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アメリカ株価が史上最高値?【売るべきか?】
アメリカの株式市場が最高値を更新すると話題になっているが、短期的には暴落を恐れる必要はない
アメリカの株式市場は、まもなく最高値を更新すると話題になっている
- アメリカの株式市場をみるときには、価格の単純な平均をとったNYダウよりも、価格の比率を加味しているS&P500の指標をみるのが一般的
- まもなくアメリカの株式市場は、コロナショック前の水準に戻り史上最高の株価を記録するところ
- S&P500の価格をみるときにはSPXをみるのがよい
- 過去にも、2018年4月、2019年9月などで、過去最高価格に達したときに約10%近くの暴落したため、今回も暴落をするのではないかという懸念が広がっている
S&P500のチャートとポジションを分析すると、過去の最高値更新後の暴落とは状況が異なる
- ローソク足をみるとそこまで大きなパターンはない
- S&P500の取引量をみるときにはSPYをみるのがよいが、夏枯れ相場のため取引量が増えておらずあまり役に立たない
- トレンドが長くなっていることから、MACDを変数16、36、12でみると、少し上昇していく傾向になっている
- ストキャスティクスを変数42、9、9でみると、同じく少し上昇していく傾向になっている
- RSIを変数14でみると、上昇している傾向がつづいている
- そのため、短期的には日足でみると強くはないが上昇をしていく傾向を示している
- 長期的に分析するときには、週足でVIXをみるのがよい
- S&P500が過去に史上最高値を更新した直後に下落した2018年9月、2019年3月をみると、VIX(ボラティリティ)が低いところから上がっていた
- 直近ではまだ当時の水準まで下がっていないため、当時のようにVIXが大きく上がり、株価が暴落する可能性は低いかもしれない
- 今回の頃なショックでは、ボラティリティのボラティリティであるVVIXをVIXで割った割合(VVIX÷VIX)が、株式市場よりも先に動いていることがわかった
- 2018年9月、2019年3月をみると、いずれもVVIXをVIXで割った割合(VVIX÷VIX)は下落トレンドだったが、現在は上昇トレンドとなっている
- 株式市場のネットポジションを分析するときには、Asset Mgrの値をみるのがよい
- 過去に下落していときには、その1週間ほど前にポジションが先に下がっていることがわかる
- しかし、現在はポジションがまだ低い状態のため、これから下落する幅はそこまで大きくない
- そのためこれから短期的に下落する可能性は少ないのではないかと考えられる
短期的には、暴落を恐れる必要はない。遅れて上昇する可能性のある業界に注目するべき
- 史上最高値を更新したニュースとともに、暴落が囁かれて恐怖心をあおられるかもしれない
- しかし、短期的には暴落の可能性が小さいため、慌てて売る必要はない
- 一方で、S&P500が下落しそうではないからといって、慌てて買う必要もない
- これから狙うべきは、S&P500ではなく遅れて上昇する可能性のある金融株や航空株などの業界をみつけて買うのがおすすめ
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