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経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート
2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。
そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。
とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。
「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!
高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。
経済・世界急減5つ証拠⁉ 5SIGNS WORLD ECONOMY DECLINING⁉ 高橋ダン Dan Takahashi
民間の信頼できる先行指数から、世界経済が景気後退する傾向がわかる
経済の測り方として、民間の信頼できるデータがある
経済とは、お金の動きのこと。人がものを作ったり、売ったり買ったり、動くときのエコノミクス
経済を測定する方法で、最もよく使われているものはGDP(国内総生産)。各国から毎年公表されている
世界の総生産の約70%は、5つの地域が占めている
- アメリカ
- ヨーロッパ
- 中国
- 日本
- イギリス、ドイツ
他の30%も、上記5つの地域からの影響が大きいため、この5つの地域を対象に計測するのがよい
情報源は政府以外の民間のデータの方が信用できる。特にアメリカのコンファレンスボード(全米産業審議会)がおすすめ
先行指数(リーディング・インディケーター)のデータを公開している
失業率
消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)
生産者物価指数(PPI:Producer Price Index)
小売売上高
プライム・レート
ディスカウント・レート
フェデラル・ファンド金利
個人の収入など
経済が下向きになる前に、先行指標が下向きになる
青の線で見る(赤の線は遅く動くもの)
アメリカの先行指数では、直近で下降の傾向で成長率がマイナスになってきている
- 2020年は成長率がマイナスになりかけている
- 2016年、2018年にもマイナスになりかけていた
ヨーロッパの先行指数では、2012年にも下落。2018年からすでに下降している
- 2012年にも大きくマイナスになっている
- 2018年以降、景気後退が続いている
中国の先行指数では、直近で大きく下落している
中国のGDPは滑らかに算出されているため政府が人為的に算出している可能性があり参考にならない
イギリスの先行指数では、すでに2017年から下落が続いている
- ブレグジットショックEUからの離脱が原因
- これから景気後退が進むはず
日本の先行指数では、たびたびマイナスに振れており、直近でも下がってきている
- 2011年の震災の際にも下落した
世界中の先行指数が下落する傾向にあるため、世界経済は停滞する可能性がある