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週刊ビル経営に掲載していただきました!(その9)

ビルに集う人たちでエリアを活性化へ

弦本ビル
オーナー
弦本 卓也氏

「弦本ビル」は2015年に購入し「職住食」が一体となったビルとして運営しています。1階には前オーナーからつづく飲食店が入居し、2階にコワーキングスペース「TOKYO PRODUCERS HOUSE」、3階を3社のテナントが入居するオフィス区画、4~5階は「TOKYO PRODUCERS HOUSE」会員などが住むシェアハウスとなっています。稼働も順調です。最近3階の1つのテナントが退居したのですが、SNSで呼び掛けをしたらすぐに反応をいただきました。2016年の運営以来、満室状況が続いています。そのなかで2階のコワーキングスペースは見える形で変化しています。2015年スタート当初の会員は次のステップへ移った人も多くいます。加えて、様々なイベントの開催や2度の書籍出版を通して来訪された人も多くいらっしゃいます。エリアのなかでの「場」としての認知度も徐々に上がってきたと感じています。周辺環境も少しずつですが、変化してきました。2018年春には当ビル隣に「ナインアワーズ」がオープンしました。大型の開発ではないですが、宿泊客には外国人の方も訪れているようで、エリアの賑わいにもつながっています。また大型再開発に伴ったイベントも行われています。当ビルが関わった事例としては、地域のイベントである「神田錦町音楽祭 OUR MUSIC FESTIVAL2017」では会場提供するとともに、実行委員会にも参画いたしました。現在、 住友商事が神田錦町界隈で展開している街づくりでは、音楽がひとつのコンテンツとなっているようで、このイベントを通しての盛り上げを行いたいとのことでした。当時2階の会員に音楽活動をしていた人がいたので、当ビルにとってもエリアの活性化と会員の活躍の場の提供につながると考え参画しました。「弦本ビル」としても今後新たな動きを模索していきたいと考えています。

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ABOUT US
弦本 卓也
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して、スーモのメディアづくりを7年、その後にエンジニア組織の組織づくりを4年行う。 また、リクルート社内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ部長を務める。不動産投資に関する情報交換や物件見学のワークショップなどを行う。 入社2年目に新築一戸建ての広告を取り扱う部署に異動したことをきっかけに、「いい企画を作るためには、まずは自分で経験したい」という想いから個人で新築一戸建てを購入。その翌年には売却分野を担当したことをきっかけに売却も経験。マンションの売買なども行い、11年間で11回の引っ越しを経験。 「新しい住まいや暮らしを自ら探究したい」という気持ちで購入した東京都千代田区の神保町の中古ビル「弦本ビル」は、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアハウス、飲食店が入居する複合ビルとなっており、20代を中心とした若手社会人や学生のやりたいことを実現する場所として注目を集めている。3年間で延べ1万人以上の来場者を記録し、家賃年収1,400万円を達成しながら満室経営を続けている。 お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて株式会社を3社創業。うち1社は売却し現在は2社を経営している。他にもエンジェル投資家として若手実業家の支援を手がける一面も。 日経新聞や不動産業界紙、書籍や雑誌、テレビなどでも多数の注目を集めておりセミナー講師なども行う。宅地建物取引士を保有。