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【2020/3/21】マネーサプライが増え、景気後退が進む今が、短期的にも長期的にも金を買うとき

目次

経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート

2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。

そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。

とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。

「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!

高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。

金を買うチャンス⁉ GOLD: a Chance to Buy Now⁉ 高橋ダン Dan Takahashi

マネーサプライが増え、景気後退が進む今が、短期的にも長期的にも金を買うとき

金は5~10年の長期間で見れば投資の対象となる

  • 株や原油は直近で相場が大暴落しておりリスクが高い。初心者が買うべき時期ではない
  • 一方で、金は長期で見ればリスクが小さいため、初心者でも買いやすい投資といえる

金をはじめとした貴金属は、通貨と商品の2つの側面をもつ特殊な現物対象

・通貨としての側面

  • 6000年歴史的に最も長く使われてきた通貨
  • 政府通貨の代表通貨である(中国やロシアでも歴史的に認められてきた)
  • 国連にも通貨として認められている

・商品としての側面

  • 機械やコンピューターの部品
  • 宝石

・貴金属の主な種類

  • 金、銀
  • 白金貴金属(プラチナグループ)…白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、インジウム
  • 他の珍しい貴金属(レニウム、テルル、インジウム、ビスマス)

金の価格を決定するのは、世界のお金の供給(マネーサプライ)

  • 世界の通貨供給量(マネーサプライ)は国の発行する現金の金額と、国の借金の金額をあわせて計算するべき
  • 短期的には経済が不安定なときに上がることから、恐怖指数としての役割もある
  • 世界の通貨の60%は米ドルのため、アメリカの中央銀行(FRB)が出している金の価格を見るのがよい

・金のトレンド

  • 100年前は約30ドル、現在は約1,500ドルと長期では上昇トレンドといえる
  • FRBのデータでは、1980年代には上がったが、現在は1970年代と同水準となっている
  • しかし、実際には近年はマネーサプライが大きくなっているため、相対的に見ると金の価格が上がる可能性がある
(出典)FRED
  • 現物商品÷現物でない商品の割合で見ると、現物商品は一般的に割安の状態
画像
(出典) Twitter

マネーサプライが増え、景気後退が進む今が、短期的にも長期的にも金を買うとき

・短期的に見て金を買う理由

  • 株での損失の追証により現金が必要となり、安全資産である金を売っている人が増えている
  • 米国や欧州をはじめ各国の中央銀行がおこなっている緊急利下げや緊急緩和で、マネーサプライが増えるはず。それにともない金の価格が上がってくる
  • 世界的に景気後退がつづく見込みのため、金の価格が上がる可能性がある

・長期的に見て金を買う理由

  • 他の商品とは異なり、政府が供給を操作することができない商品(科学はそこまで発展していない)
  • 需要と供給のバランスで見ると、供給が固定されているため長期的に価格が上がりやすい
  • 年金でもらう金額が相対的に下がっているときには、金の価格が上がっているはず。そのときの保険として、金を持っておくべき
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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。