経済投資YouTuber高橋ダンさんから学ぶ投資の勉強ノート
2020年1月以来、コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、株式市場の暴落やその後の乱高下で市場が騒がれています。
そのような状況のなかで、高橋ダンさんのYoutubeチャンネルでは、市場予測の的中の精度が高いだけでなく、鋭い観点や幅広い知識をもとに本質的な経済予測や投資手法が学べると思い、今回勉強ノートを作成することにしました。
とくに、高橋ダンさんがウォール街で実際に経験したリーマン・ショックからの学びや、暴落に対する向き合い方は、必見です。
「投資の勉強ノート」をきっかけに、高橋ダンさんのファンが増え、また投資や金融に興味を持つ人が増えればと思います!
高橋ダンさんの詳しいプロフィールはこちらです。
Buy Platinum? プラチナを買う⁉【ENGLISH & 日本語】Dan Takahashi 高橋ダン
金よりも割安なプラチナのETFであるPPLTを長期的に積み立てていくのがよい
プラチナは歴史が浅いが、金や銀と同様に通貨として認識されている希少な元素
- プラチナは日本ではあまり馴染みのない投資のようだが、投資商品として魅力的なもの
- プラチナが発見されたのは1748年で、最近発見されたもの。金が6,000年前であることと比べると300年も経過していない
- プラチナは、希少な金属の元素のひとつだが、地球上では、南アフリカで80%が産出されている
- プラチナは、金、銀と同様に国連から通貨として認識されている
- 地球上の元素の埋蔵量をみると、金とプラチナはほぼ同量が埋蔵されており、同じぐらい希少
- プラチナにもETFがあり、現物を買うのが難しい場合でも投資がしやすい
プラチナはチャートを分析すると上昇トレンドであり、金と比較しても50%ほど割安
- プラチナは、長期的にみると2008年のピークからリーマンショックで80%ほど下落してから回復してから下がっている
- 短期的にみると、コロナショックで株式市場と同様に下落してから半分ほどまで回復をしてきている
- 取引量をみてみると、直近や1~2日前に買われて上昇しているときに、取引量が増えている
- 820を突破すると、大きく上昇する可能性があるが、突破しそうに見える
- MACDをみると、1~2日前に早い線が遅い線を追い抜いているので、これから上昇しそう
- ストキャスティクスは、直近で何度も交差して、チャートと連動していないため、なんともいえない
- プラチナは貴金属の仲間のため、金や銀と連動しやすい。金や銀と比較をすることが大事
- 銀の先物は、ここ2日間で取引量も多く、上昇し25日移動平均線も50日移動平均線も大きく上回っている
- 金の先物も、ここ2日間で取引量も多く、上昇し25日移動平均線も50日移動平均線も大きく上回っている
- プラチナの先物は、まだ取引量が増えておらず、上昇し25日移動平均線も50日移動平均線も大きく上回っていない
- 金と銀は、直近では大きく上昇しているが、プラチナはそこまで上昇していない
- 貴金属のポートフォリオのなかでは、プラチナは金や銀から多様化のためにヘッジされることがある
- ポートフォリオのリバランスのために、これから金を売ってプラチナを買う動きがありそう
- 「プラチナの価格÷金の価格」で計算をすると、1~2日間ではプラチナは上昇してきている
- 30年以上の期間の長期的なグラフをみると、過去には「プラチナの価格÷金の価格」1前後であったにもかかわらず、直近では0.5に下がってきており、プラチナは金よりも半分ほど割安になってしまっている
- 今後、比率が1に戻る可能性がある。プラチナは現在よりも相対的に価格が2倍になる可能性がある
初心者はプラチナのETFであるPPLTを買うのがおすすめ
- 初心者はプラチナのETFであるPPLTを買うのがおすすめ
- プラチナは取引量が小さいため、積立で少しずつ買っていくのがよい
- 「プラチナの価格÷金の価格」が0.7や1.0になるまで積み立てていく
- プロであれば、短期的な取引をしてもよい。その場合には、プラチナのETFに追加で先物を買うのがよい
- 先物は手数料が高いため、手数料の安い証券会社を探すのがよい
- CFDは費用が高いためおすすめしない
※筆者注:国内の証券会社では、プラチナのETFであるPPLTは取り扱っていない可能性があります。SBI証券と楽天証券では、純プラチナ上場信託(1541)、WisdomTree 白金上場投信(1674)の2種類しか取り扱いがないようです。個人的には、海外にも取扱所があり、世界的に取引量の多いWisdomTree 白金上場投信(1674)がよいのではないかと思います。
2020年5月17日の補足
- プラチナは自動車の部品としても使われるため、自動車の需要とも関係がある
- しかし、現状では需要よりも供給のほうが影響が大きいため、供給側をみるのがよい
- 供給側でみると、プラチナは、埋蔵している場所が南アフリカで、とくに郊外に鉱山をつくるには危険なところ
- 鉱山では1,000m以上掘らなければいけないが、機械を入れるために人が降りなければならないこともあり、人の命にも関わるため人件費がかかる
- ロジウムやルテニウムはすでに高騰しているが、それらに比べて現状では供給量がまだ少ないため、これから金額が上がっていく可能性がある
- 購入は、アメリカドルが基軸になっているETFがおすすめ。ドルの方が流通量が多いため
- 複数のETFがある場合には、リスクを分散させておくために、日本のETF、アメリカのETF、現物、などに分けて多様化しておくのもよい
※筆者追記:貴金属に対するその後の考え方は、以下をご参考ください
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