすぎるため、遠い世界の話かと思いましたが、実際に読んでみると、世界と日本との比較や、長い時間軸で見る視点、お金にまつわる「隙間」の着眼点など、個人的に学びが多かったです。
世の中には、土地や建物を相続される地主さんもいると思いますが、そのような状況でなくても、正しい努力と勉強で、それ以上の成果を出すことができるのだとあらためて感じました。
今回は、書籍や筆者のブログを読んで、自分なりに要点をまとめてみました。
目次
融資は住宅金融支援機構の1択
※低コストで、満室になる1棟アパートまたはサービス付き高齢者向け住宅を建てる
※減価償却費とは、現金での出費を伴わない費用のこと。税務申告の際には経費として計上し、利益を減らせるため、税金が減る
(例)アメリカの築23年の木造住宅を2,000万円で買うと、毎年500万円の償却をおこない、4年で2,000万円を償却できる
そのため、日本と海外とで有利な税制を使い分ける
日本は最大67%(所得税+住民税は最高税率55%、社会保険料約10%と復興税2.1%)
(例)4,000万円の課税所得に対して手元に残るのは1,400万円
→海外は15%
日本は、相続税、贈与税が最高で55%
→海外は0%
土地のみ所有の場合は固都税(固定資産税と都市計画税をあわせた税金)が毎年土地評価額の1.7%
(例)60年間土地を持つと、その土地代を支払うのと同額(1.7%✕60=102%)
→海外は0%
日本は不動産の短期譲渡所得課税(39%)、長期譲渡所得課税(20%)
→海外は0%
日本は利子所得課税(20%)
→海外は0%
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