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経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート
2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。
そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。
とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。
「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!
高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。
バフェット、ゴールドマンサックス株、大量売却 ? Warren Buffett Sells Banks⁉【ENGLISH & 日本語】Dan Takahashi 高橋ダン
銀行株はバークシャー・ハサウェイの売りの影響では下がっていないが、コロナショックからの回復には時間がかかりそう
バークシャー・ハサウェイが銀行株を売ったというニュースが報道されたが、大きな影響はなさそう
- ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイが銀行株を売ったというニュースが出た
- しかし、この2~3ヵ月間でバークシャー・ハサウェイは、航空会社4社、銀行2社、旅行会社1社、エネルギー会社1社の株を売っており、銀行株だけを売っているわけではない
- また、公表されたのは最近だが、ここ数日で売ったわけではなく、2020年1月~3月の期間のなかで売ってたもの
- バークシャー・ハサウェイが2020年1Qで過去最大の損失を出していたため、株を売ることでポートフォリオを整理したかったのではないか
- バークシャー・ハサウェイは株式を売るのはあまり好きではないが、長期的な判断だったのであろう
- バークシャー・ハサウェイの戦略は長期投資で集中投資をしているが、銀行株はバークシャー・ハサウェイのポートフォリオの大部分を占めていたわけではない
- そのため、そこまで大騒ぎをするようなニュースではないだろう
ニューヨーク市場の銀行株をテクニカル分析すると、市場平均と比較して回復していないまま
- ニュース市場の銀行株のETFであるXLF(Financial Select Sector SPDR Fund)をみると、S&P500よりもコロナショックの下落から回復しないままでいる
- ニュースの発表後にも銀行株は少し上がっただけであり、あまり影響はなかった様子
日本の銀行指数も同様に下落して回復していない。今後も上昇には時間がかかりそう
- 日本の銀行指数である東証銀行業株価指数連動型上場投資信託(1615)をみると、ニューヨーク市場と同様で日経平均株価と比較してコロナショックの下落から回復しないままでいる
- 銀行は、金融緩和があるときに、金融機関に対しては株式指数が上がるメリットがあるが、ビジネスモデル上、短期でお金を借りて長期で貸すときの金利の差が小さくなってしまうことから利益が出づらくなってしまうデメリットがあり、回復がしづらいと考えられる
- 日本は国のGDPと比較して最も国債の購入学が多く、金融緩和の規模も大きいため、とくに回復が遅れている
- 銀行株はもともと動きがそこまで激しくないが、今後市場全体が下がる場合でもそこまで大きくは下がらないだろう
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